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報復



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【この小説が収録されている参考書籍】
報復 (角川文庫)

報復の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

暴力しか信じない人々

2014年に発表されたドン・ウィンズロウの長編小説。日本で同時発売された「失踪」とは全く違った、シンプルな戦闘アクションである。
アメリカの対テロ特殊作戦部隊を退役したデイヴ・コリンズは、イスラム系テロの旅客機攻撃で妻と息子を失った。ところが、米政府はテロではなく事故であると発表し、隠蔽してしまった。国に裏切られたコリンズは自分の手で報復することを決意し、かつての上司が運営する「世界最強の傭兵軍団」の力を借りてテロリストの殲滅作戦を開始する。
全編、「復讐は感情の行為であり、報復は正義の行為である」というエピグラフの精神で貫かれており、ストーリーもキャラクターも、まったく深みが無い。ただひたすら暴走するのみ。
大学では軍事史を学んだというウィンズロウらしく、兵器や軍事作戦の解説は極めて詳細で、兵器オタクにはオススメだ。というより、兵器オタク以外にはオススメできない作品だ。

iisan
927253Y1

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