ミンコット荘に死す
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レオ・ブルースの作品は初めてだ。思いのほか(と言っては好きな人に怒られそうだが)楽しめた。イギリスの片田舎、ミンコット村にあるミンコット荘を舞台に、連続する不可解な死の真相に、素人探偵(本職は教師)キャロラス・ディーンが迫る。 と書くとシリアスな感じだが、どっちかと言うとユーモア系のミステリだ。『○○に死す』という題名は『ナイルに死す』のようなスケールの大きな作品にこそふさわしいと思うので、個人的にはもともとの邦題『ミンコット・ハウスの死』のほうがいい気がする。 それにしても本作の真相は新鮮だった。ネタバレを回避するため曖昧な表現にとどめるけれど、本書が書かれた時点(1956年)で、こういうパターンはすでに前例があったようだ。しかし全然予想していない結末だったので、普通に驚いた。 シリーズを通して登場するらしいキャラクターたちも楽しい。ガミガミうるさいゴリンジャー校長、殺人事件が大好きな教え子のルーパート君、主人の探偵活動に苦言を呈する家政婦のスティック夫人。みんな愛すべき“いつメン”らしい。 | ||||
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見事なプロットだと思います。 もっとも、ある登場人物がたいした理由もなく重要な事実を隠していたり、探偵の油断で最後の事件が防げ なかったりと、作者にあまりにも都合のいい展開もありますが、最後まで真相を気づかせない、美しいとさえいえるプロットに感心しました。 大変面白かったです。 | ||||
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わざわざ晩餐会を催す意味が分からない。書き手からの必然性はあっても、事実としては?である。暗黙の自白の場であったならば受け入れやすいが。 | ||||
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以前より名前は知っていたが一冊も読んだことのないレオ・ブルースのミステリを読むことにした。 本書『ミンコット荘に死す』(原題:Dead for a Ducat)は、パブリック・スクールの歴史教師キャロラス・ディーンもの23作のうち三番目(1956年)に発表された作品である。 本書は、古典的探偵小説のジャンルに入るものだが、久しぶりに楽しめた探偵ものであった。 巻末の解説を書いていた塚田よしと氏が、評者の読後感を語っているようなので下の・・・内に引用して、この本のレビューとしたい。 ・・・地味なストーリーを随所に笑いでつなぎながら、作者は真の狙いをギリギリまで隠すことに成功しています。そして、ついにその隠された構図が浮かび上がったとき、混迷に満ちた事件は、美しく鮮やかに幕を閉じるのです。 アイデアのひとつひとつを見れば、類似の例をまったく思いつかないわけではないのですが、その組み合わせ、アレンジにレオ・ブルースの創意が光ります。筆者は特に、〝動機〟に施されたミスデレクションに舌を巻きました。これは━━クラッシック・ミステリ・フアンなら誰でもが知っていて当然の、有名どころのアレの応用なんですよ。こういう使いかたもあったのか!・・・ まあ、少し褒めすぎのような塚田氏の解説だが、たしかに評者も意外な結末を迎えたページを読み進みながら久しぶりに楽しめた一冊であった。 | ||||
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古い海外ミステリー小説が好きです。 最近のは残虐性がひどいし、必要以上にロマンス部分が多くなっているので…。 レオ・ブルースの他の本も読みたいけれど、和訳されているものが少なくて残念です。 | ||||
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