その女アレックス



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初公開日(参考)2014年09月
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長編小説

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その女アレックス (文春文庫)

2014年09月02日 その女アレックス (文春文庫)

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.89pt

その女アレックスの総合評価:7.29/10点レビュー 490件。Bランク


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全19件 1~19 1/1ページ
No.19:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

その女アレックスの感想

予想を覆される究極のサスペンス。前半は背筋が寒くなるほど残虐な描写が続き(カミーユのキャラがそれを和らげてくれるが)、後半の取調べシーンはもう目を離すことができないほど物語に没頭してしまった。数々の賞を獲っただけのことはある。このシリーズはコンプリートしてみたくなること必至。

本好き!
ZQI5NTBU
No.18:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

圧巻のラストを体験してほしい

訳者あとがきに「自分が何かこれまでとは違う読書体験をした」「近年で最も独創的な犯罪小説」といった表記がありますが、全く同感でラストの衝撃という意味ではここ10年で1番です。
また訳者は「この体験の機会を(まだ未読の)ほかの読者から奪ってはならない」とも書いており(そこも同感)、内容についてはあまり書けませんが、R18であることは間違いないと思います。
残虐な描写はあるものの、ミステリー好きの方には強くお勧めします。

david620
DPLVX7H4
No.17:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

その女アレックスの感想

世界的に高評価作品なので期待して読んだのですが…。
好みの問題なのか読解力の問題なのか、
いまいち物語に入り込めませんでした。
珍しい構成の作品ではあるのですが、
なんかすっきりとしませんでした。
『悲しみのイレーヌ』のネタバレになるので、
悲しみのイレーヌを読んでからこちらを読むことをおすすめします。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.16:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アレックスに感情移入した方が面白いが、感情移入すると辛いジレンマ

人気・話題作ですけれど、シリーズ物の二作目で、一作目のかなり核心部分のネタバレがあるので一作目を先に読んだ方がいいですね。
(自分はこっちを先に読んじゃいました……)

二転三転する緊迫の展開が面白かったですが、全編通していろいろとけっこうエグい描写があるので、女性やエログロ苦手な人は注意です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.15:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

その女アレックスの感想

◆何者かに誘拐された女、アレックス。彼女にはやり遂げなければならない人生の目的があり、脱出をはかる。アレックスの経歴を追って行き、最後に彼女の計画の目的が明らかになるストーリー。

▼以下、ネタバレ感想

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ひよこ
3LIR0NV9
No.14:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

評価高いけど…

色んな所でオススメされている有名な作品なので読んでみましたが、非常に退屈でした。
外国作品はほとんど読んだことはなかったですが、もう少し上手く訳してあったらと思います。日本語とフランス語の違い(日本語の方が1文字の情報量が多い)はあると思うものの、文があまりにも短く区切られているのが読んでいて気持ちが悪いです。日本の小説ではほとんど見られない不自然な言葉使いも違和感だらけでした。

二転三転するというものの、数十ページを費やして逆転がわかるので、特に驚きも無くあまり楽しめませんでした。「アレックスが監禁されるのは序章にすぎない」というのを知らずに読めたら良かったかもしれません。
警察の取り調べのシーンがあまりにも長く、読んでいて納得できるものではないので、警察の職権濫用の御話かと思ってしまいました。登場人物に関しては、何でカミーユはこんなに怒っているのか理解できませんでした。理解の深い人が読めば面白いのかもしれませんが。

アレックスの気持ちに寄り添えるかどうかが、楽しむコツなんでしょう。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.13:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

その女アレックスの感想

構成は3部からなる。

はっきり言って、1部2部もそれなりには面白みもあるが、取り立てて どうこういうレベルではなく、所詮最近の海外モノはこの程度かと高をくくる。

違いとしては、農耕民族の日本人作家と肉食の西洋人とでは、根本的な残虐性が違うのかと、取り立ててエゲつない表現があるわけではないのだが、そんなことを考えながら読んでいた程度。

が、第3部に入ると その様相が大きく変わる。

これを 巷に溢れた『ドンデン』と同レベル呼んでよいものなのか。
単に 話の道筋をひっくり返して驚かせるだけの、そこらの小説とはレベルが違うとしか言いようがない。

内容は、あとがきにもあるように あまりの衝撃で余計なことを書いてはいけないので控える。

が、少なくともミステリーが嫌いでなければ読むべき作品。 了

とも
4ND5R58B
No.12:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

映画になりそう

容赦のない表現が素晴らしいです。登場人物のキャラクター設定も絶妙でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.11:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

