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この時代(宗教改革の時代)のヨーロッパや、物語の背景の社会情勢や、キリスト教文化に興味のない方には、難解だと思います。 しかし逆に興味のある方には、結構面白く読めると思います。 相当読み応えあります。時間をかけてじっくり読みたい方にお勧めします。 | ||||
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歴史の授業を思い出しながら読んでいます 読みでのあるものでした | ||||
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上巻の半分で挫折しました。帯の文句に騙されました。いつか面白くなるだろうと、我慢していたのですが、飛ばして最後の方を読んでみたら、同じ調子だったので、諦めました。どなたかが書いてましたが、これを全部読み終えたら、達成感が味わえます。ひとに自慢できます。 | ||||
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『薔薇の名前』+『ダヴィンチコード』+〈007〉という謳い文句に惹かれて購入。上下巻読了。 小説の描写が細かくて、当時の空気感、高揚感が伝わってくる。主人公が西インド産の葉巻を吸うシーンが何度か挿入されたり、イタリアでフォークの使い方を始めて知る人物場面があったり、ヴェネチアでは、ラテン語、イタリア語、ドイツ語が混ざった会話が日常であること等、まるでその時代に飛び込んでしまったかのよう。 ただし、主人公や仲間の名前がコロコロ変わるので、時々戸惑うことも。登場人物の一覧はそういう意味では頼りにならない。主人公は、ドイツ、オランダ、イタリア、イギリス、トルコ等、様々な地域を移動、放浪することになる。周囲で仲間は次々と、殺されていく。密告者Qとは誰なのか。 佳境となるのは第二部である。 舞台は16世紀。ドイツ。宗教改革の時代である。ローマ教皇(カトリック)派、ルター派、ドイツ皇帝派の勢力争い。異端審問が行われるドロドロした時代である。 第一部から第三部まで分かれていて、主人公の体験する部分と、「Q(コヘレト)」という人物がカラファという人物宛に送付した報告書。と日記から成っている。Qが報告書を宛てている、ジョヴァンニ・ピエトロ・カラファとは、後のローマ教皇パウルス4世である。銀行業のフッガー家とハプスブルク家(神聖ローマ皇帝カール5世)との繋がりは冒頭で示唆されている。事前にWikipediaか何かで、カール5世等のメジャーな重要人物を押さえておくといいと思った。 物語の第一部は教皇派とルター派に対し反乱を起こしたトマス・ミュンツァーが捕まるところから始まる。 主人公は追っ手から辛くも逃げ切る。主人公は最後にミュンツァーから手紙の束を託された。手紙の内容から、どうやら組織の中に裏切り者がいたことがうかがえる。理想に燃えた学生時代の回想。惨殺される仲間たち。以後、主人公は何度も名前を変え、身分を偽る。改革のためにヨーロッパの様々な地域を放浪、逃亡することになる。あちこちに現る預言者たち。 第二部はドイツの都市、ミュンスターで起こった再洗礼派の反乱が舞台。 カトリックの司教を追い出し、再洗礼派は都市を支配することに成功した。都市に残るルター派と市民を、再洗礼派の首長に取り込むことができるかが鍵である。司教派は大軍で都市を包囲する。主人公はオランダへ、火薬などの物資を求め都市を離れるのだが・・・。 一体、誰が裏切り者だったのだろうか? 徐々に明らかになってくる黒幕。 第三部はヴェネチアが舞台である。自由と活発な共和国である。 異端書とされた『キリストの恵み』を大量に印刷し、配布することで、思想を浸透させようとしている。主人公はユダヤ系の有力者の支援を受け、仲間と共に書物を販売、浸透させていく。子どもに「キリストって誰?」と尋ねると「像だよ」との答え。この話が再洗礼派の主張を意識せずに、ごく一般的に受け入れられていくことの危険性。 Qはこの書籍の危険性をカラファ宛に報告。試みを打ち壊すべく、工作を行おうと提案する。ヴェネチアにはローマ教皇派はなかなか干渉することができない。そうしたなか、ローマ教皇は亡くなり、コンクラーベが行われる。次のローマ教皇は誰になるのか? ルター派や再洗礼派に理解を示す穏健派か、はたまた弾圧を加える守旧派なのか。コンクラーベに向かうある枢機卿と主人公は出会う・・・。 本書は、ボローニャのイタリア人四人の共著。著者にあるルーサー・ブリセットとは、無名のサッカー選手の名前であるそうな。アンチ商業主義の立場から、Webで無料で公開されたらしい。その姿勢、なんだか小説で、主人公が起こした行動に似ている気がする。フライヤー(飛ぶ紙)に通じる。 コーヒーでも飲もうかな。 | ||||
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