もう年はとれない
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.25pt |
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敬老の日を切っ掛けに老人が主人公の話を読書。 | ||||
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オモシロい。一言一句目を通してしっかりと読んだ。ここのところ手にした本があまり面白くなく飛ばし読みばかりだったがこれはキッチリと読んだ。 | ||||
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87歳。こんなおじいちゃんになってこんな孫いたら楽しい余生が送れるんだろうな。面白かったです。 | ||||
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最近では「ヴァイオリン職人の探求と推理」が思い浮かぶように、老人の主人公が活躍するミステリーはたまに目にするのだが、本作の主人公はなんと87歳! ほとんどの紹介記事で「ミステリー史上最高齢のヒーロー」とされている、高齢化社会を先取りした作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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スゴ腕の警官としてかつてブイブイ言わせていたバック・シャッツ。しかし、腕を鳴らしていたのも遠い昔、退職した今は現役時代のような動きのキレもすっかりなく妻と近くに住む孫と余生を過ごす毎日。そんなバックの元にある日、旧友が死の間際に最後の願いを口にします。その依頼とは、かつての大戦の際に収容所で2人を凄惨な目に合わせたナチスの将校の行方を突き止め、大戦終了時に持ち出したという金塊を手に入れて欲しいと言うものでした。最期の依頼を託した旧友はほどなく息を引き取り、バックは弱った足腰に鞭打って、宿敵ともいえる件の人物を追跡を決意します。しかし、お宝の噂をどこから聞きつけたのか、金塊を狙う複数の人間達が現れ、バックの調査はいきなり困難を極めることになりました。 主人公のかつての宿敵に対する因縁と200ポンドの金塊という財宝を追跡するという、ある意味分かりやすい王道のストーリーですが、本書を際立たせている設定は、『加齢』 すなわち、タイトルの「もう年はとれないDon’t Ever Get Old」という年を取る事への恐怖にあります。中年や初老を主役に据えた作品はいくつかありますが、今作の主人公のバックは第2次大戦のナチスの収容所を生き延びた(主人公はユダヤ人、宿敵はナチスの将校という設定)なんと87歳。後期高齢者どころかもうすぐ米寿のお祝いです。老いの恐怖をコミカルに描くという意味では、ジョン・スコルジーのSF「老人と宇宙」と共通する印象がある感じです。 とにかく、いまやすっかり足腰の弱った主人公は事あるごとに身体機能の低下を訴えつつ、ダーティーハリーはクリントイーストウッドばり活躍をする本書は、ユーモラスなミステリーでありながら、バックの老いていく恐怖を説得力を持って表現している点で、本当に楽しくも魅力あるストーリーでした。 惜しむらくは中盤に入ってからの展開。主人公を付け狙う関係者の連続殺人が発生し、こっちの捜査に軸足が移ります。「罪を犯す手段と同期を持っている人間が何人もいるにも関わらず、一人も殺人者として直感的にしっくりこないことだ」 のセリフ通り、終盤まで全く予想できないフーダニットとして良い出来ではあるのですが、老いの恐怖という本作の魅力が隠れてしまう感じがして、個人的には微妙なところではあります。 | ||||
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映画やTVドラマもそうだが、翻訳された海外の作品は舞台となる国や人種、習慣などの違いということだけではなく、情景の描写や感情の表現等々、日本の作品とは明らかに味わいが異なる。この作品にも何十年も前に読み漁った翻訳本と同じ空気感があり、新しい作品なのになんとなく”懐かしさ”も感じながら読んだ。着想の面白さもあるが、やはり主人公の人としての魅力が大きく、楽しめた。 | ||||
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歳をとってくると、自分のヒーローの年齢を越えてしまうのだ。伊達邦彦、西城秀夫(ちょっと字が怪しい)、ジャックライアンよりも年寄りになってしまった。最近の私のヒーローは、ボブ・リー・スワガ―なのだが、作者の気まぐれでいつの間にか私の方が年上になってしまう心配が常にあるのだ。 その点、バック・シャッツは、しばらく安心である。どうか、百歳まで活躍して頂きたい。 | ||||
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87歳とかになればもう人間というより仙人みたいに恬淡としているべき?という常識をぶったぎる。 身体が衰えれば当然その一部の脳だって衰えるけれど、精神だけは変わらないという二元論。 アメリカ南部の歴史、宗教の重さ。 老人は弱者なんだけど、それに甘んじないのは自分自身を信じる力だけだ。 とにかく、痛快じゃ。 | ||||
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私は喫煙者ですが、こういうふざけたやつが現実にもいるからタバコを吸えるところがどんどんなくなっていくんです。そして2020年4月1日吸えるのは自分の家だけになっちゃった。 | ||||
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