その女アレックスの感想

昨年刊行された海外ミステリの話題作。ヒントが若干後出しではと思える所もありましたが、一貫して連続したホワイダニットが数珠繋ぎになる構成と、中盤・終盤にかけての反転には驚きよりも腑に落ちる感覚があり自分好みでした。

水生
89I2I7TQ
No.10:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

その女アレックスの感想

本屋のイチオシで購入しました。
海外ものは、なかなか人物が覚えきれなくて、今回も苦戦しました。
ただ内容はイマイチだったかなと。

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レッダーン
JX3FQ5JY
No.9:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

どうして評価されるのかよくわからない

一般に評価の堅い作品で、評論家までが絶賛しているようです。
でも、粗ばかりが目立ちます。私の理解力が低すぎるのでしょうか?
同じ出来事が、第一章、第二章、第三章でまったく異なる見え方をします。そういう視点もありなのかと、勉強させられもするし、面白い見どころはたくさんあります。
続きが速く読みたい、という読ませ方や退屈させない語り口はそれなりに秀逸だったと思います。

でも、ミステリでは登場人物間の嘘は宿命としても、共感させたいと思ったら、心理描写で読者には嘘をついてはいけないと思うのです。
ここまで重要な事実を、作品の終了間際まで隠していたら、嘘ついたのと同じでしょう。アレックスは主人公と並ぶ重要な登場人物ですから、心理描写にここまでの嘘があったら何を読めばいいのでしょう?

作家はそれまでの定石を壊して新しい定石を世に問うのが仕事ですから、定石破りを非難するのはもちろん筋違いですが、本作ではそれが裏目に出て人物への共感を損なわせた気がしてなりません。
一度そう思ってしまうと、臓腑をえぐるような悲しい過去もグロテスクな情景も空回りに見えてしまうのですよ。残念。
情景はグロテスクで、良くも悪くもしばらく忘れられない作品です。強く記憶に残る作品としては、上位でしょうね。


でも、筆力はある様に思います。同じ作家の他の作品は読んでみたいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

期待し過ぎたのかも知れない

本屋でやたらとゴリ押しされてるので買ってみました。
読み終わって「たしかに面白かったがゴリ押しされるほどかな?」と思いました。
主人公の内面描写が足りないんじゃない?と感じましたが私の読解力不足の可能性もあります 笑
最後の終わり方はフランスと日本の国柄のせいでしょうか。
私はあまりよろしくないと感じました。
ラストの解釈次第で評価が変わる作品だと思います。

チューゼン
CZ156AAL
No.7:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

驚愕の快作スリラ-

この手のミステリ-が国内でも評判が高いのは意外な気がする。結果的に残虐で悲惨なところがあり、ただやはりこれだけの振り切れたスト-リ-展開は他になくそこが衝撃的で驚愕をもたらし、どうしても人に薦めたくなる。こういうミステリ-が評価されるのは、なかなかのもんだと思う。

題名にある通り、女アレックスの物語であり、三部構成で誘拐・監禁から始まるのだが、これが部ごとに全く違うスト-リ-展開とアレックスの見え方が変わり、特に2部の終わりは物語を一刀両断する締め方に驚く。
最後に事件の真相とアレックスが分かるのだが、はたして読み手はアレックスに何を思うのか、これだけ主人公に対する印象や感情が引っ繰り返させるのは感動すらする。

心が引き裂かれそうな話ではあるが、事件を追う背が小学生なみの刑事のカミ-ユ(なんか、この名前も日本人には馴染みがある?)のちょっとした正義が救いになっている。
アレックスの為に泣くのか。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.6:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

その女アレックスの感想

最初から最後まで凄惨で、胸の悪くなる話。なのに、第三部で明らかになる「なぜ?」を知りたくて、途中からは止まらなくなりました。確かに、次々と裏切られる展開に意外性はあります。また、救いの無い哀しい物語で有りながら、ラストの数ページで若干心が軽くなる思いがしたのも良かった。何れにしても、アレックスにどの位感情移入出来るかで評価は全然違うんでしょうね。
翻訳文が読み易いのはかなり好印象ですし、工夫された秀作だと思いますが、楽しさや爽快感を求める方には向いて無いですよ。軽くは読み飛ばせない、面白いとは言いづらい重い作品でございました。

なおひろ
R1UV05YV
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

その女アレックス

話は面白く、最後まで目が離せないことは認めます。でも、この結末は、警察が主人公のミステリーで絶対やってはいけないこととして、書き手にも読み手にも暗黙の了解だったことを、破ってしまいました。素直には喜べない作品でした。

