水の葬送
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水の葬送の総合評価:
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カルテット(四重奏)で完結と思っていたら、次がありました。 | ||||
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ロシアのウクライナ侵攻で、代替エネルギーや再生可能エネルギーに関心が向き、そういう観点からも読む気になりやすかったのですが、期待を裏切られました。 シリーズを重ね、読みごたえが増したように感じながら読みすすめたものの、結局たどり着いた結末には失望しかありません。馬鹿馬鹿し過ぎます。 ミステリーの謎解きに満足できなくても、作家の文章力を堪能できればそれでいいと割りきって読んでいますが、この作品はミステリーとしては駄作だと思います。 Ann Cleeves の作品がすきなだけに残念です。 | ||||
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フランを亡くしキャシーを育てるペレス。そんなペレスに親近感がわく。前作に続き、大丈夫かと心配になるが、事件の解決に取り組むペレス。これで六作目。これからもこのシリーズが、続いてほしいと切に願う。 | ||||
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シェトランドシリーズが、これでいいの?という終わり方だったので、フィクションなのに納得できずにいました。べレス警部にももう会えないのかと寂しかったのですが、また会えました。ぐだぐだでもボサボサでも、べレスに会えただけでもうれしいのに、以前のように仕事に向かっていけるようになって一安心。「(仕事に)行かなきゃだめよ。お金が必要だもの。遠足に150ポンドかかるのよ。」というキャッシーの言葉にべレスも救われたけど、わたしも救われました。おもしろく読み進めていたのですが、終わるのがもったいなくて最後はゆっくり。 | ||||
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シェットランドシリーズの5作目です。シェットランド四重奏と呼ばれる最初の4作がいったん完結し、しかも非常にショッキングな終わり方だったので、いったいこれをどう再開するのだろうと思っていました。が、時系列的にも素直に4作目の延長で、それぞれ登場人物の物語が続いていてなじみのある雰囲気だったので、何かなつかしいような気持ちになりほっとしました。 生まれも育ちもシェットランドだけれど、ロンドンの大手新聞社に勤め記者として成功したジェリーが小船の中で死体となって発見されます。彼は野望いっぱいで石油プラントに関する特ダネを狙っていた様子。けれど、帰省した本当の目的はいったい何だったのか?死体の発見者は、いつもなら捜査を上から見下ろし監督する立場のローナ・レイン地方検察官。発見者が容疑者である可能性が高いという基本的法則から、微妙な立場に立たされた彼女はどうやら何か隠している様子。若手刑事のサンディが捜査に当たりますが、いつも導いてくれる上司ペレスは、先の事件のショックから病気療養中でまだ精神的に立ち直れていません。そこへ上司として本土から派遣されてきたのは、やはり僻地の島であるヘブリディーズ諸島出身の女性警部ウィロー・リーヴスでした。 美しい北国の大自然と島という閉ざされた場所での人間関係、そこで起きた事件が描かれているのはこれまでと同様ですが、今回少し違うのは、石油と天然ガス、それらによって潤い発展する島と、昔ながらの生活をかたくなに守り、環境問題を重視する反対派など、社会問題の要素が入ってきたことです。英国最北、僻地の島と言われていたシェットランドの変わり行く姿も描かれています。また、これまではシェットランド本島の他にウォルセイ島とフェア島が登場しましたが、今回はイェル島とフェトラー島が描かれます。このシリーズを読んでいたら、いつかシェットランド群島を訪ねてすべての島に足をのばしてみたくなりそうです。 個人的に興味深かったのは、新しく登場したウィロー・リーヴス警部の出身地ヘブリディーズ諸島とシェットランド諸島の対比です。ヘブリディーズ諸島は英国本土の西側、アイルランドとの間の海域から北西に渡って広がる島々です。本土に近いインナー・ヘブリディーズはウィスキーの蒸留所で有名なアイラ島や観光地スカイ島などがあり、さらに遠くに位置するアウター・ヘブリディーズは英国最後の秘境とも呼ばれていて、最近、日本でも人気が出てきたハリス・ツィードの本拠地で、ケルト文化の名残が強く残っている土地でもあります。 ロンドン出身の警視に、両方を一緒くたにされ、シェットランド出身のサンディ刑事は思います。「彼らはゲール語をしゃべるし、あそこの小農場は砂と海藻だらけだ。地形も違えば文化も違う。ヘブリディーズ諸島では日曜に酒を飲めない。ヘブリディーズ人とシェットランド人に共通点があると考えることができるのはイングランド人だけだ。」ウィロー・リーヴス警部も、インバネスの上司に「シェットランド人は世界の果てで暮らしていて、自分たちは世間一般の規則の粋外にいると考えているいかれた連中だよ。」と言われ、こんなふうに感じます。”その言葉の言外の意味は、彼女もまたいかれた連中の1人であり、ただし彼女の場合は”北の果て”ではなく”西の果て”の出身だったが”と。このように日本人にとってはめずらしい地方色が色濃く出ているのも、このシリーズの魅力でもあります。 4作目に起きた事件で精神的に大きな打撃を受け療養中のペレス警部が、ゆっくりと少しずつ元気を取り戻していきそうな様子にほっとしました。先に希望が持てる終わり方でよかったと思います。2013年にすでに次作が発表されているので、日本での翻訳出版もそろそろではないかと期待しています。このシリーズ、ずっと続けていっていただきたいです。 | ||||
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1冊めの著者の本でした。そして今シリーズ1作めの「大鴉の啼く冬」を読んでいます。 本作「水の葬送」で、主人公ペレスは恋人をなくし自身も「療養中」だったことが分かっていますが、その恋人フランとは「冬」で知り合っていたのですね。シリーズの順を追って読んでいないので、彼女の人柄を懐かしむことはできなかったけど、今、以外に普通の女性といった印象の生き生きとしたフランの輝きを感じながら、これから成就していくであろう新しい恋の始まりを楽しんでいるところ。そして「秋」に大きな何かが起こるのですね。レビューを拝見するのは本作のみにしておきましょう。 「冬」を読みながらひとつ気になっていることがあります。 サンディ巡査のあつかいひどくないですか。どうしようもなく子供でアホな人としてペレスも容赦ない。本作「水の葬送」でも単純なキャラでしたが、ジモピー巡査として大活躍するわけで...その間で成長したということでしょう。この辺も楽しみ。 本作でも、気になることが。本土からくる女性の新任警部リーブスにペレス男になっております。まだ鬱状態になることもあるというのに、かたや若い女性の髪の匂いに興奮してる。正直と言えばそうだけど、ちょっと簡単すぎ早すぎな感想。ただ、彼女のキャラクターが面白いので、そこくっつくなよーと思いながら読んでました。続編も楽しみです。 | ||||
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