(短編集)

刑罰



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    初公開日(参考)2019年06月
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    短編集

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    刑罰 (創元推理文庫)

    2022年10月19日 刑罰 (創元推理文庫)

    孤独感は残り続ける。たとえ罰を免れようとも。 『犯罪』で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた 当代随一の短篇の名手が紡ぐ12の物語。 黒いダイバースーツに身を包み、浴室で首をくくっていた男。赤ん坊を死なせた夫の罪を肩代わりし、三年後に出所の日を迎えた母親。静寂のなかで余生を暮らし、夏の終わりに小銃に弾を込めた湖畔の住人――唐突に訪れる犯罪の瞬間には、彼ら彼女らの人生が異様な迫力をもって溢れだす。本屋大賞翻訳小説部門第1位『犯罪』で読書界を揺るがした短編の名手が現実の事件に材を得て、罪と罰の在り方を鮮烈に問う12編。著者最高傑作!(「BOOK」データベースより)




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    刑罰の総合評価:8.46/10点レビュー 13件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    本領を遺憾なく発揮した、中身が濃い短編集

    作者のデビュー作と第2作を想起させる短編集。実際の事件に想を得て、人間の愚かさ、不可解さ、悲しさを巧みに描いた、短編の名手シーラッハの面目躍如の作品集である。
    わずか213ページに12作品が収められた文字通りの短編ばかりだが、単なる真相解明や裏話ではなく、人間の実相とそのおかしさ、悲しみが巧みなストーリーで語られており、それぞれに味わい深い。犯罪者ばかりが出て来るのだが、読み終わったあと、それまでより人間に優しくなっているような気がするヒューマンな読後感がいい。シーラッハは長編も力強いが、やっぱり短編の方が独自性があって素晴らしい。
    シーラッハファンはもちろん、ツイストの効いた短編集のファンにオススメだ。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.12:
    (5pt)

    震撼すべき犯罪小説集

    シーラッハの作品集『犯罪』『罪悪』などに感銘を受けた人が本書を読んで期待を裏切られることはないだろう。
    全12編。じつに怖ろしい出来事の数々が即物的な文章で簡潔に記されていて相当な破壊力がある。
    ちょっと見は新聞や雑誌のルポルタージュ風。なかには同工異曲とみなす向きもあるかもしれないが、私は興味をそそられた。
    刑罰Amazon書評・レビュー:刑罰より
    4488010903
    No.11:
    (5pt)

    読みやすくセンスも良かった。

    初めてこの作者の本を読みました。短編なので読みやすく、そして内容も良かったです。
    刑罰Amazon書評・レビュー:刑罰より
    4488010903
    No.10:
    (4pt)

    道を誤るのはいかに簡単なことか。

    本書を読むと、真っ当に罪を犯さずに生涯を終わらせるということが僥倖のように感じられる。それほど、登場する人々の多くは普通の人で、それが時に不条理な現実から、時に自分に起因して、孤独感や疎外感から道を誤っていく。短編だし文章は簡潔だが、得も言われぬ余韻が残る作品が多い。
    刑罰Amazon書評・レビュー:刑罰より
    4488010903
    No.9:
    (4pt)

    不思議な読後感のある短編集

    一つ一つのストーリーは頁にすれば短編となるが、内容が濃い。それぞれの作品が不思議な読後感を感じさせてくれる。
    好みはあると思うが個人的には筆者の『犯罪』という短編集の方がより面白かった。
    しかし,この短編集も秀逸だと思います。
    刑罰Amazon書評・レビュー:刑罰より
    4488010903
    No.8:
    (3pt)

    【私の評価】★★★☆☆(75点)

    著者はドイツの現役弁護士。これは彼が体験した事件の調書なのだ。

    無罪の人を裁かないために、犯罪は証拠に基づき法と判例に基づいて裁判にかけられる。証拠がなければ裁けないし、法に不備があれば裁けない。真実は神様しかわからないわけで人は無実の人を裁くか、犯罪者を無罪放免とするかどこかで線引をしなくてはならないのです。

    性奴隷にされ訴えたら殺された少女。ダッチワイフにいたずらした隣人をボコボコにした男。妻に殺されたのか自殺したのかわからない男。そうした社会の歪曲した矛盾が裁判所に集まってくる。裁判所は怖い。シーラッハさん、良い本をありがとうございました。
    刑罰Amazon書評・レビュー:刑罰より
    4488010903



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