殺す者と殺される者
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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1957年の古典作品。永らく絶版で幻の名作となりましたが、創元推理文庫創刊50周年での復刊希望リクエストの読者投票で選ばれたのを機に新訳で復刊。その2009年の新訳版を読みました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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見えているネタをいつまでも引っ張って見せてくれないようなもどかしさ。 マクロイには言いたいことが山ほどあるらしくて、どれもその感があるけど、これはもう飽きるほど引っ張るからイライラする。 何処でやめようかと思いつつ読み続ける。 「ミステリーは読書の範疇に入らない」とわたしも思っているからイライラさせられるなら読まなければいいけどそうもいかないものがあるところがマクロイなのかも。 | ||||
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永年ミステリを読み続けている自分にとって、この数年間の一番の収穫と言えば、本作品の著者、ヘレン・マクロイの存在を知り、その著作に接することができたことでしょう。 著作リストを見ると、1938年のデビュー後、1993年に逝去するまで、1940年代から70年代を中心に活躍。 50年代には、アメリカ探偵作家クラブの会長を務めています。 にもかかわらず、私のアンテナには引っ掛からず、全くその存在を知りませんでした。 しかし、21世紀に入り、半世紀に亘り絶版となり、「幻の傑作」とされてきた「幽霊の2/3」が復刊したとの情報を得て、読了。 アガサ・クリスティに匹敵するミステリの女王がいたことを、認識しました。 1957年発表の本作品も「幽霊──」と同様、永らく絶版が続き、「幻の傑作」とされてきた作品。 叔父の莫大な遺産を相続し、母の故郷に戻った主人公の周辺で起こる奇妙な事件をサスペンスフルに描いた佳作となっています。 しかし、「幻の」と形容されるだけあって、本作品に影響を受けたであろう、後続の作家たちにより、類似の作品が書かれており、こちらが元祖なのに、既視感を覚えてしまうのが、いささか残念なところです。 しかし、一筋縄ではいかない巧妙な伏線の数々には、ミステリ作家としての確かな腕前を感じさせられます。 また、読み終えると、その題名に込められた深い意味合いに、傑作らしい重みを感じ取れるのではないでしょうか。 2015年も、新発見したアメリカのミステリの女王が遺した、未読の傑作を少しずつ読んで行こうと思います。 | ||||
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現代においては本作のプロットの斬新さは既に失われてしまったが、心理サスペンスとしての価値は些かも減じていないばかりか、昨今の安易なサイコ物と比較すれば、その筆致の繊細さと結末に至っての鬼気迫る恐怖の醸成はレベルが違うばかりか、鋭い普遍性をいまだ保っている。 心理サスペンスの書き手としてのマクロイの筆力の豊かさを堪能出来る佳作。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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