マー君
S2HJR096
No.4:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

その女アレックスの感想

これは完成度が高い作品。あれこれ言う言葉がなく、読後の余韻が凄かった。

まず作品への没入感が凄かった。これは丁寧な描写と翻訳が巧く、映画を見ているかのように場面をイメージする事ができる要因が大きい。登場人物達も個性的に設定され、混乱する事もない。残酷な要素は読書の刺激を演出している。翻訳物を読んでいるとは思えない感じでスラスラ読めました。

3部構成で作られている本書。構成が実に巧い。部が変わる事に舞台模様がガラリと変わり先が読めない。物語の魅せ方が大変うまくて惹き込まれました。

好みに合わないと言うか個人的なつぶやきとして、
近年の海外ミステリは、女性被害を作品のキャッチによく使われているように感じます。日本と海外の違いだと思いますが、女性を監禁したり暴行したりの描写が海外作品には多く既読感があり、内容自体も然ることながら好みではない。警察についても職権乱用が激しく、特にアルマンは盗人じゃないのかと思える始末です。

さて、本作は先入観なしで読むのが良いです。
あまりにもランキングで紹介された為、販売戦略的なものかと避けていましたが、読んでみたら面白かったので、疑り深いのは良くないと個人的に反省。
海外作品なのに、とても読みやすいのが一番印象に残りました。

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egut
T4OQ1KM0
No.3:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

文句なしの傑作

フランスの人気作家・ピエール・ルメートルが2011年に発表し、フランスのミステリー関係の賞はもちろん英国でもインターナショナル・ダガー賞を受賞した、傑作ミステリー。「カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ」としては2番目の作品だが、日本では、本作が最初の翻訳(シリーズ外では、ほかに翻訳作があり)である。シリーズとはいえ、各作品の独立性が高いので、この作品から読み始めても何の問題もないとのことである。
物語は、アレックスという三十代独身の美女が誘拐されるところからスタート。狂気をはらんだ誘拐犯によって過酷な監禁状態(読むのが辛いほどの過激な描写あり)におかれたアレックスの救出にあたるのが、カミーユを中心としたパリ警視庁犯罪捜査部のメンバーで、乏しい情報をもとに必死に捜査を進めていく。
と、前半は誘拐救出劇なのだが、途中から様相が一変する。あまりにも謎が多い被害者アレックスに疑問を持った捜査陣がその正体を探り始めると、隠されていたサイコシリアルキラー事件が浮上。さらに、最後には正義と事実解明とのせめぎ合いという心理劇に行き着いていく。
とにかく、先が読めないというか、先入観を持って読むことを許さない(詳しく説明することがはばかられる)というか、二転三転するストーリーを追い掛けるだけでわくわくする。しかも、登場人物やエピソードの描写が丁寧で味わい深いのも、また魅力的。
週刊文春のミステリーNo.1に選ばれたのも納得。「ホラーの要素があるだけで、絶対ダメ」という読者以外には、絶対のオススメだ。

iisan
927253Y1
No.2:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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その女アレックスの感想

本の帯にあなたの予想はすべて裏切られる、とあるのでこれはどうしても手にとって読まなければと思った。まんまと乗せられているのだけれど後悔はしない面白さで読んで良かったと思う。
ただの誘拐監禁ものでは無く、隠された部分にストーリーの上で重大な仕掛けがあり、それが読んでいると徐々に浮かび上がって来ると云う良くあるパターンの書き方だろうとは予想が付いていた。
バイオレンス的なところは刺激が強いけれど確かに隠されていたところは予想の範囲を超えていた。これは読めない。
そして本当の悪を懲らしめるために必殺仕事人のような仕置きをするラストもこの物語の性格ではアリだと思う。ただ、余りにも現代風の国内作家の本のような訳はどうだろう。海外小説の味が殺されているので
あちらのミステリが好きで良く読むといった人には返って味気ない文章になっているのじゃないのか。
いずれにしても流れるようなストーリー展開で、捜査チームのキャラクターのユニークさとアレックスの謎がラストに向かって怒涛のように進む構成は読み応え充分だ。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

その女アレックスの感想

あらすじにも記載されてますが、監禁誘拐で終始しない小説です。
詳しいことは、面白さを半減させるので述べませんが、ラストに向かって行く展開は二転三転していき、後半に行く程、文章から目が離せなくなりました。
ただ、中盤までの描写には残酷な所があり、少し抵抗を感じてしまいました。そこの所が評価点数を下げている所です。
でも、その中盤までの描写が、後半からラストまでの面白さを引き上げているのかな?

松千代
5ZZMYCZT
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