(短編集)

犯罪



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初公開日(参考)2011年06月
分類

短編集

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犯罪 (創元推理文庫)

2015年04月03日 犯罪 (創元推理文庫)

【本屋大賞翻訳小説部門第1位】弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを描いた連作短篇集。序文と改訂増補を加えた決定版!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

犯罪の総合評価:8.37/10点レビュー 118件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

犯罪の感想

解説にも書かれていますが、謎解きミステリーというより『犯罪』というテーマを描いた作品です。『人は何故犯罪を犯すのか?』善人な人、普通の人でも、いけないと分かっていながら犯罪を犯してしまうのだろうか?そのヒントの一部が、この作品に込められているような気がしました。

松千代
5ZZMYCZT
No.3:
(7pt)

期待しすぎました

評判の短編集でしたが、それほどでもありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(6pt)

犯罪の感想

200P台の本に11の作品が含まれた短編集。1つ辺り20Pちょっとで登場人物も少ない為、海外作品に苦手意識がある人にも読みやすい作品。ページ数が少ないとはいえ、中身に無駄がなく濃密な文章を得た気持ちでした。

ただこの作品、謎解きや仕掛けがあるミステリではないので、好みが分かれそうです。
弁護士視点から依頼者の犯罪を聞き、その犯罪の結果だけでなく、その人の人生模様を感じる文学作品となっています。私は、作品に気持ちが入りこむことはなく、様々な人生を眺めるような読書でちょっと物足りませんでした。

好みは『エチオピアの男』です。
『エチオピアの男』はなんといっても読後感が良い事。そして犯罪者とされる人物の人生が短いページ中にぎゅっと詰まっていてよい作品でした。

『犯罪』というタイトルから感じるオドロオドロしさはなく、寧ろ爽やかにも感じた本書。
嫌な気持ちにならずに様々な話を楽しめた不思議な作品集でした。

egut
T4OQ1KM0
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

犯罪の数だけドラマがある

ドイツの高名な刑事弁護士が自身の弁護体験をベースに書き上げた短編小説集。ドイツを始め、世界各国でベストセラーを記録しただけあって、実に奥深く、味わいのある作品集だった。
全編、ミステリーというよりは犯罪者の心理を探って行くことに主眼が置かれている。著者が体験した事件弁護なので、起きた事象、犯人などは分かっているのだが、問題は「犯人は、なぜこうした事件を起こしたのか?」ということ。淡々とした文体で、丁寧に心理を分析して行く中で次第に明らかになるのは、人間の不条理とでもいうべき、精神の闇の世界である。ただ、著者は基本的に人間に対する優しさをもち続けている人なのであろう、精神の闇を切り捨てていないところに、読後の救いがあった。
実は、第二作品集「罪悪」の方を先に読んでいたのだが、本作の方がヒューマンな色合いが濃く感じられた。人間の不気味さという点では、「罪悪」の方がよく描かれている気がした。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.114:
(3pt)

普通

普通
犯罪Amazon書評・レビュー:犯罪より
4488013368
No.113:
(5pt)

ドイツの「犯罪小説集」

11の短篇が収録されているが、いわゆる「ミステリ=謎」を扱っておらず、個人的には「犯罪小説集」と感じた。謎解き要素があるのは「サマータイム」くらいだろうか。作者は「なぜ夫は妻を、姉は弟を、殺さなければならなかったのか」という経緯にこそ注目している。
シーラッハはドイツの作家で実際に弁護士であり、報告書のような淡々とした文章がむしろ陰惨さを際立たせる。リアリティに富んでいるため当然のように残酷描写や暴力表現が多出するので苦手な方はご注意。浮世離れしたミステリより地に足の着いたドキュメンタリーやノンフィクションが好きな方にお勧め。
2012年に本屋大賞1位を受賞しているので面白さは保証付き、ぼく自身こういった「現代社会や現実の事件を扱った小説」をふだん手にとらないのにこの短編集はすこぶる興味深く読んだ。「正当防衛」のリドルストーリー的な読後感が好み。
犯罪Amazon書評・レビュー:犯罪より
4488013368
No.112:
(5pt)

