もう過去はいらない
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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読み始めると眠くなりました。ダニエル・フリードマンって友達にしたくないタイプの人だらうな。 | ||||
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「おれはお前が好きじゃない」が口癖の元刑事バック・シャッツ。前作で撃たれて今は介護付き施設に入っており、妻のローズは住み慣れた家を売らなくてはいけなくなって真剣に怒っている。 | ||||
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ミステリーは、 | ||||
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ミステリー史上最高齢のヒーローとして衝撃のデビューを果たした「バック・シャッツ」が帰ってきた。シリーズ第2作は、88歳のバックが78歳の伝説の銀行強盗と対決するという傑作ハードボイルド・ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ヒトラーのホロコーストを逃れて移民したユダヤ系アメリカ作家は悲惨な体験を基に人間の偽善、欺瞞、裏切り、愛欲等を小説に書いているが、ダニエル・フリードマンもユダヤ人のアイデンティティと悲惨な過去を作品中に盛り込んでいる。単なる推理小説に終わらないのは主人公がユダヤ人であるゆえの過去を背負い、アメリカ社会の体制側の立場とユダヤ社会の共同幻想の板挟みで葛藤しながらも自己の信念を貫くハードボイルドな生き方が痛快であるからだろう。前作の『もう年はとれない』の続編になるが、前作同様、エンターテインメントな小説として堪能できた。 ちなみにシンガーはノーベル文学賞受賞作家で、マラマッドは『魔法の樽』の作者である。シンガー、マラマッド共にユダヤ系作家だ。アメリカ文学に豊穣さをもたらしているのはこうしたユダヤ系作家の存在があればこそだ。 | ||||
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評者がダニエル・フリードマンの『もう年はとれない』 を、読み終えてレビュー投稿したのが2015年9月24日であった。 その折のレビュー・タイトルに、「歳が歳だけに期待できないバック・シリーズ」と、書いてしまった。 そんなことから次作が刊行されていたのは知ってはいたが、なんとなく読む気にはならなかった。 でも、著者が、このご老人にどのような物語を創作するのか多少興味があり本書を入手してしまった。 本書『もう過去はいらない』は、前作のラストから4ヶ月後の2009年6月から始まる。 前作で受けたダメージからバックは、ヴァルハラ・エステートという名称の介護付きライフスタイル・コミュニティ施設で、辛いリハビリを強いられながら、妻のローズの助けも借りて過ごしている(孫がこの施設を「老人ホーム」というたびにバックが、「介護付きライフスタイル・コミュニティ」と訂正するのが笑ってしまう)。 著者フリードマンは、歩行器に頼らなければ立って歩くことも難儀なバック老人が、どのような技を使ってストーリーを構築するのか興味津々で読み始めた。 2009年と1965年という時を行ったり来たりしながらストーリーをパラレルで語って行くから、バックが若かりし頃に活躍するシーンも登場して読者を飽きさせないという著者のプロット構成に苦心が伺える。 「忘れたくないこと」などという囲みのページも挟んでいることもストーリー展開にスパイスを利かせていて効果的である。 1965年にバックが出会った稀代の銀行強盗イライジャを、2009年に登場させながら物語は進んでゆく。 ネタバレになるからストーリーの内容は書かないが、まあバック・シリーズ第二作として期待外れの作品ではなかったから楽しむことはできた。 が、巻末の川出正樹氏が、このシリーズの第三作と第四作が刊行されると書いていたが、評者は手にしたいとは思わない(怖いもの見たさで気が変わるかも知れないが・・・)。 それよりもこの解説で紹介されてたのだが、ケンブリッジ大学在学中のロマン派詩人・バイロン候が、下宿屋で発見された若き女性の遺体を巡る謎を追う『RIOT MOST UNCOUTH』という作品が読みたくなってしまったので早く翻訳出版されないかな~と、思いながら本書を読み終えたのです。 | ||||
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前作を読んでいるにもかかわらず、本作を読んでもその内容がまったく思い出せず、主人公以上にもうろくしている自分が心配になりました。 本作も読んでいる間はとても面白かったのですが、読了直後の現時点において、この続編が出た頃には、本作が忘却の彼方に行ってそうな予感がひしひしとしています。 言い訳をさせてもらえば、ユダヤ人に対する差別、その受けてきた苦難、同胞に対する愛憎が肌感覚で理解できない限り、この主人公の行動原理に深いシンパシーを抱くのは困難なような気がします。私なんかは、白人の中のユダヤ人を、名前や顔や習慣で見分けられないし、ナチスの特殊性はともかくとして、北米の白人社会の中での差別・被差別感がよくわからず、なんでそこまでという場面が多かったです。 なので、家のどこかに埋もれている前作を苦労して探し出すほどの吸引力は感じませんでした。 | ||||
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前作もハリウッドシナリオのようで面白かったですが、今作はさらに深く、知らないことも多かったためヒジョーに勉強にもなりました。ダニエル・フリードマンあなどれない。このシリーズの続きがさらに楽しみです。 | ||||
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多くの方が絶賛しているので、内容の良さについては書きません。文句なし!! ただ……。 電子版で読んだのですが、奥付手前の著者プロフィールが、前作のものをそのまま流用になっているようです。 邦訳編集時の単純ミスなんだと思いますが。 | ||||
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