五番目の女



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初公開日(参考)2010年08月
分類

長編小説

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五番目の女 上 (創元推理文庫)

2010年08月28日 五番目の女 上 (創元推理文庫)

父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。一見大したことがなさそうなふたつの事件だったが……。シリーズ第6弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

五番目の女の総合評価:8.24/10点レビュー 21件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

五番目の女の感想

クルト・ヴァランダー警部シリーズ10作品のうちの6作目です。シリーズものとして脂の乗った読み応えのある作品でした。イースタ警察の捜査チームの面々のキャラクターがとても良く描かれ、個々のエピソードが物語に彩を添える役割を十分に
果たしています。残虐な殺人事件を捜査するヴァランダー以下のチームも、皆目犯人像が見えない中、地道な捜査で一歩一歩犯人に迫っていく様子が丹念に描かれていて読み応えがあります。天才的な閃きとかそう言ったことで捜査が進むといった
都合のよい話ではなく、時には迷い仲間の意見や別のとらえ方で状況を推理し直す着実な捜査の仕方が読むものを引っ張っていきます。この、物語に没頭させて読者を引っ張っていく力量は並みではありません。その筆力で試行錯誤しながら連続殺人犯を追うヴァランダーたちの過酷な日常が淡々と描かれているところもとても好感が持てます。証拠を残さずミスリードを図る犯人に最初は迷わされますが、始めから感じていた違和感を信じ仮説を追っていくヴァランダー警部。チーム責任者としての苦悩を盛り込みながら犯人に辿り着く過程がミステリとしても警察小説としても大変良くできた作品であると感じました。後記に著者の経歴やエピソードが書かれていますが自分としては意外な感じの人だと思いました。才能のある人はそこにピタッとはまるように世の中は出来ているんですね。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(9pt)

どんどん完成度が高まっている!

ヴァランダー・シリーズの第6作は、絶賛した第5作を上回る傑作だった。
ヴァランダーをはじめとする登場人物のキャラクターの面白さ、社会背景に対する鋭い視点という本シリーズの魅力に加えて、今回は警察ものミステリーの肝である犯人探しが抜群に面白い。もちろん、「笑う男」、「目くらましの道」の犯人探しもレベルが高いのだが、本作は数段レベルアップした(大家に対して失礼な表現だが)と思う。
極めて残酷な殺され方をした老人たちが連続殺人の犠牲者と判明し、イースタ警察署は全力を挙げて捜査に取り組むが、極めて計画的で行動が徹底した犯人は、解決の糸口となるような証拠を残さず、ヴァランダーたちの推理もたびたび壁にぶち当たり、なかなか成果を上げることができない。そのため不満を抱く市民が自警団を組織するという騒ぎにまで発展する。
読者には、比較的早くから犯人が提示されるのだが、個人として特定し、逮捕するまでのプロセスが長く複雑で、ぐんぐんストーリーに引き込まれていく。操作手順や結果にも突飛な偶然やご都合主義がなく、まさに警察小説の醍醐味を堪能できた。
サイトストーリーであるヴァランダーの親子関係(父との関係、娘との関係)、恋愛関係にもエポックメイキングな出来事があり、シリーズとしての面白さもたっぷり用意されている。
本作品で初めてヴァランダーに触れた人も、きっとシリーズ全体が読みたくなる、オススメ作品だ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(4pt)

ヴァランダーの哀しみ。

「刑事ヴァランダー・シリーズ」第6弾。ミステリー/警察小説としての本筋ではないのだが、ヴァランダーが父を喪い、娘は大人になり自立して自分の手を離れていくあたりの「中年男性の哀しみ」が胸にささる(それでも、父の死の前にともにローマ旅行ができたことは良かった)。
 そういうところが本シリーズの魅力でもあるのだろう。
五番目の女 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:五番目の女 上 (創元推理文庫)より
4488209106
No.18:
(4pt)

柳澤訳がとにかく駄目

柳澤センセ、日本語おかしいです。

頭が痛くなります。

ヘニングマンケルの本では、これが一番面白かっただけに、本当に残念。
五番目の女 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:五番目の女 下 (創元推理文庫)より
4488209114
No.17:
(4pt)

柳澤訳にしてはまあ読める

上巻読了。
今まで読んだ、ヘニング マンケル、柳澤由美子センセ訳では、一番面白い。

しかし、訳がやっぱりおかしい。
五番目の女 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:五番目の女 上 (創元推理文庫)より
4488209106
No.16:
(5pt)

傭兵は去れ!!

ヴァランダーは凶悪化する犯罪に、犯人追跡だけでなく、犯罪の原点を追い求め行動する。その献身を笑うかの様に、傭兵は人見境もなく人を殺し、建物を破壊し、あたり一帯を焼き尽くす、それが仕事・・それを命令する狂気の権力者達、そして姿が見えない闇の世界だけが潤ってゆく。
五番目の女 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:五番目の女 下 (創元推理文庫)より
4488209114
No.15:
(4pt)

事件の背景にある社会問題をテーマに

このシリーズを通して言えることですが、詳細に描かれる陰惨な事件の内容やそれを追う警察の地道な捜査の過程のリアルな描写などの背景にはある種の抽象的で象徴的、哲学的思想が色濃く流れている作品だと思いました。
個々の事件としての因果関係や犯行の動機は何かといった結論の辻褄合わせを求めて読むとあまり満足感は得られないかもしれないと思います。
社会的な正義や矛盾、道徳観念といった普遍的なテーマを読む側に突きつけて「そうなった時あなたはどうするのか」と問うている作品であり作者の狙いはまさにその考えさせることにあるのだろうと思いました。
五番目の女 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:五番目の女 下 (創元推理文庫)より
4488209114



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