夢果つる街



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夢果つる街 (角川文庫)
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初公開日(参考)1988年03月
分類

長編小説

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夢果つる街 (角川文庫)

1988年03月31日 夢果つる街 (角川文庫)

吹き溜まりの街、ザ・メイン。いろんな人間たちが破れた夢を抱えて生きている。ラポワント警部補は毎日パトロールを欠かさない。ここは彼の街であり、彼が街の“法律”なのだ。そしてラポワントにも潰えた夢があった…。それは奇妙な死体だった。胸を一突きされて、祈るような格好で路地にうずくまっていた。イタリア系らしい若い男だった。街を知りつくしたラポワントは、難なく最初の手がかりをつかんだ。だがやがて浮かびあがるのはまったく意外な犯人、そしてそこにも街の悲しい過去があるのだった―。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

夢果つる街の総合評価:7.60/10点レビュー 20件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(10pt)

1ページから傑作と感じた。

最初の1ページを読んだ時からこの作品は傑作だなと感じた。それも生涯忘れ得ぬほどの…。
前回読んだ『バスク、真夏の死』とは比べ物にならない読み易さと簡潔かつ的確な訳。外国の小説でこれほど町のイメージがたやすく浮かんだのは、本書が初めてではなかろうか?それは著者が街の住人を誰一人として疎かにせず、見事に活写したため。行間から息吹が、匂いが立ち上ってくるが故に、それぞれが皆、確かに生きていた。
稀に見る傑作だ。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:
(4pt)

ただの酔っ払い

ちっとも面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(1pt)

ダウナー系が嫌いなので低評価

芸術なら悲劇を描くのはありだと思うが、後味が悪い話に金ださせるのは「罪悪」だと思っているので低評価。
道中もずーっと愚痴っぽく、後味だけでなく最初から最後まで砂を噛んでるような感じ。
とってつけたような主人公の恋愛は、まるで失敗料理に砂糖をかけるかのような逃げにしか思えず。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024
No.17:
(4pt)

バディ物としての面白さ

どういう経緯で本書に興味を持ったかは忘れてしまったけれど、長らく本棚の肥やしになっていたのをやっと読了した。僕はあまり熱心なハードボイルド小説の読者とは言えない。しかし本書は間違いなく王道のハードボイルド小説だろう。渋い主人公、その悲しい過去、薄幸の女、希望なき街、鉄拳の嵐、エスタブリッシュメントとの対立…。

これらの古色蒼然とした要素は、いくら何でもイカニモ過ぎるんじゃない? というようなことも思ったが、比較対照する作例をほかに知らないせいか、けっこう面白く読んだ。ちなみに本書の発表年は1976年、フリーランスの探偵というのはさすがに非現実的になっていたと思うので、警察組織のはみだし者が主人公になっているのだろう。

甘っちょろいところもある。脚の悪い若い娼婦とのロマンスなんて、どうにも照れくさい。また、それまでのスローな展開は一体何だったの? と思ってしまうほど大切な証拠が終盤唐突に出てくることや、重要なキーパーソンに至るプロセスがすごく適当なことにも、鼻白んだ。犯人像にもいささか無理があると思った(犯人は途中で想像がつく)。

しかし、それらを補って余りある魅力だと僕が感じたのは、物語を通して、若い刑事との関係性の深化がじっくりと描かれていることである。本来的には住む世界の違う両者が、捜査を経るにつれだんだん惹かれ合う、というバディ物の面白さもよくあると言えばよくあるパターンなのだけれど…。でも、最後の若い刑事の行動には、正直ちょっと驚いた。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024
No.16:
(5pt)

素晴らしい

これはミステリーなのでしょうか?読んでいるうちに、疑問が湧いてきました。
自分がこれまでに読んだことのあるミステリーを基準に考えると、最初はちょっと冗長な気がしていましたが、ミステリーと考えずに読み進めていると、凄く良い小説だと思うようになりました。殺人事件は単にストーリーを進めるための方便に過ぎないのではないかと。
世の中は、0と1、良いか悪いかだけでは測れないものだということを、改めて教わった気がします。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024
No.15:
(5pt)

苦いくせにセンチメンタル

カナダが舞台とは知らずに読みはじめました。ニューヨークを小さくしたような、ザ・メインという移民の街が舞台。
苦いくせにセンチメンタル。ブラックコーヒーに砂糖だけ入れるという主人公の刑事のコーヒーの好みとおんなじ。
主人公とフーテン娘(年がばれるボキャブラリーだけど)との関係もいいです。
個人的には、後半の「クオ・グァディス・パードレ」というセリフに泣かされてしまった。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024
No.14:
(5pt)

このような本を文庫で読める嬉しさ。

「夢果つる街」は私のベスト1作品であるが、内容もさることながら、重く、深い文章が、ヒタヒタと胸に沁みるのである。例えば、以下の独白などは、その最たるものである。

「犯罪というものについて、罪悪というもについて、おれはずいぶん考えたことがある。強制収容所にいたときだ。おれは恐ろしい犯罪をいくつも目撃した。あれを見てしまったら、バーの外でぶん殴られている奴がいようが、だれかが殺されようが、気にもならない。心とか想像力にも、てのひらとおんなじように、たこができるものなんだ。奴らはおれたちにひどい仕打ちをした。獣みたいな奴らに殴られたり拷問されたりしたって意味じゃない。違うんだ。殴られているうちにこっちが獣になってしまったという意味だ。最後には本当に殴られるに値する動物になりさがってしまうんだよ」
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024



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