シブミ
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シブミというのは日本語なのですね。 囲碁の強い諜報員の話でしたが物語になっておらず、とても読みにくい本でした。 何が言いたいのかわかりませんでした。 | ||||
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私の現代海外ミステリへ出発はあまりいいものとは云えなかった。気を取り直して今度はもう一方の海外ミステリ出版の老舗、早川書房の本に手を着けることにした。今度は失敗しないようにとどれにしようと迷ったが、やはりここは『このミス』に頼るのが一番だろうと、紐解くことにした。ちょうど私が『このミス』を買い出したのが’94年版で、なんとこの年は過去の『このミス』の国内・海外のランキング20位までが載せられていたので、それを参考にすることとした。で、『このミス』第1号の1988年の1位の作品が『夢果つる街』であり、その作家がトレヴェニアンだったのだ。そして彼のハヤカワ文庫の作品がこの『シブミ』である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ドン・ウィンズロウの「サトリ」が良かったので、二十年ぶりぐらいに再読。 意外と内容、忘れてます。「サトリ」も東洋思想があったけど、こちらはさらにより深い。悪く言うと、理屈っぽい?かな。 ニッコが使う裸ー殺が模倣される恐れがあるからと具体的な言及がないのが、興味深い。 訳者の菊池光さんはゴリゴリとした訳文で読みづらいんだけど、これは読みやすい。 おすすめです。 | ||||
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ドン・ウィンズロウ著『サトリ』がよかったので、その原著で『サトリ』の後日譚である本書を読んでみた。 内容的にはオリジナリティに富んでおり、太平洋戦争中~後の日本についてよく調べてある。 アメリカにおける日本人移民に行われたひどい仕打ちが、同じ敗戦国のドイツやイタリアの移民には行われなかったことは、「人種差別」に基づくものであること、広島や長崎への原爆投下は壮大なる実験であったことが語られている。本文の中で「8月6日」について、登場人物の女性が何のことか全くわかっていない。 現実、いまだ大半のアメリカ国民は原爆投下を正当化している。日本人として怒りを禁じ得ないが、言い出したら切りがないのでここでやめておく。 …少なくとも著者はわかってくれていたようだ。 内容はよかった。 ただ、わかりにくいところが何カ所かあること(序盤から)、かなり冗長であること(特に洞穴に入っている場面)が難点だと感じた。クライマックスシーンは今一つモヤがかかっている印象だ。 ウィンズロウの方が無駄がなく明確な迫力があり、自分には合っていると感じた。 本作は1979年発表の作品であり、時代によるものなのかもしれないが。 | ||||
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トレヴァニアンらしい、ひたすら修飾過多の凝った文章が延々と続くのはいいとしても、1冊丸々かかって、殺し屋ニコライの半生が描かれているだけ。 話の展開は帯のあらすじ通りなのに、そこまでいかない! ”シブミ”に表される日本的ワビ寂の世界観も日本人から見たら違和感があるし、戦後日本の生活も外国人から見たら興味があるのかもしれないが、我々から見たら今更かな。 | ||||
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後半になっても、ニコライの精神性を表すケイビング描写などが長く退屈。 読み応えある文章は魅力的だし、陰影のあるキャラはそれなりに魅力的なので、もう少しストーリーが走れば面白くなったのでは? | ||||
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プロット的にはイギリス風の冒険小説ですが、上巻は主人公の生い立ち描写に終始します。 下巻は本筋とは無関係のケーヴィング(洞穴探検)の描写が長く続き、何の小説なのかわかり辛くなります。 「シブイ」生き方を追求してるはずの主人公は、食事に関しては「健康志向」ですが、性に関しては日本人の考えるシブサとは裏腹にストイックとは言えません。 そして「命の借り」はその恩人当人だけではなく、面識も無く「素人」である姪にまで及ぶのか?そこまでする「義理」はあるのか?の問いに、主人公は、自分の命と財産を検案して「無い」と判断します。 それは損得勘定=主人公が嫌っている商人の考えでは無いのか? これが「シブイ」生き方なのか? むしろサムライであるなら、助けを求めてきた相手は、自分の命も財産も投げ出して助けるほうを選ぶでしょう。 それが明らかに「損な」ことであっても義理を優先する。それこそがサムライにとってのシブイ生き方のように思われます。 なので、作家が日本文化を非常に研究していること、東京大空襲、原爆という大量虐殺と、東京裁判という人種差別に根差した私刑に対する怒りを同じアメリカ人として抱いたのは素晴らしいことですが、 サムライのシブサとは、少々解釈が違っているように思われました。 | ||||
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