(短編集)
刑罰
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全1件 1~1 1/1ページ
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作者のデビュー作と第2作を想起させる短編集。実際の事件に想を得て、人間の愚かさ、不可解さ、悲しさを巧みに描いた、短編の名手シーラッハの面目躍如の作品集である。 | ||||
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シーラッハの作品集『犯罪』『罪悪』などに感銘を受けた人が本書を読んで期待を裏切られることはないだろう。 全12編。じつに怖ろしい出来事の数々が即物的な文章で簡潔に記されていて相当な破壊力がある。 ちょっと見は新聞や雑誌のルポルタージュ風。なかには同工異曲とみなす向きもあるかもしれないが、私は興味をそそられた。 | ||||
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初めてこの作者の本を読みました。短編なので読みやすく、そして内容も良かったです。 | ||||
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本書を読むと、真っ当に罪を犯さずに生涯を終わらせるということが僥倖のように感じられる。それほど、登場する人々の多くは普通の人で、それが時に不条理な現実から、時に自分に起因して、孤独感や疎外感から道を誤っていく。短編だし文章は簡潔だが、得も言われぬ余韻が残る作品が多い。 | ||||
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一つ一つのストーリーは頁にすれば短編となるが、内容が濃い。それぞれの作品が不思議な読後感を感じさせてくれる。 好みはあると思うが個人的には筆者の『犯罪』という短編集の方がより面白かった。 しかし,この短編集も秀逸だと思います。 | ||||
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著者はドイツの現役弁護士。これは彼が体験した事件の調書なのだ。 無罪の人を裁かないために、犯罪は証拠に基づき法と判例に基づいて裁判にかけられる。証拠がなければ裁けないし、法に不備があれば裁けない。真実は神様しかわからないわけで人は無実の人を裁くか、犯罪者を無罪放免とするかどこかで線引をしなくてはならないのです。 性奴隷にされ訴えたら殺された少女。ダッチワイフにいたずらした隣人をボコボコにした男。妻に殺されたのか自殺したのかわからない男。そうした社会の歪曲した矛盾が裁判所に集まってくる。裁判所は怖い。シーラッハさん、良い本をありがとうございました。 | ||||
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