薔薇の名前
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.75pt | ||||||||
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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キリスト教の知識がないと、?となるところがあるかもと思います。長い。というのが感想の全てです | ||||
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作者は宗教学者ですね。読んでいて辛かったです。この本を評価している人は見栄っ張りなのかな。 | ||||
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凄い書物に触れてしまいました。内容の密度がとても濃く読み終わるまで1か月要しました。ただ、この期間は難しくて挫折の意味ではなく、数多く現れる内容から興味を持ったものを脱線して調べながらの読書だったためです。それでも正直わからない事だらけで、拾えるものが微々たるものでした。本書の凄まじさは読者が持っている知識に呼応して魅力が増す作品になっている所です。 | ||||
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14世紀の修道院が舞台の歴史ミステリーです。説明するまでもない有名作品で、古いですが映画化もされていますね。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 本自体は満足いくものだったが、輸送による本の角や隅のかすれが思った以上にひどい 以前はもう少し丁寧に梱包されていたと思うのだが… | ||||
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| 作品は素晴らしい。ここで書くことではないでしょうが、私もコレクションとして限定カバーを手に入れたいので予約しました。届いたら紙袋包装で破れており、中身の書籍本体は折れ、全体的に擦れて傷がありました。高額なのと楽しみにしていただけにショックです。今回、作品のレビューを書くところで、配送の不満を作品評価に反映すべきではないと思って星は純粋な作品評価にしています。只、他にも同じ方が多かったようなので購入方法の参考と改善の足しになればと思い投稿します。 | ||||
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| 14世紀のイタリアの修道院で連続殺人が起こり・・・というお話。 以下、訳者の河島さんのあとがきからの引用(ネタばれあり)。 「ところで推理小説はその構造上、周知のように、まず発端となる事件(たとえば死者)があって、何等かの決着(たとえば犯人の発見や逮捕)へと向かうのであるが、その間に、作者=探偵=読者にとっては、解決しなければならない関門(たとえば謎)が控えている。長篇『薔薇の名前』には、推理小説のための小道具や大道具が十分に揃っていて、この糸をたぐっていく読者は、たとえば、あの異形の建物のなかへ入りこみ、迷宮の謎を解いていく過程で、大きな知的喜びを味わうであろう。しかしやがて、それらの複雑な謎もみな解明され、一連の事件を決着へ向かう。その時点において、すなわち、山上の僧院が炎上して、まさにすべてが灰燼に帰さんとしているとき、その光景を前にしながら、ウィリアムはアドソに向かってつぎのように言う。その科白に、賢明なる読者は、ぜひ注意していただきたい。『一連の犯行を支えているかに見えた、『黙示録』の図式を追って、わたしは○○〇にまで辿り着いたが、それは偶然の一致にすぎなかった。すべての犯罪に一人の犯人がいるものと思い込んで、わたしは○○〇にまで辿り着いたのだが、それぞれの犯罪には結局、別の犯人がいるか、誰もいないことを、発見したのだった」敢えて、繰り返しておく。ウィリアムは犯罪には別の犯人がいるか、誰もいないことを発見した、と言っているのである。この科白は、尋常ではない。ウィリアムは(彼はもはやエーコであって、ホームズではない)その先に続けて言う。『邪悪な知能に長けた者の企みを追って、わたしは○○〇にまで辿り着いたが、そこには何の企みもなかった。あるいは、○○〇自身が初期の自分の企みに圧倒されてしまっていた。と言ってもよい。一連の原因の鎖が、原因から派生した原因の鎖が、相互に矛盾する原因の鎖が、つぎつぎにたぐられていくと、それらが勝手に独り歩きをして、初期の企みとは無縁な別個の諸関係を生み出してしまうのだった。わたしの知恵など、どこに居場所があろうか?」 〇になっているところは固有名詞で伏字にしました。この感想がこの作品の端的な要約になっていると思いました。 ジョージ・オーウェルの「一九八四年」にピンチョン先生が悲痛なラブストーリーとしても読める、と言ったり、レムの「ソラリス」もそういう部分があったりする事を鑑みて、この作品を読むと、 「ヨハネの黙示録」に見立てて犯罪が起こるは、マザーグースの童謡通りに犯罪が起こるサスペンス 「アフリカノ果テ」という文章を調べるのは、暗号解読 迷宮の文書館を調べるの所は、館ものの推理小説、その中を調べるのは洞窟探検の冒険小説 という風に、娯楽推理小説とも読める、とこう言いたい訳です。 実際は推理小説の枠組みを借りた神学問答で、その進学問答に、キリストの清貧、愛し合っている関係での性愛が許されるか、異端と正統の違いを組み込んだ作品に思えました。もの凄く個人的な感想を申せば、「黒死館が出てくる『虚無への供物』」という風に思いました(珍説ですが)。著者のエーコさんがイタリアの人で、イタリアがローマ法王庁とかあって、キリスト教の総本山とういう事で、キリスト教をある程度知っていないと判りずらい所もありますが、総じて面白く読めました。 個人的には、夫婦同志の性愛、子作りの為の性愛もあまりよくないというのが、夫婦間のセックスレスがよくないと言われたり、LGBTが普通になった二〇二五年終わり頃に読むと、隔世の感がありました。 題名に関しては、著者覚書で、「書名は読者の考えを方向づけるのではなく、それを混乱させねばならない」という事で、勝手に解釈しますと、薔薇が実際咲いて萎れますが、見た人の心には残り、信仰心を持っている人もいずれは死にますが、他に生きている人にその信仰心は継承される、という風に解釈しております。ケインの「郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす」もケインの家にくる配達の人が二度ベルを鳴らす人だった、という単純な理由で付けられ、後付けでいろいろな解釈が生まれたという事で、本書もそれぞれが勝手に解釈していいらしいです。 今回の改訂版は、以前のエディションとどこがどういう風に代わったか比較してないので、判りませんが、知っている方がいらっしゃれば、ご教示して頂きたいです(自分でやれと言われそうですが)。前に読んだ際よりも面白かったので、☆は一つ増やしました。 昔のキリスト教の神学問答を推理小説の枠組みで再現した感じの作品。是非ご一読を。 蛇足ですが、この作品と直接の関係はないですが、「エドガルド・モルターラ誘拐事件 少年の数奇な運命とイタリア統一」というノンフィクションで、イタリアの宗教事情が判ります。 また、似た感じの作品で、ポトツキという人の「サラトガ手稿 完全版」、オルハン・パムク氏「私の名は赤」もお勧めしておきます。 | ||||
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| 「完全版」にかこつけて、単行本より800円も高い文庫本ってどうなんでしょう? 非常に高価なので、書店でビニール包装して陳列するようになるのかな? | ||||
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| 新刊なのに天の角部分の一部が潰れていた。読書に支障はないが、気分が悪い | ||||
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