夢果つる街
- 警察小説 (526)
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夢果つる街の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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最初の1ページを読んだ時からこの作品は傑作だなと感じた。それも生涯忘れ得ぬほどの…。 | ||||
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ちっとも面白くありませんでした。 | ||||
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芸術なら悲劇を描くのはありだと思うが、後味が悪い話に金ださせるのは「罪悪」だと思っているので低評価。 道中もずーっと愚痴っぽく、後味だけでなく最初から最後まで砂を噛んでるような感じ。 とってつけたような主人公の恋愛は、まるで失敗料理に砂糖をかけるかのような逃げにしか思えず。 | ||||
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どういう経緯で本書に興味を持ったかは忘れてしまったけれど、長らく本棚の肥やしになっていたのをやっと読了した。僕はあまり熱心なハードボイルド小説の読者とは言えない。しかし本書は間違いなく王道のハードボイルド小説だろう。渋い主人公、その悲しい過去、薄幸の女、希望なき街、鉄拳の嵐、エスタブリッシュメントとの対立…。 これらの古色蒼然とした要素は、いくら何でもイカニモ過ぎるんじゃない? というようなことも思ったが、比較対照する作例をほかに知らないせいか、けっこう面白く読んだ。ちなみに本書の発表年は1976年、フリーランスの探偵というのはさすがに非現実的になっていたと思うので、警察組織のはみだし者が主人公になっているのだろう。 甘っちょろいところもある。脚の悪い若い娼婦とのロマンスなんて、どうにも照れくさい。また、それまでのスローな展開は一体何だったの? と思ってしまうほど大切な証拠が終盤唐突に出てくることや、重要なキーパーソンに至るプロセスがすごく適当なことにも、鼻白んだ。犯人像にもいささか無理があると思った(犯人は途中で想像がつく)。 しかし、それらを補って余りある魅力だと僕が感じたのは、物語を通して、若い刑事との関係性の深化がじっくりと描かれていることである。本来的には住む世界の違う両者が、捜査を経るにつれだんだん惹かれ合う、というバディ物の面白さもよくあると言えばよくあるパターンなのだけれど…。でも、最後の若い刑事の行動には、正直ちょっと驚いた。 | ||||
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これはミステリーなのでしょうか?読んでいるうちに、疑問が湧いてきました。 自分がこれまでに読んだことのあるミステリーを基準に考えると、最初はちょっと冗長な気がしていましたが、ミステリーと考えずに読み進めていると、凄く良い小説だと思うようになりました。殺人事件は単にストーリーを進めるための方便に過ぎないのではないかと。 世の中は、0と1、良いか悪いかだけでは測れないものだということを、改めて教わった気がします。 | ||||
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カナダが舞台とは知らずに読みはじめました。ニューヨークを小さくしたような、ザ・メインという移民の街が舞台。 苦いくせにセンチメンタル。ブラックコーヒーに砂糖だけ入れるという主人公の刑事のコーヒーの好みとおんなじ。 主人公とフーテン娘(年がばれるボキャブラリーだけど)との関係もいいです。 個人的には、後半の「クオ・グァディス・パードレ」というセリフに泣かされてしまった。 | ||||
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「夢果つる街」は私のベスト1作品であるが、内容もさることながら、重く、深い文章が、ヒタヒタと胸に沁みるのである。例えば、以下の独白などは、その最たるものである。 「犯罪というものについて、罪悪というもについて、おれはずいぶん考えたことがある。強制収容所にいたときだ。おれは恐ろしい犯罪をいくつも目撃した。あれを見てしまったら、バーの外でぶん殴られている奴がいようが、だれかが殺されようが、気にもならない。心とか想像力にも、てのひらとおんなじように、たこができるものなんだ。奴らはおれたちにひどい仕打ちをした。獣みたいな奴らに殴られたり拷問されたりしたって意味じゃない。違うんだ。殴られているうちにこっちが獣になってしまったという意味だ。最後には本当に殴られるに値する動物になりさがってしまうんだよ」 | ||||
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