背後の足音



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初公開日(参考)2011年07月
分類

長編小説

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背後の足音 上 (創元推理文庫)

2011年07月21日 背後の足音 上 (創元推理文庫)

夏至前夜、三人の若者が公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、料理、ワイン。彼らをうかがう目があるとも知らず…。イースタ警察署に、夏至前夜に友人と出かけて以来行方不明の娘を捜してくれという母親の訴えが出された。その捜査会議に刑事のひとりが無断で欠席する。几帳面な人物がなぜ?不審に思ってアパートを訪ねたヴァランダーの目の前に、信じられない光景が。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

背後の足音の総合評価:8.83/10点レビュー 29件。Aランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

背後の足音の感想

ヴァランダーシリーズで邦訳されているものの中では最新の話ですが、彼の中年クライシスは止まるところを知りません。スウェーデンと言う国の背景を知るにはとても面白い作品ですが、あまりの悲哀っぷりにはちょっとどうなの?と思ってしまいます。
そこがこの作品の良さなのかもしれませんが。
信頼していた仲間が殺されて彼の秘密を追いかけていくのですが、なかなかその秘密にたどり着けない。
少しずつ真相がわかってくる過程はなかなか緊迫感があるのですが、いつも肝心な時に携帯わすてたりメモがなくなったりと、優秀なのにあまりにもポカが多すぎます。
もう少しミドルエイジの人達が元気になるように元気にしてあげても・・・と思ってしまいました。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

味わい深い警察小説

刑事ヴァランダー・シリーズの国内での最新作(シリーズでは10作中の7作目)。本シリーズは初読だったが社会派警察小説の醍醐味を堪能でき、これからシリーズを第一作から通読したいと思った。
国内・海外を問わず、最近非常に人気がある「警察小説」のジャンルだが、そのテイストは千差万別。その中で、どの作家・シリーズに近いかといえば、断然、スウェーデンの傑作警察小説シリーズ「マルティン・ベック」シリーズだ。もう30年以上の昔になるだろうか、マルティン・ベックに出会った時の衝撃を再び味わうことができた。
主人公は、スウェーデン南部の小都市・イースタ警察署のNo.2のヴァランダー刑事。50歳を目前にして、糖尿病と診断され、心身ともに折れそうになりながら、仮装パーティーを楽しんでいた若者たちと、イースタ署の同僚刑事を殺害した犯人を追う。狡猾で周到な犯人はほとんど物証や手がかりを残しておらず、捜査は難航し、時に迷走する。それでも、地道な被害者の背景調査と粘り強い聞き込みで、徐々に犯人を追いつめていく・・・。
妻に去られ、恋人とは別れ、唯一心がつながっていると信じている娘は大学生活のために離れた土地にいてたまに電話する程度の孤独な暮らし。そこにもってきての糖尿病で、まさに“中年クライシス”の真っただ中のヴァランダー刑事。それでも、検察や社会、マスコミからの重圧にも負けず(ときどきは負けそうになりながら)、糖尿病による渇きと疲労に耐えながら捜査にまい進する主人公には、深く共感を覚えずにはいられなかった。
最後に明らかになった犯人像とその動機を解明する過程で主人公たちが感じる、スウェーデン社会の底知れない不気味さ。それは、現在の日本社会の不気味さにも通じるものがある。いやむしろ、社会的な安定度でははるかに高いところにあると思われていたスウェーデンですらと考えると、我々ははるかに危険な社会を作り出し、薄氷の上で日々暮らしているのではないだろうか?
ダルグリッシュ警視シリーズ、リーバス警部シリーズの愛好者にはきっと気に入ってもらえるだろう。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27:
(5pt)

著者の現代スウェーデン社会観が見え隠れする。

犯罪捜査では機会と動機のある人間が容疑者となるわけだが、本作の事件では動機が見つからず、そもそも複数の被害者をつなぐ共通点がなく、捜査が難航する。そこに著者のスウェーデン社会観/現代社会観みたいなものが反映されていて面白い。『ピラミッド』を除き刊行順に読んできた中では一番面白かった。
背後の足音 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:背後の足音 下 (創元推理文庫)より
4488209130
No.26:
(4pt)

良い

なかなか良いが、また翻訳が良くない。

警察のユニフォーム、制服、と言い方が変わる。
柳澤センセ、一人で訳していないんでは?
下請けを雇うとか分業しているなら、全体を一回見直すべし。
同じ翻訳者の角川のマルティンベックシリーズほどひどくはないが、編集者も怠慢であるように思う。

サスペンスとして十分に良いが、毎回毎回結末が尻すぼみ。ちょっとがっかりする。
背後の足音 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:背後の足音 下 (創元推理文庫)より
4488209130
No.25:
(5pt)

傭兵は去れ!!

ヴァランダーは凶悪化する犯罪に、犯人追跡だけでなく、犯罪の原点を追い求め行動する。その献身を笑うかの様に、傭兵は人見境もなく人を殺し、建物を破壊し、あたり一帯を焼き尽くす、それが仕事・・それを命令する狂気の権力者達、そして姿が見えない闇の世界だけが潤ってゆく。
背後の足音 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:背後の足音 下 (創元推理文庫)より
4488209130
No.24:
(5pt)

切実に、ヴァランダーに幸せになってほしい。

一話ごとに、ヴァランダーが年齢を重ね、その時々の悩みを抱えつつ奮闘しているのが、興味深い。今回は、体力の衰えや病気に虚勢を張りながら、犯人に肉薄していく。悪態をつき、泣き言を漏らし、不安になり、愛を求めてさまよい、それでも重荷を投げ捨てない。だからこそ、最後に読者にカタルシスを与えられるのでしょう。
犯人を生み出した現代社会の事情をも考えさせる、実に奥の深いシリーズだと思います。
背後の足音 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:背後の足音 上 (創元推理文庫)より
4488209122
No.23:
(4pt)

ミステリ要素満載の警察小説

今回も何やり、思わせぶりな始まり。
仮想パーティの若者達が殺され、ついにスェードヴェリまで殺されて・・・。

かなりショッキングなスタート。
次々と謎も深まり、細部を丁寧に描きこみいつもの展開でグイグイ物語に引き込まれていく。

前作くらいから、作者のスタイルが完全に確立されていてじっくりと読める。
背後の足音 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:背後の足音 上 (創元推理文庫)より
4488209122



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