三人の名探偵のための事件
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※ネタバレ ピーター·ウィムジー卿(ドロシー·L·セイヤーズの小説に登場)、エルキュール・ポアロ(アガサ・クリスティーの小説に登場)、ブラウン神父(チェスタートンの小説に登場)の、いずれも事件の真相究明にかけては、名うての名探偵をモデルにした探偵たちが、殺人事件の謎を解き明かそうとする。……でも、この“ゲスト探偵“が、3人いるっていうことから、なんとなく、作者はあんまり“名探偵“に活躍させようとは思っていないということがわかります。……で、案の定、3人ともが、犯人も犯行の手口も、究明できず、地元の警察の巡査部長が謎を解く。……でも、周りに大勢人がいるのに、犯人が、自分が浴びた返り血をどうやってごまかしたかとか、ポアロやウィムジー卿が、犯人のシャツについた血痕を見逃すはずがないとか、かなり話に無理があると思います。……話自体は、まずまず面白いので、わざわざ“名探偵“を登場させなくてもよかったんじゃないかと思う。 | ||||
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原著1936年刊、邦訳刊行1998年(文庫版2017年)、原題 Case for Three Detectives。 正直 好きなタイプのミステリではありませんが、私にしては速い4日間で読了するほど楽しくまた精神的負担なく読めたことから、★4つを贈呈!ただし、3人の名探偵を差し置いて最後に真相を言い当てる田舎警官ビーフ巡査部長の本来の魅力はあまり発揮されておらず、少々嫌味を感じる箇所もありましたね。次作以降は本領発揮となるか? 解説に書かれているとおり、密室テーマを 名探偵パロディを駆使して 多重的な解決を提示し、全体として作者の探偵小説論ともなっている、非常に欲張った趣向をもった秀作です。パズラーファンにはお薦め。 | ||||
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三人の探偵+一人の謎解きのテンポは良い。でもそれ以上のものは無い。 | ||||
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内容はある夜サーストン家のウイークエンド・パーティの席上でその場にはふさわしくない犯罪論が持ち出されていた。そしてその夜夫人のメアリー・サーストンが何者かによって喉を切られて死亡しているのが発見される。 この時点で田舎の巡査部長のビーフには大体の犯人の見当がついていた。だが、駆けつけた医師は彼の判断を無視してスコットランド・ヤードに連絡をとる。 翌朝突然に三人の名探偵が現れる。 事件解決のためにいろいろ調べた結果この三人の探偵が三者三様の仮説を唱えそれぞれ別な容疑者を指名するのだが、結局は三人の名探偵が小馬鹿にしていたさえない田舎の巡査部長のビーフによってそれらの仮説はコロンと覆されてしまうというハナシ。 最後にビーフが三人の名探偵にあてつけのように洩らす得意満面の皮肉な一言が笑わせるのよね。 「つまり、あの人たちが求めているのは複雑な事件です。この種の事件は警察向きで、ヤードにお出まし願うまでもありませんでした。この種の事件は毎日のように起こっています。そして通常の手順を踏んで記録を取りというようなことをやりさえすれば、ほれ解決です。わしにも名探偵の皆さんのような物語を創造することができたらと思いますよ。まさしく天性の才能です。さてともういっちょうゲームをやりませんか?」 三人の名探偵に対してのビーフ巡査の傲岸でぞんざいな口の利き方はナンダ!と思っていたが彼のこういうきもちからきていたのよね。 登場人物たちの物言いや態度によって彼らの人物像が目に見えるようにありありと迫ってくるのよね。 声の調子までもがね。それが面白いの。 ナニを聞いてもナマ返事でとぼけた様子のスミス師。尊大で気取った様子のロード・サイモン。 特にポワロを連想させるムッシュー・ピコンの物言いがポワロそのものでプっと吹き出してしまったわ。レオ・ブルースもポワロをよく読んでいたのね。 やはりわたしはおどろおどろしい内容の最近のミステリーよりはこういうのんびりした内容のクラシックミステリーの方が楽しめるわね。 | ||||
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村のウィークエンドパーティにさなか、突如密室殺人が!それをききつけた、キザな貴族、変な外国人、不可解な聖職者の三人の探偵がそれぞれ独自に調査を始め、結論に達し・・・と、従来の探偵小説の主役である名探偵をシニカルな目で見た作品結局、事件を解決するのは現実的な証拠を握った村の巡査部長さんです | ||||
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