草の根
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さすがにStuart Woodsは読みやすい。 Stone Barringtonシリーズは全部読んでいますし、他の作品も読みましたが、Will Leeシリーズは、主人公が政治家になる小説なので、なんとなく読む気がしませんでした。Stoneシリーズの最新作でStoneが、大統領のWillに協力する場面が出てきた(この作者は、別のシリーズの主人公を相互に登場させることがよくある)ので、読んでみる気になりました。 選挙の話が出てきますが、基本的にはサスペンススリラーであり、他の探偵ものと同じ感覚で読めます。 しかも、作者はStuart Woodsなので、英文が読みやすく、通常の小説の1.5倍のスピードで読めます。絶対にお勧めです。 | ||||
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「24」などのように、「もういいよ」というぐらい、主人公に難題がふりかかり、解決したかと思えば、それがまた新たな問題になって……みたいなめまぐるしいストーリーを楽しむタイプのお話です。 主人公はお金持ちの子で弁護士。上院議員の秘書でいつか選挙に出ようと思っています。休暇で地元に帰ったところ、強引な判事によって人種差別がらみのレイプ殺人の弁護人を引き受けさせられます。でも、この本は法廷ものじゃありません。上院議員が突然倒れ、急遽、主人公は選挙に出ることになります。カネを集め、同じ党(民主党)のライバルを破る。それもスキャンダルがからみ……。同性愛と疑われ(独身。恋人はCIAなので明かせない!)、信頼していた部下は突然自殺する……。 一方、風俗など秩序を乱す商売をしている人たちを襲撃する謎の集団があって、実はその黒幕は共和党から対立候補を国会に送ろうと画策。 つまり、主人公は難関を突破してとうとう民主党の議員候補として選出されたとたん、今度は黒幕から狙われるハメになるわけです。こいつがとんでもないやつで……。 とにかく厚い本ですが、あきません。めまぐるしい。アクションも適度にある。ただ、難点は、主人公はあんまり活躍しないんですよね。彼の回りでいろんなことが起こるわけだけど、活躍するのは別の人。そこが、読後、なんとなく割り切れない気分にさせます。 | ||||
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