タンゴステップ



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初公開日(参考)2008年05月
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長編小説

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タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)

2008年05月23日 タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)

男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の中の一軒家、人形をパートナーにタンゴを踊る。だが、その夜明け、ついに影が彼をとらえた…。ステファン・リンドマン37歳、警察官。舌がんの宣告に動揺する彼が目にしたのは、新米のころ指導を受けた先輩が、無惨に殺されたという記事だった。CWA賞受賞作『目くらましの道』に続く、スウェーデン推理小説の記念碑的作品ついに登場。 (「BOOK」データベースより)




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タンゴステップの総合評価:8.57/10点レビュー 14件。Bランク


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(8pt)

人間は、社会は進歩しているのか?

ヴァランダー・シリーズで有名なヘニング・マンケルのシリーズ外作品。とはいえ、物語の構成、社会背景などはシリーズと共通するものがあり、シリーズの愛読者も十分に満足できるだろう。
舌癌と診断され、自分は「40歳を前に死ぬ」のだろうかと苦悩する刑事が、引退して隠匿生活を送っていた先輩刑事が惨殺されたという新聞記事を目にして、事件現場を訪ねることにする。最初はただ、どういう生活をしていたのかを知りたいというだけの気持ちだった刑事だが、謎に満ちた事件の様相を知るにつけ、自分は担当外(まったく別の警察の管轄である)であるにもかかわらず、捜査活動にのめりこんでいく。舌癌の本格的な治療が始まるのを前に絶望的な気持ちにかられたこともあり、主人公の刑事はかなり乱暴な手段で捜査を進め、やがては事件の真相をあばくことになる。
先輩刑事を殺害した犯人はストーリーの早い部分で登場するので、犯人探しの警察小説ではなく、事件の背景となる社会病理、人間の醜さに鋭く切り込んでいく社会派ミステリーといえる。物語の舞台は2000年前後のスウェーデンだが、まったく同じような病理が日本社会をむしばんでいることが顕在化してきた現在、読後にはきわめて重いものが残された。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(4pt)

深い謎に誘い込む血のステップ

殺人現場に残された血の足跡はタンゴのステップを踏んでいた。地元の警察官が気づいたまでは良かったが、何も明らかになることはなくひたすらなぞに引き込まれていく。人生が詰んだ気になっている主人公と共に、どこまで真相が見えない宙ぶらりんに耐えられるか。
タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)より
4488209084
No.12:
(4pt)

石を退けたことで虫が散らばった

単に謎が解けるだけでなく、著者の社会への見方が窺える。訳者があとがきに記す著者の人生で、その背景が明らかに。
タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)より
4488209092
No.11:
(5pt)

マンケル作品読破!もう新作を読めないのが残念

最後までとっておいた本作もとうとう読んでしまい、作者の文庫翻訳作品すべて読破しました。
相変わらず重厚で読ませる内容でした。

本作は今なお残るナチズムに対する警鐘でしたが、作者は他の作品でも移民排斥への反対を示唆
するなどリベラルな政治志向が窺がえるものがものが多くあります。

欧州の移民問題や右傾化などについては、昨今の風潮を踏まえ更に作者の見解や新作を読んで
みたかったと思い、それが叶わないことが残念です。

本作ではステファンとジョゼッペといったように同等の思考力を持ち、尊重し合う相方との会話の
中で思索を高めていく過程が好きです。

改めて、良い作品でした。
タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)より
4488209092
No.10:
(5pt)

全編に重苦しい雰囲気が漂う北欧ミステリー。

全編に重苦しい雰囲気が漂う北欧ミステリー。 プロローグに綴られる1944年のドイツの断片描写は事件の真相に大きく関わって来るのだろうか。 主人公の警察官ステファン・リンドマンは舌がんの宣告を受け、不安の中、かつての恩師で定年退職した警察官ヘルベルト・モリーンの惨殺事件の真相を追う。 少しずつ事件の真相は見えて来るのだが、主人公を見舞う不幸と予想だにしない真実が新たな展開への期待を膨らませる。 下巻ではどういう結末が待っているのか…
タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)より
4488209084
No.9:
(4pt)

ノンシリーズの北欧ミステリーの下巻。

ノンシリーズの北欧ミステリーの下巻。 舌がんを宣告された主人公ステファン・リンドマンの絶望感と次第に姿を見せる過去の亡霊が全体の雰囲気を重苦しいものにしているようだ。 主人公の警察官ステファン・リンドマンは舌がんの宣告を受け、不安の中、かつての恩師で定年退職した警察官ヘルベルト・モリーンの惨殺事件の真相を追う。 少しずつ事件の真相は見えて来るのだが、主人公を見舞う不幸と予想だにしない真実…結末に待ち受けるのは…
タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)より
4488209092



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