幽霊の2/3
- ベイジル・ウィリング博士シリーズ (13)
- 精神科医 (98)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
幽霊の2/3の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに惹かれて購入!『幽霊の2/3』というのは作中に出てくるゲームの名前。内容的には可もなく不可もなくといったところですが、良くも悪くも、古き良き、懐かしさを感じる本格ミステリーでした。また、新訳ということで、何よりも読みやすくて良かったです!古典ミステリーが好きな方にはオススメです⭐️ | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物も少数で、その繋がりも良く分かり、読みやすい小説であった。但し、これというトリック小説でもないし、事件の動機も、何故にと思わせるもので、読み終わって残念な感じはないが、もう一度読み返したいとも思わない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
酷評するレビューもあるがそんなに悪くない。 それは期待値が高すぎるからだろう。 本作はいわゆる正統派のミステリーでメタな仕掛けは一切ない。 丁寧に書かれているし、読者にもフェアだろう。 謎は二つ。 幽霊(ゴースト)って何? 事件の犯人は? 私は前者は当てたが後者は外した。 流し読みなのでそんなもんだろう。 前者については作者が執拗にヒントを出してくれているので、 概ねの人は当てられるんじゃないかと思う。 解説によれば前者が本作の眼目とのことなので 私は読者としては及第点なのだろう。 暇つぶしにはもってこいよ。 ただ復刊リクエストナンバー1になった理由はよくわからなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読者の予想を巧みにミスリードさせるマクロイ一流の手際を味わうべき作品であり、その意味ではタイトルに利かせたエスプリの愉しさはネタばれの危険性を孕む諸刃の剣。 出版業界を舞台にしたビブリオ・ミステリとして、その題材が単なる風俗描写に陥ることなくプロットの展開と不可分な点が素晴らしく、生涯に渡ってパターン化を避けた斬新な作品を産み出し続けた作者の面目躍如。 そしてマクロイの最大の美質である心理描写の精妙さが後半の謎解きの展開に充分な説得力とカタルシスをもたらしている極めてスマートなフーダニット。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、1956年に発表され、1962年に邦訳されたものの、その後長らく絶版となっていた作品を、復刊リクエストに応え、新訳で2009年に刊行されたものとのこと。 「幻の傑作」という広告に偽りはないと感じました。 復刊リクエストが多かったのも、大いに頷けます。 本作品は、作品紹介のとおり、「出版社社長宅でのパーティの席上、人気作家が余興のゲーム【幽霊の2/3】の最中、毒物を飲んで絶命してしまう」という事件を扱ったもので、誰が(フー・ダニット)、どんな方法で(ハウ・ダニット)毒殺したのか、という謎が提示されます。 ところが、しばらく読んでいくと、その謎に加え、もう一つの魅力的な謎が提示されます。 これにより、本作品は1930年代頃のいわゆる本格ミステリの黄金時代に書かれた作品とは一線を画するものとなっています。 そして、最後に明かされる真相−−この部分は残念ながら、発表から50年以上経過して復刊されるほどのネタですから、同様の発想の作品が後の作家により書かれているように思われ、そうした作品に接している現代の読者にとっては、「全く予想外」という驚きまでには至らないのではないでしょうか。 しかし、本作品が「傑作」であるのは、その真相によって、この【幽霊の2/3】という奇妙な題名のもう一つの意味が明らかになり、それが容易に忘れることのない、強烈な印象を残すものとなっているためであると感じました。 本格ミステリをある程度読んでいる方には、大いにオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずらっと肯定的なレビューが並んでるのには驚きました。ヒマとカネをもてあましているのなら、それほど悪い本ではないかもしれませんが、わたしは、正直、「ちょっと時間がもったいなかったなぁ」と思いました。良いところは、人物描写に生彩がある、訳がこなれてて読みやすい、このくらいです。ちょっと帯とか解説とかあおり過ぎです。肝心のトリックというかアイディアは、そんなに大したことなくて、これで300ページも読ますなよ、という感じです。短篇で十分です。動機は説得力がないし、謎解きは淡白。主人公が精神科医という設定で、プロファイリングみたいなことでもするのかなと思いきや、なんだか素人くさいまわりくどい全くリアリティのない捜査ぶりで、ちっともキャラが立ってない。 現代の読者はジェフリー・ディーヴァーやトマス・ハリスをすでに読んでる人も多い筈なのに、ホントにこんなので納得できるの?と不審ですらあります。 レビューを読む人は、どちらかというと、これから買う本読む本について、「そうそう面白かったョ」と誰かに言ってほしい人が多いと思うので、あまり参考にしてもらえないかもしれませんが、本当に「これ買ったら(読んだら)面白いかな」という判断材料にレビューを読む人には「まあそんなにおススメしない」と言っておきたいと思います。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|