警察署長
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警察署長の総合評価:
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こんな年代記はドラマにするといいんだろうなと思ったら、やはりNHKで放映されていたんですね。 | ||||
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少し前に読んで面白かった佐々木譲の小説『警官の血』(2007年)が、スチュアート・ウッズの『警察署長』(1981年)という作品から大きな影響を受けていると知り、いつか読んでみようと思っていた。今やっと読了して、これは『警官の血』とは似て非なるものだ、ということを感じているところである。 『警官の血』は日本の戦後史を背景とした、3世代にわたる警官の家族の物語だけれど、本作も3部作構成で、40年以上の歳月が描かれてはいるが、メインとなる3人の警察署長に血のつながりはない。むしろその属性は全く異なっている。それだけ物語に広がりや多様性のようなものがあるのが、いかにもアメリカらしい。 ところで、読む前は、なぜ本作がハヤカワ・ミステリ文庫ではなく、普通小説の分野であるハヤカワ文庫から出ているのだろうと思っていた。しかし読んでみて、なんとなくその理由がわかった気がする。ミステリとしてどうこう以前に、「良質な小説を読んだなあ」という感慨をしみじみと抱かせる作品なのである。 1つ「?」と思ったのは、ウィリー・コールという登場人物名が、なぜかP250だけウィリー・スミスとなっていること。これは著者のうっかりミスだろうか。あと(どうでもいいことだが)英語題名で『Chiefs』というとカッコいいけれど、日本語で『警察署長』というと、どうにもオトボケなものイメージしてしまうのは僕だけだろうか…。 | ||||
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老後の楽しみにしていた大作、初読から30年ぶりに読み終えました。米南部の時代背景ぷんぷんするデラノ、セピア色の世界に迷い込み、下巻半ばからは読み進むのが惜しかったです。大満足のあと次はいったい何を読めばいいのやら…途方に暮れてます。 | ||||
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最高に面白かった。知らない本を探す楽しみをみつけました。 | ||||
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上巻途中まで古き良き時代の牧歌的な物語が進行して行き、当初想像していた内容ではないなと緊張が途切れそうになるが 初代警察署長ウィル・ヘンリー・リーが凶弾に斃れて終わる第1部以降ページを捲る手が加速して行く。 物語と並行して描かれる1920年代~60年代アメリカ変遷の背景と文化や歴史が興味深い。戦時中に上げた功績が帰郷した際にその人の価値を決めたり、デラノ銀行頭取ヒュー・ホームズが若かりし頃のルーズベルト大統領との邂逅、医師のフランク・マッタ―が従軍先で見た対日戦の記憶を語る場面は物語の趨勢に直接関係しないが、何気無いエピソードはストーリーの奥行に寄与し現実味を加味させる。巧い作家、脚本家はこう言った術に長けている。 60年代に於けるアメリカ南部の閉鎖された町というのは他の小説や映画でも行当る事が多く、第3部の警察署長タッカー・ワッツは「夜の大走査線」のシドニー・ポワチエを連想させる。酷い事をしておきながら自分達の優位は揺るがないと疑いも無く考えている白人達に心無い言葉を浴びせられたり暴力を振るわれる辺りに闇に葬られて来た黒人受難の歴史を垣間見る。保安官でありながらタッカーを闇に葬ろうとするスキーター・ウィリスには心底ゾッとした。人攫い、若者の失踪にはチェンジリンングを思い出し、時代を跨ぎ警察を舞台にした大河小説という事では佐々木譲の「警官の血」が頭を過った。ケチを付けるなら犯人は途中で想像出来るし、死体が埋められている事にも驚きはないので猟奇殺人を読者に納得させるような動機が書かれていなかった事か。 似通ったテーマで書かれているデニス・ルへインの「運命の日」はこの小説を超えていると個人的には思っている。 | ||||
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第2次大戦後、復員してデラノ警察に職を得たサニー・バッツ。やがて署長に抜擢された彼は、ウィル・ヘンリーの遺したメモから殺人事件のことを知るが、犯人の逮捕をあせるあまり、思わぬ陥穽に落ちてしまう。それから十余年が過ぎ、タッカー・ワッツが初の黒人署長として華々しく就任した。州副知事でウィル・ヘンリーの息子ビリーの支持を受ける彼は、前任者二人が解きえなかった事件に挑む。だが、ビリーの知事選出馬、黒人差別を続ける反動勢力の策謀が絡み、捜査は複雑な様相を呈してきた!全米に称賛の渦を巻き起こした感動の力作巨篇。 | ||||
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