ヴァイオリン職人の探求と推理
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1958年生まれというから遅咲きの英国人作家ポール・アダムの本邦初訳作品。タイトルの通りにヴァイオリン職人である63歳の素人探偵が主役の静かな味わいのミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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美術品としてのヴァイオリンの魅力と危うさを犯罪に絡めて見事に伝えている作品。主人公の生き方もカッコ良く、読後も暖かい気持ちが残りました。本の題名、もうちょっと何とかならなかったのかな? | ||||
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イタリア人が書いたとしか思えない。イギリス人なの、作者? マジ? 本当にイタリアが好きなんですねぇ。いや、好きを通り越してますよね。前世はイタリア人、それもヴァイオリン職人だった、とか…? だって、主人公のジャンニの行動も台詞も、周囲との人間関係も、実にイタリア的! 特に友人の刑事さんアントニオとの関係が良いです。親子ほど年齢が違うけど、息子でも甥っ子でもなく、かつて自分の工房に頻繁に出入りしていた近所の子供だったのが、何となく心が通じ合い、今は対等の友人という、そんな他者との関わり方が、この物語の通奏底音となって、実に生き生きとした人間味溢れる世界を生み出しています。 ミステリーとしてはちょっと、詰めが甘いと言うか、無理やり決着つけた感もありますが、それでもイタリア好きで、クラシック音楽に興味ある人はきっとハマると思います。 バックミュージックはジャンニもお気に入りのヴァイオリン奏者、アルテュール・グリュミオーの名演奏による、バッハの『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ』がオススメです。 | ||||
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多くの人、場所が登場して、それぞれが少しずつヒントを与える、主人公がそのヒントをかき集めて推理を組み立てるといった物語だった。 個人的には、もう少し登場人物を少なくして、過去や証言を掘り下げたり、嘘を見破っていくような物語が好きなので、この小説は合わなかった。 結末もそれほどどんでん返し的なこともなく、そこそこ想像通りの結末だった。 多くのカタカナの人名、地名を覚えながら読み進めたのに、脳みそを無駄遣いした気分。 バイオリンの歴史などが少しかじれ、イタリアを中心に旅行気分が多少味わえることはよかったかも。 | ||||
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主人公のヴァイオリン職人・ジャンニが紳士で、ジャンニの考え方や生活スタイルに憧れます。クラシック音楽好きにはたまらないマニアックなネタも味付けになったミステリー小説。まさに好物中の好物作品でした。今のところ全3巻となっていますが、まだまだ続編が増えますように、と期待して願っています。 | ||||
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大好きなクレモナとバイオリンにまつわる小説とあって、期待していました。 確かに全体としては悪くないと思うのですが……。最後の収まりかたがなんとも後味が悪いです。 え?どうしてそこにそのバイオリンが行くの?大体、そんな名器持つことになったら、絶対周りが放っておかないし、出所を詮索されるし。 え?待って、そのバイオリン、何処から来たの?まさか、あなた、師匠のあの贋作……? 誠実って押し出してた主人公が、そんなことします? でも、最後のあのバイオリン、そういうことになりますよね? なんとも後味が悪いので、星2つ。 続編も読む気満々でしたが、その気がなくなりました。 残念。 | ||||
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