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笑う警官



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初公開日(参考)1972年06月
分類

長編小説

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刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)

2013年09月25日 刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)

反米デモの夜、ストックホルムの市バスで八人が銃殺された。大量殺人事件。被害者の中には、右手に拳銃を握りしめた殺人捜査課の刑事が。警察本庁殺人捜査課主任捜査官マルティン・ベックは、後輩の死に衝撃を受けた。若き刑事はなぜバスに乗っていたのか?デスクに残された写真は何を意味するのか?唯一の生き証人は、謎の言葉を残し亡くなった。捜査官による被害者一人一人をめぐる、地道な聞き込み捜査が始まる―。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞。警察小説の金字塔、待望の新訳! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

笑う警官の総合評価:7.84/10点レビュー 64件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

期待以上!

古い小説なので、それほど期待して読み始めなかったのだけど
期待以上に面白くアッという間に読んでしまいました。

プロットがしっかりしていると、古くささ?なんて関係ないのですね。
刑事一人一人の個性や、事件そのものの現実性。
もっと個々の生活や捜査を知りたかったほど・・・・。

地道に読んでいくと、年に何回か、こういう金星に出会えるのが
小説を読むことと同じくらい楽しいものですね。


ももか
3UKDKR1P
No.3:
(7pt)

刑事マルティン・ベックと仲間たち

意外性はそれほどないですが訳が良いのでテンポとユーモアがあり楽しく読めました。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新訳で再読。やっぱり傑作だ

ミステリーファンには何の説明も不要なスウェーデンの超傑作警察小説シリーズが、全巻新訳になるという。その第一弾(シリーズ4作目)は、シリーズの中でも傑作の評価が高い「笑う警官』で、30数年ぶりに再読したが、期待にたがわぬ面白さだった。
著者ふたりは、シリーズ10作でスウェーデンの10年の同時代史を書き残すという意図を持っていたといわれるが、再読してあらためて、ふたりのジャーナリスティックな視点の鋭さを感じさせられた。さらに、エンターテイメントとしてのレベルの高さがいささかも古びていないことにも驚嘆させられた。
シリーズを初めて手に取る方にはもちろん、再読の方にも文句なくオススメ。今後の新訳の登場が非常に楽しみである。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

笑う警官の感想

警察小説の古典に挑戦、と言うつもりで読みましたが、意外と古さを感じず逆に拍子抜け。強いて言えば、こんな大事件にしては捜査員が少なすぎませんか?とは思う。序盤何だかさっぱり分からない事件が、終盤ドンドン解決へ向かうのは、なかなか爽快で良かったです。犯人逮捕場面も秀逸。また、刑事たちのキャラもみんな割と濃くて、書き分けが良く出来てますよね。
ただ、作品全体を覆う暗い雰囲気と、人名か地名かも分からなくなる固有名詞にぐったり疲れました。本作は、名作に相応しい素晴らしさと認めますが、きっとシリーズの他作品は読まないでしょう。

なおひろ
R1UV05YV
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.60:
(3pt)

翻訳の比較

原書は未読。なので、どちらが原書に忠実なのかは不明。

高見訳と柳沢訳の比較。

うっとおしい雨のストックホルムを感じたいなら高見訳が勝る。

より洗練され、より要約的で読み進めやすい簡潔的な柳沢訳。

好みの問題か。

ただ、ミステリー愛好家は高見訳の方を好みそう。

あくまで個人的な感想だが。
刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)より
4041010179
No.59:
(5pt)

グンヴァルト ラーソン

グンヴァルト ラーソンファンも結構いると思いますが
刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)より
4041010179
No.58:
(5pt)

