夜愁



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初公開日(参考)2007年05月
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長編小説

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夜愁〈上〉 (創元推理文庫)

2007年05月01日 夜愁〈上〉 (創元推理文庫)

1947年、ロンドン。第二次世界大戦の爪痕が残る街で生きるケイ、ジュリアとその同居人のヘレン、ヴィヴとダンカンの姉弟たち。戦争を通じて巡り合った人々は、毎日をしぶとく生きていた。そんな彼女たちが積み重ねてきた歳月を、夜は容赦なく引きはがす。想いは過去へとさかのぼり、隠された真実や心の傷をさらけ出す。ウォーターズが贈るめくるめく物語。ブッカー賞最終候補作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

夜愁の総合評価:7.08/10点レビュー 13件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

文芸もの

雰囲気がある。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(4pt)

ミステリーではない。

「茨の城」が大好きで、ミステリーだと思って読み進めましたが、まさかの文芸作品でした。

が、やはり文章力も翻訳も素晴らしく、最後まで一気に読み進めました。
過去に戻っていく物語なのですが、ラストまで読んだ後に最初に戻ると、その感慨深さに涙か出ます。

主人公たちの、もう、どうしてそうなったのか。。
みんな弱くて、悲しくて。
夜愁〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜愁〈上〉 (創元推理文庫)より
4488254055
No.11:
(5pt)

GOOD

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夜愁〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜愁〈上〉 (創元推理文庫)より
4488254055
No.10:
(5pt)

GOOD

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夜愁〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜愁〈下〉 (創元推理文庫)より
4488254063
No.9:
(4pt)

第二次世界大戦前後のイギリスを活写した文芸小説

戦中戦時下で生きる男女、親子の姿を描いた文芸小説。
大戦中に巡り合った男女、男同士、女同士、親子の愛憎渦巻く葛藤をメインに据えた小説。激しい戦闘の中ででも互いを思いやり、または憎しみあったりする群像劇。
推理小説の文庫からでているのでそういうものを期待して読んだら、どちらかというと文芸小説の趣で若干肩すかしをくった気がしないでもないですが、様々な愛の形を描いた普通の小説として読めばそれなりに面白かったです。これから読む人もそこらへんを気を付けたほうがいいかも。
文章も読みやすく流麗で気品があり、小説を読む醍醐味は満喫できました(私的には)。
この著者の作品はまだこれしか読んでいませんがいずれは全て読んでみたいと思います。
夜愁〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜愁〈上〉 (創元推理文庫)より
4488254055
No.8:
(5pt)

こんなにも瑞々しく、こんなにも無垢なものが・・・

2年以上もたっているのでレヴューはどうかと思いましたがこれは美しいロマンスだと思いましたので別の立場から一筆。
サラ・ウォーターズの3番目の邦訳「夜愁」は「半身」「荊の城」のようにビアンが登場するので前作の強い先入観と本書の時間が逆行していくスタイルに始めは戸惑いを感じました。
戦争中のロンドンの生活がきめ細かく描写されていて当時のロンドン市民の温もりと息遣いが随所に感じられる「人間」の物語です。
第二次世界大戦下のロンドン、5年目に突入したドイツとの戦争で決定的な勝利の兆しが見られない英国、ドイツ空軍の連夜の空襲で火の海となったロンドンで生きていく4人の女性と3人の男性の物語です(登場人物はもっと沢山いますが)。
ケイ、ジュリア、ヘレン、ヴィヴのどんなに激しい愛でもシャボン玉のように壊れやすく結局は空襲の街のように簡単に崩れるものだと思いました。
1944年の章では全般をとおして空襲で次々に破壊されていく街の描写や危険を顧みず負傷者達の救護や消火活動をするホームフロント(警官や防空警戒員や救護員、医者など)の活躍は圧巻です。
爆風で吹き飛ばされて串刺しになった女性や救出中に空襲で殉職した救護員、足ない男などたくさんのエピソードが随所に出てきます。
登場人物のケイ、ヘレン、ヴィヴのようなサービス・ウーメン(公職についた女性)やジュリアのような民間の女性、ダンカン、フレイザー、レジーのような男性は当時あそこに本当に存在していたし、あのような会話をしていたと信じたくなりました。
物語の進行は1947年(終戦2年目)から始まりページ数の一番多い1944年(連合軍がノルマンディーに上陸する前)、そして1941年(ドイツ軍の英国上陸を阻止したバトル・オブ・ブリテンの翌年)の順で過去に遡るので「彼らの出会いのきっかけやあの時のあれはそういう事だったのね」と繋がりを楽しませてくれる推理小説みたいなところもありました。
再読する時は1941年から読もうと思いますがそんな事をしたらこの小説の美しさが壊れてしまうかもしれませんね。
なぜなら最後の行がとても美しかったので。
最後に、冒頭の1947年の章に関連してですが、戦争が終わって喜ばしいはずなのに戦時公職から解かれて社会で行き場のなくなったケイのようなサービス・ウーメンが何十万、何百万もいたと聞きます。
ほとんどの女性達は男性のように新しい仕事に就けずに家庭内に戻るか結婚するかの選択だったようです。
かわいそうなケイ。
夜愁〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜愁〈上〉 (創元推理文庫)より
4488254055



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