黄昏の彼女たち
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第一次大戦後のロンドン近郊の町が舞台です。大戦で多くが失われ、主人公のフランシスなどは上流階級のお嬢様でありながら経済的に困窮し、歳を取った母親と二人で希望を見出せない生活を送っています。 フランシスは生活の糧を得るために下宿人(夫婦)を受け入れることにしますが、なんと奥さん(リリアン)と恋に落ちてしまいます。二人が恋に落ちるまでは自然な流れで書かれていました。 女性達の愛はきらめくようで、二人がスケートに行く場面は純愛爆発です。フランシスがリリアンに髪を切ってもらう場面も良かったですね。心の動きが非常に細やかに描写されていました。 対照的に旦那さんはこれでもかと醜悪に描かれています。下巻で急転直下の大事件が起きます。 | ||||
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上巻とは打って変わって、ひたすらヒヤヒヤドキドキする展開です。 破滅への恐れ、心から信じていた恋人への暗い疑念と怒り。神経が擦り減り、耐え難い緊張が続きます。 読む方も疲れるのですが、早く苦しみから逃れたくてページを繰る手が止まらなくなります。 当初はフランシスがリリアンを守っているように見えたのに、二人の関係が変わっていきます。結局、弱々しくて可愛い女なんていないんですね。 | ||||
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身勝手で浅はかな二人の女の言動にライラします。 それに耐えられる方は読めばそれなりに面白いと思います。 | ||||
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前半のメロドラマ調の展開にどうなんだろうと懐疑的に読み進めましたが後半は怒涛の展開。ページをめくる手が止まりません。物哀しい未来を予感させるラストも見事です。事件が起きるシーンは詳しく書けませんがリアル過ぎて怖くなりますね。 | ||||
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サラ・ウォーターズの本は最初の「半身」が翻訳されて以来、熱心なファンで翻訳される都度、読んできました。 一番おもしろかったのが「荊の城」で、波乱万丈の物語で、もう夢中になって読みました。 翻訳が良いのかもしれませんが、どにかく文章力の優れた作家です。 「夜愁」「エアーズ家の没落」とだんだん純文学の傾向が強くなり、ミステリー・サスペンスを期待している人には、ちょっとがっかりでしたが、それでもじっくり書かれていて、ディテールがすごいです。 最新作である本作を読んで、上巻の第1部は、ちょっと読み通すのがしんどかったですが、第2部から、物語が動き始めてラストに向かって、もう一瀉千里という感じで、白熱化してきます。 舞台はたぶんロンドン郊外の住宅地で、フランシスという娘さんと母の二人暮らし、時代は第一次大戦の後の時代、でもあまり時代を感じさせるような風俗は書かれておらず、現代と思っても不思議ではない、そんな感じです。 母の夫とか、兄弟は戦争で死んだらしく、残された家で食べて行くために下宿人を募集し、バーバー夫妻、レナードとリリアンという人が入居し、一つ家に4人が暮らす生活が始まります。 最初は仲の良い夫婦のように見えて、交際が始まりますが、だんだんそうでもないような空気が立ち込めてきて、そして事件が起きます。 これから先は言えませんが、女性同士のエロイ場面が出てきて、私など唾をのみました。 その辺の描写は素晴らしいです。 でも、これをミステリーと言えるかとなると、ちょっと疑問でした。 謎解きも一切ありません。 普通の物語です。 よくありそうな話です。 途中から「ああ、そういう話ネ」と思いました。 それにしても、上下2巻で800頁は長すぎる、もうちょっと何とかならないか、と思いました。 特に前半の背景説明と、プロローグは長すぎる。 何度も、放り投げようと思いました。 | ||||
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