ビロードの悪魔
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ダラダラと訳のわからないことが書かれていました。 | ||||
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主な舞台が17世紀後半の英国なので、当時の時代背景を知らないと楽しみが半減すると思います。残念ながら無知な俺は半減した部類です; | ||||
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カーの歴史ミステリの中、いやカー全作品の中においても屈指の面白さを誇るのが本作。私的カーベスト5、いやベスト3に入る作品と断言しよう。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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カー好きな方は是非ご一読下さい!日本の大御所ミステリー作家でも最後は歴史物に挑戦したいらしく、自分で作り出した謎より、過去の歴史的謎の方に最後は挑戦したくなるのではないでしょうか? 歴史物というと、その時代に書かれたものが真実味があると思いますが、実はその時代の社会的背景で書けないことがあります。そんなタブーを現代から見て真実を語れることがあることを教えられました。カーにとって充実し乗って描かれた作品だとおもいます。 | ||||
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ジョン・ディクスン・カーは不可能犯罪の巨匠と言われている作家です。 両大戦間のいわゆる探偵小説の黄金時代にデビューし、数多くのトリックを生み出して、一時代を築いた正に巨匠ですが、本国では忘れられつつある作家です。しかし、ここ日本では現役の新本格派の作家が影響を公言して称揚された事(熱過ぎて却って贔屓の引き倒しと思う時がありますが…)で、再評価著しく、未訳作品の翻訳や旧作の新訳出版が続いています。 1950年に発表された本作は作家活動の後半の作風を占める事となる歴史ミステリです。 その歴史ミステリですが、著名な作品『時の娘』のように、史実の謎を残されたデータを基に本格ミステリとして再構成したものと、ある年代を舞台とした時代小説の要素の濃いものの二つに大別できます。 カーの場合は、前者は『エドマンド・ゴッドフリー殺人事件』があるのみで、後者が多くを占めます。 本作は、その代表作であり、後続の作品でもカーが好んで使うタイムスリップを用いた最初の作品でもあります。 物語の舞台は英国の王政復古(1660年~1688年)のチャールズ2世の治世下です。 かなりの英国の歴史の好事家で博識なカーですが、取り分けこの時代にかなり思い入れがあるらしく、本作の他にも前述の『エドマンド…』や『深夜の密使』でも扱っています。 しかし、実社会でも保守的で王党派を自認するカーですが、認知した子だけでも14人というただの好色男とも思えるチャールズ2世を好意的に凛々しい名君然と描いているのは興味深いです。 恐らく創作ではリアリズムを忌避して、過ぎ去った時代に思いを馳せるロマンチストであるカーなので、多くの王が流転の生涯を辿ったスチュワート朝に多いに共感した為と思われます。(その証拠に後のハノーヴァ朝を嫌っています) 歴史学者のニック・フェントンは、1925年の現代から1675年にタイムスリップする事を悪魔に望みます。 同名の貴族ニコラス・フェントン卿の妻を狙う毒殺者から救うため歴史を変えに―。 物語は、剣戟やロマンスがありながら、肝心の毒殺へのタイムリミットが迫っていく中、それを阻止できるのか、というクライマックスに向かい絞め上げるような盛り上がりを見せます。 しかし、意外な結末が… 本格ミステリの驍将のカーだけに、意外な毒殺の犯人を用意していましたが、これには賛否分かれると思いますね。 自分は伏線も張ってあるし、タイムスリップ物という特質を生かした結末だと納得しましたが。 ともあれ、カーの歴史ミステリでは、ベスト3を争う佳作としてオススメします | ||||
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ディクスン名義を含むカーの著作全ての中で、「火刑法廷」に次ぐものであると思います。 当方はミステリ、冒険小説、SFなどをつまみ食いしてきたやや邪道なミステリファンですが、 この作品はデュマの「ダルタニャン物語」の系譜を継ぐチャンバラ小説として楽しませて頂きました。 カーの愛読書は「三銃士」で、彼の歴史物はその世界を自分なりに再現しようという試みであると私は思っているのですが、 その試みはこの作品で確実に成功しています。それも異色の解決というおまけをつけて。 17世紀イギリスという馴染みのない舞台での時代考証を要求されるのがネックですが、とにかく無類に面白い「読物」ですので、我慢して読んでください。 主人公の性格が好きになれないという意見もありますが、 カーはシチュエーションの作家ですので、キャラクターに関する不満は「味」と割り切って純粋に物語を愉しむのがいいでしょう。 本格への興味が薄れても、手元に置いておきたい本の一つであると思います。 | ||||
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しばらく前に購入したので、また読み直してみようと思います。確か面白かった記憶が・・・ | ||||
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ディクスン・カーの歴史ミステリーの諸作の中でも一番の出来では。廃版なのが残念なぐらい、秀逸な出来栄えです。 | ||||
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