圧倒的な才能とはこういうものかも? と思わせる(本筋に関係ないネタバレあり♪)

著者はベテランの刑事弁護士であり、この短編集で作家デビューした。
私はこの短編はすべて実話をもとに書いたと思って読んだ。

しかし解説を読むと、これが全て創作だとわかり愕然とする。
確かに実際の事件は、守秘義務のある弁護士には書けないのだろう。

そう思い直してじっくり読み進めると、
登場人物の心の動きがよく書けていることに気づく。
これは依頼人からの聞き取りから得たものではあり得ない。
つまり作家の創作なのだと。

それにしても、この簡素な文体の見事さはどうだろう。
Amazonで評判になっていた本だが、
現役の弁護士が書いた本であり、著者はドイツ人である。

実存主義文学のような哲学的なものを勝手に想像して敬遠していた。
ところがたまたま本屋で目の前にこの本があった。
何かの縁とばかりに購入した。

2週間ほど積ん読にしていたが試しに読んでみると、
信じられないほど読みやすい! わかりやすい!
そしてページをめくる手が止まらなくなった。
なんてこった!
この圧倒的な才能はなんだ!

ただただ感心するばかりだ。
才能とは実にこういうものなのだなぁと震えてしまった。

難しいと思って敬遠している方は是非第1話だけでも読んで欲しい。
第2話以降も読み続けるかどうかはあなた次第だ。
私は強くお薦めいたします!

さてここからは余談。
この本にはある仕掛けがしてあると解説に書いてある。
と言ってもトリッキーなものではなく、
なんともユーモラスな仕掛けなのだ。

11編の短編全てに『リンゴ』が登場する。
このリンゴ自体は本筋にはあまり関係ないが、とにかく出てきます。
なぜリンゴなのかは解説を読めばわかる♪

ではこの『リンゴ』がどこに出てくるか、以下に記す。
知りたくない方はここから先は読まないでください。
(と書いても多分読むでしょうが♪)

第1話『フェナー氏』 P.31
これがブドウなら読後感は変わると思う♪

第2話『タナタ氏の茶碗』 P.42
美味しそうなリンゴだ。

第3話『チェロ』P.73
悲惨な話の中に咲く、このリンゴの赤は救いだ。

第5話『幸運』P.113
切ないお話ですが、さり気なくリンゴが登場する。

第6話『サマータイム』P.126
これはリンゴである必要はないと思うのだが…

第7話『正当防衛』P.164
なぜ上着のポケットにリンゴ?

第8話『緑』P.206
そもそも原罪からリンゴであった。

第9話『棘』P.216
とてもユーモラスで悲しいお話。絵画の中にもリンゴ。

第10話『愛情』P.230
もういきなりリンゴ!

第11話『エチオピアの男』 P.242
リンゴはアリさんも大好きなのだ♪

そして第4話『ハリネズミ』だけはリンゴが見つからない!
どこどこ? どこにリンゴがあるの?
仕方ないのでもう一度じっくりと読み返した。
ない! どこにもリンゴが出てこない!

そう思った瞬間、ハッと気がついた。
ああなるほど、確かにこれもリンゴだなぁと♪
シーラッハさんもお茶目な人だ♪

さて、第4話のどこにリンゴが出てくるのだろう?
このリンゴは物語に関係していますよ。
犯罪Amazon書評・レビュー:犯罪より
4488013368
No.111:
(5pt)

静かな感動、弁護士による、犯罪から裁判までを通して描く人間

「犯罪」というタイトルですが、実際の弁護士だけあって、事件に対する露悪や感傷的な誇張を避け、淡々と事件から裁判までを描く。しかし、ベースには人間がしっかりと描かれ、特に最後の「エチオピアの男」は静かな感動すら覚える。
犯罪Amazon書評・レビュー:犯罪より
4488013368
No.110:
(5pt)

なかなか面白かった

なかなか面白かった 読みやすい文章です
犯罪Amazon書評・レビュー:犯罪より
4488013368



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