報復
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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久々のウィンズロウはノンシリーズの復讐劇。妻子をテロリストに殺された元デルタフォースの男が遺族たちの賠償金を募ってそのお金でかつての上司が率いる世界各国の精鋭たちを集めた傭兵部隊を雇い、テロリストを追い詰める物語だ。 | ||||
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2014年に発表されたドン・ウィンズロウの長編小説。日本で同時発売された「失踪」とは全く違った、シンプルな戦闘アクションである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ドン・ウィンズロウの作品は、大昔に『ストリート・キッズ』を、ほのぼのと感じながら読み終え、そのあと『フランキー・マシーンの冬』を、面白く楽しく読んだのを記憶している。 その後『犬の力』を、アメリカの闇を知りながら憂鬱に読んだのも覚えている。 が、今回本書『報復』を読み始め途中で止めようと何回も思いながらなんとか読み終えた。(600頁以上もですよ!) タイトル通り元デルタフォース(対テロ特殊作戦部隊)だった主人公デイヴ・コリンズが妻と息子をテロによって殺され、傭兵隊を組織してテロの首謀者であるアブドゥラー・アジーズを追い詰めて報復する物語である。 絵に描いたような軍事作戦を繰り返し型通りに物語は進んでいく。 ウィンズロウは、これでもかこれでもかと言うほど銃器や兵器など事細かに説明をし、武器オタクではない評者をうんざりさせてくれた。 巻末の解説で杉江松恋氏は、ドン・ウィンズロウは作品ごとに「扉を開けて開けて開けて作家はどんどん先へと進んでいく。そのたびにまったく違った世界を見せられ、読者は毎回卒倒するほど驚きを与えられてきた。」と述べていたが、面白くないから卒倒するほど驚きたくないと思いながら本書『報復』を、なんとか最終ページまで読み終えた。 作品ごとにレベルが低下しながら進んでいく作家もいるようだ、と、解説の杉江氏に提言したいと思いました。 | ||||
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確かにストーリーは一直線だけど、このタイトルだけで「悪人成敗」の爽快感を味わいたくて本書を手に取る読者は多いと思いのではないか?少なくとも私はそうだ。 基本は予想通りだが、その中に紆余曲折があり、さらには武器から人間の大脳皮質に至るまで、うんちくがたっぷり。今回はそれがけっこう多く くどく感じたところもあったけど、ストーリー運びには退屈させられない。期待を裏切られることはなく、読み応えがあった。やっぱりウィンズロウはハイレベルだ。 | ||||
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プロットは至極ありきたりだし、戦闘場面はいわゆるランボーミッション。 このつまらなそうな条件で書いてどこまで読ませられるか?というチャレンジが本書。 ドン・ウィンズロウは圧倒的な筆力で見事それに成功している。 あえてB級娯楽のラインを狙ったものゆえ、この人の普段の作品を期待してはいけない。 ところで本作はアメリカでは出版されていないのだが 『犬の力』で大家になった作者のイメージを壊さないという配慮なのか 或いは話の一部がアメリカのある重大事故と、それにまつわる陰謀論からそのまま拝借しているからなのか 気になるところである。 | ||||
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血がたぎらないというか気が入ってこないというか、対テロ戦のハウツー本を読んだ印象。かといってこの戦い方はすげーなーってのもない。いまさん。 | ||||
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元デルタフォースの強者ディブ・コリンズは、飛行機事故で愛する妻と息子を亡くす。テロであるとの証拠が出てくるが、政府はこれをひた隠しに して事故としてを片付けようとする。彼のたった一人の報復が始まる。彼は、昔の上司に依頼して、最強の傭兵部隊を集め、自分もその 一人としてテロリスト狩りを始める。作者は、豊かな軍事知識を至るところで披露しながら、彼らの戦争を詳細に描く。傭兵たちの出身国は 様々、その個性や家族関係なども掘り下げながら、物語は進められる。ページをめくる手は早くなるが、一方、ほとんどが戦闘シーンで あり、作者の代表作である「犬の力」のような深みがないのが残念。筋にもうひとひねりがあれば、良かったと思うが。 | ||||
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