ストックホルムという街、そして疲れた男たち

ISBN- 978-4042520023 (72年刊、角川文庫 赤 520-2。警察バッヂのアップ 旧表紙)へのレビュー。

スウエーデン、ストックホルム警察殺人課マルティン・ベックシリーズ第4弾、MWA最優秀長編賞受賞の名作(68年)。おなじみベックら殺人課チームが挑む今回の事件はある雨の夜起こったマシンガンによる市バス大量殺りく事件。本シリーズは推理ものというより捜査物で、ベックシリーズというがいつもの本課チームが個々にあるいは協力していかに犯人へたどり着くか。その地道で現実味あふれる苦悩や感慨を描く。このシリーズに共通することだが主題はざっくり二つある。

一つは刑事稼業というか刑事(デカ)魂、家庭がありつつ根っからその生業にどっぷり浸かっている迷い、やるせなさなど。刑事であるとはどんな人間になることなのか、どんな風に人間や町を見るようになるか。刑事の家族であることとは。それが肌レベルで感じられる。

二つめはスウエーデンが抱える時代の病巣である。シリーズ10作品はいわばひとつのストックホルムサーガともいうべきもので、60年代後半から約10年の町と世相の(フィクションではあるが)記録ともいうべきものだ。性、暴力、異常心理、貧困、移民、官僚制度、デモ・・。

その雨の夜のバスに乗っていた中のひとりはベックらの若き同僚。彼は何を追っていたのか。この事件を追ううち彼らは十数年前の迷宮入り街娼殺人にたどり着く。本国史上最大の大量殺人を描きながら、小説内に、町に流れる空気は冷たく静謐。地方警察からの応援刑事から見た荒廃の町。題名「笑う警官」とは。今回ベックはやや控えめで、勤務以外で過去の事件を追っていて巻き込まれたステンストルムの存在が読後に大きく立ち上る。
なお、ストックホルムの地図や画像を検索して、見ながら読むとリアリティ倍増。

最後まで読み、冒頭へ立ち戻るとその疲労と冷酷な現実が胸に迫る。これはもう第5作「消えた消防車」を読まないといけない。本書は68年に発表された後に出版された英語版からの翻訳(名手高見浩=訳、72年)。本シリーズは原語で翻訳し直されたが(柳沢由美子=訳)なぜか第5作で中断され、見通しは立たず、また高見訳は6作目以降中古で高騰しているという不幸な状況だ。
笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)より
4042520022
No.57:
(5pt)

北欧警察小説の金字塔にして源流

反米デモの最中、大量殺人が起こり・・・というお話。

この作品は超有名で、色々な人が色々な事を述べていて、それぞれ真実だと思うので、個人的に思いついた事等を書き込んでみたいと思います。

まず、大量殺人なのに、証拠が乏しく、捜査が難航する所が現在と違う感じがしました。今だと捜査も進化して、DNA鑑定等で割とすぐに謎の端緒がはっきりするので。

とはいっても、日本でも銃撃事件で犯人が判らないまま、40年くらい経過した事件や時効になってしまった物もあるので、ここに描かれている事件もリアリティがあるかもしれません(残念ながら)。

スウェーデン社会の変遷についても、訳者あとがきや解説で指摘されている通り、車が左側通行になったり、性教育が自己責任になったり、と作品の中で描かれる犯罪と軌を一にする事もあったりで、よく時代と作品の要諦を絡めていて興味深いです。

シリーズの登場人物もお馴染みになってきて、虚構のキャラクターですが、親しみを感じたり、犯罪に関わるキャラクターもよく人間性を掘り下げてあって感心させられます。

昔(35年くらい前)読んだ際の高見さんの訳も良かったですが、今回はスウェーデン語からの新訳という事で、以前よりもこの頃のスウェーデンの社会がよりよく判る感じで好感が持てました。

いずれにしても偉大な警察小説の傑作であるのは論を待たないでしょう。出来ればシリーズ順に読んでもらいたいです。必読。
刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)より
4041010179
No.56:
(5pt)

マルティン登場

このシリーズは全巻持っています。訳もこの方が好みです。面白い〜!海外ミステリーは面白いです。
笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)より
4042520022



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