カリフォルニアの炎
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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今回の主人公は火災査定人。なんでも作者ウィンズロウ自身が保険調査員だった時の経験を基に書いたのだそうだ。 | ||||
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人様にお薦めするほど面白いとは思わなかった。 | ||||
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思わぬ展開が読むスピードを速める。楽しさも考えさせるところもあり久しぶりに引き込まれた。 | ||||
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ウィンズロウは前から気になって買ってたのですが本作で初めて読みました。話はある家で火事がおき、失火か放火を調べるクライムノヴェルで、そこから闇が拡がって行き・・・というもの。 兎に角主人公の保険会社の調査員の調査の精密さに驚きました。さすがにプロだけあって普通だったらまず判らないだろう証拠や痕跡を発見して放火なのか失火なのか緻密に調べて結論を導き出すところは圧巻。この辺のことを書くにあたって著者はそうとう火事について調べたであろうところにその苦労を察してしまいました。そしてただ、火事の話で終わらないように闇の勢力を絡めることで作品に奥行が拡がるところにサスペンスのことをよく心得ているのがわかりました。 更に作品全体が醒めた炎に包まれているような雰囲気で作品の内容とよく合致していて作家としてのウィンズロウの手腕に感心しました。ケム・ナンの「源にふれろ」に近しい感じがしましたがどうでしょうか。 この作品でウィンズロウに開眼しました。なるべく全部読もうと思います。 | ||||
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一件の火災事故から、 火災保険詐欺、殺人、そしてその裏にある大きな陰謀へと どんどん物語の奥行きが深まっていきます。 炎の描写や登場人物たちの生い立ちなど、 全編を通じあらゆる出来事が、目の前で起きているかのように 緻密に生き生きと描かれています。 ミステリーのプロットも良いですが、 作者(もしくは翻訳者?)の類まれな表現力が一段と この本を面白くしているように感じました。 結末に向けた怒涛の展開は迫力あるものでしたが、 もう少しボリュームがあっても良かったかなと思い、 1つだけ☆を減点しました。 | ||||
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まったく知らない作家さんですが、初めて読んでびっくりしてます。何より、ミステリーなのにサイエンスのにおいがちょっとして、意外なほど楽しめました。もともとSFも好きなので、こういう作品に会うと、うれしくなります。 読み進むうちに、話が思っても見なかった方向に激しくシフトチェンジしていくのがスリリング。ちょっと盛りだくさん過ぎて、落としどころがどこなのか、少々不安になりましたが、まあ、納得のできるラストで、満喫できました。一人の旅行などに持っていくと、空いた時間がまったく無駄にならず、幸せな時を過ごせると思います。 お勧め。 | ||||
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青春ハードボイルドミステリー(?)のニール・ケアリーシリーズで有名なドン・ウィンズロウの作品。 ノン・シリーズ(たぶん)で、保険会社の調査員が主人公。 警察が失火と断定した火災に不審を感じた主人公は、独自の調査で、放火の可能性を感じ取る。調査を進めるうち、自分の過去と向き合うことに。 明らかに放火だという証拠が次々と出てくるのに、放火の疑いのある火災保険の受取人、警察、さらには身内のはずの保険会社からも妨害を受け、孤立無援の状態に。 孤軍奮闘する主人公はまさにハードボイルドで、仕掛けられた謎もうまく最後につながるので、読み応え十分な作品に仕上がっている。 「歓喜の島」で見せたアバンギャルドすぎる文体(過去形を使わない)も、ほどよくまろやかに緩和されて、かなり読みやすくなった。 途中で延々と続くマニアックな「火災講座」にはちょっと閉口したが、ニール・ケアリーシリーズを読んで、ウィンズロウのほかの本を探している人には、お勧めできる1冊だ。 | ||||
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