青銅ランプの呪



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初公開日(参考)1983年12月
分類

長編小説

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青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))

1983年12月23日 青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))

女流探険家がエジプトの遺跡から発掘した青銅ランプ。持ち主が消失するという言い伝えどおりに、イギリスへ帰国したばかりの考古学者の娘が忽然と姿を消す。さらに!? 本書は、カーがエラリー・クイーンと一晩語り明かしたあげく、推理小説の発端は人間消失の謎にまさるものなしとの結論から書かれた作品で、中期で最も光彩を放つ大作! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

青銅ランプの呪の総合評価:6.36/10点レビュー 14件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

もっと書き方に工夫すればあるいは傑作だったかも?

魅力的な謎を魅力的な論理、魅力的な解明で解き明かしてこそ、本格推理小説は引き立つ。そして謎が魅力的であればあるほど、読者の期待が否が応にもその解決に集まり、増していく訳だが、本作は果たしてどうだろうか。
屋敷に着いた途端にコートと渦中のランプを残して忽然と姿を消し、しかもその屋敷には隠れ通路や隠し部屋などは存在しない、これほど条件を限定して、しかもそれが一度ならず二度も起こる。

内容紹介文にカーがエラリー・クイーンとミステリについて語り明かした末に行き着いた最高の謎、人間消失に挑んだこの作品で、上記のように確かに謎の魅力はどんどん高まるのだが、その真相の魅力が逆に小さく、期待しただけに終わったというのが正直、私の感想だ。

そして第二の失踪事件の謎。これは良かった。犯人の意外性も素晴らしく、またその動機も面白い。しかしある一点のみ説得力に欠ける(詳細はネタバレにて)。



▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

青銅ランプの呪の感想

カーが扱う人間消失もの。不可解な怪奇を期待してしまうが中身は日常の謎っぽい。
実際は違うが、事件は人騒がせな内容のドタバタ劇を読んだ感じである。

▼以下、ネタバレ感想

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Ariroba78
5M53WTS6
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.12:
(5pt)

ディクスン名義随一の面白さ・・・だと思うんですけど

他レビューとのあまりの落差に驚き、先日読み直しましたが、私の感性では、ディクスン名義では随一の傑作という評価は変わりませんでした。
人間消失をテーマにした中では、中編「妖魔の森の家」と双璧をなす出来栄えだと思います。
これと同じくらい感激した人間消失テーマの作品は、ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」です。こっちの評価はどうでしょう?
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))Amazon書評・レビュー:青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.11:
(3pt)

カーのファン向けの作品

本作品は、1945年発表で、カーター・ディクスン名義の作品としては、第20作目にあたります。

冒頭に掲げられたエラリー・クイーンへの献辞からも明らかなとおり、著者がエラリー・クイーンと推理小説について語り合い、「人間消失」が魅力的な謎だという結論に達したことから、生まれた作品です。

エジプトの王墓を発掘したセヴァーン卿達。
その遺物のひとつ、「青銅ランプ」を娘のヘレン・ローリングが、イギリスへ持ち帰ろうとしたところ、謎の占い師が、彼女は、呪いにより、自分の部屋に辿り着けないことを告げる。
果たして、ロンドン郊外の邸宅に到着したヘレンは、屋敷へ入った直後、姿を消してしまう。
屋敷内の捜索でも発見されず、外に出た形跡も見当たらない。
一体、どうやって姿を消したのか?

推理小説界の巨匠、エラリー・クイーンとの話し合いの結果生まれたという経緯から、そのトリックにはどうしても期待してしまいますが、正直なところ、あまり期待しない方がよいと思われます。
「消失トリック」としての出来は、いまひとつに感じられました。

しかし、どうやって消失したか、というハウ・ダニットとは別に、「なぜ消失したのか?」というホワイ・ダニットの部分については、なかなか楽しむことができました。

また、1941年発表の「殺人者と恐喝者」では、自伝の作成にいそしんでいた、名探偵ヘンリ・メリヴェール卿が、本作品では自分に関する記事のスクラップ・ブック作りに邁進しているというエピソードが随所に挟まれ、探偵の個性は豊かに描かれていたと思います。

──そのような訳で、本作品は、カーのファン向けの作品と言えるでしょう。
本格ミステリとしての、「トリックに驚いてみたい」という方には残念ながら、物足りなさが残るのでは。
逆に、ヘンリ・メリヴェール卿の「アクの強さ」に惹かれているのであれば、楽しみながら通読できる作品に仕上がっていると感じています。
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))Amazon書評・レビュー:青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.10:
(3pt)

それなりに、楽しめるのでは?

カーの作品なら仰々しい設定も当然の事と言えるので、その辺りは、読み手が許容範囲とするか否かに依るだろう。

それよりもこの作品の欠点は、推理小説を読み慣れていてある種のパターン的な物を察知し易くなっている読者には、最初から大筋が予測できてしまう所である。

しかしそれでもなお、ディテールがどう繋がって行くのかという期待感を持ちながら読み進められる点は、評価しても良いのではないだろうか。

根本的な欠陥もあり、高い評価はできないが、最後まで楽しく読めるという点で個人的には好きな部類に入るので、星3つとした。
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))Amazon書評・レビュー:青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.9:
(2pt)

できすぎというか人をくったような

皆さんとほぼ同じく、できすぎというか人をくった様な作品でしょうか。

謎の仕掛けは興味深いし、伏線もあちこちにめぐらしてあって巧妙に書かれているとは思うのだが、肝心の消失トリックがうさんくさくて眉唾物。

エラリー・クインに捧げられた大作ということで、かなり大がかりな仕掛けを想像したのだが、どちらかというとニヤリとさせられるようなブラック・ジョークのような作品。

恐怖の心理描写など少し冗長な感じはするが、考えることなく脱力したまま筋を追っていけば、そこそこ楽しい作品ではないかと思う。

無名の筆者であれば★3つくらいが妥当だと思えるが、大家カーの作品ですから、★は1つマイナスでしょうか。(これに★3つだと、他のカーの作品が評価しづらくなります。)
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))Amazon書評・レビュー:青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.8:
(4pt)

できすぎてますってば。

こんなにできすぎてしまっている
作品があっていいのでしょうか。
それは結末部分を見れば
わかることでしょう。
一言言えば「くさいミステリー」です。
いや、くさいというかもはやコメディといっても
よかろうかと。
この事件を考えることは
あまりよろしいことではないので
無理して考えずにただ読み進めるだけでいいでしょう。
到底真相は予想しづらいでしょうから。
そしてファン作品でもあるこの作品
もちろんH・M卿大暴れです。
作品を出すたびに彼は凶暴さを増していきます。
恐怖の魔王にでもなるつもりでしょうか?
あくまでもファン作品、
奇書という扱いで読んでください。
ミステリーとは言いがたい作品です。
推理小説好きの人は
読むことを推奨しません。
ファンということで星は4つですが
普通の人には2.5〜3の間の評価でしょう。
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))Amazon書評・レビュー:青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069



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