コリーニ事件



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初公開日(参考)2013年04月
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長編小説

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コリーニ事件 (創元推理文庫)

2017年12月11日 コリーニ事件 (創元推理文庫)

新米弁護士のライネンは、ある殺人犯の国選弁護人になった。だが、その男に殺されたのはライネンの親友の祖父だったと判明する。知らずに引き受けたとはいえ、自分の祖父同然に思っていた人を殺した男を弁護しなければならない――。苦悩するライネンと、被害者遺族の依頼で裁判に臨む辣腕弁護士マッティンガーが法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。そこで明かされた事件の驚くべき背景とは。刑事事件弁護士の著者が描く圧巻の法廷劇、待望の文庫化!(「BOOK」データベースより)




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コリーニ事件の総合評価:8.12/10点レビュー 51件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

とても面白い。

早く映画も見よう。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

過去に、誠実に向き合う勇気

ベルリンで、67歳のイタリア人労働者コリーニが著名なドイツ人老実業家を射殺する。現場から逃げようとしなかった犯人は逮捕されたが、動機についてはまったく語ろうとしない。
弁護士資格を取得してから4ヵ月の新米弁護士ライネンは、回ってきた国選弁護人の仕事を引き受けることにする。ところが、犯人は弁護士にも心を開かず、さらに被害者が、今は亡き親友の祖父で、昔、自分も可愛がってもらった人物であることが判明し、ライネンは弁護人を辞任しようとする。しかし、被害者側に雇われたベテランの辣腕弁護士に弁護士としての在り方を説かれ、辞意を撤回し、全力で弁護活動にあたり、事件の背景に隠されていた苦い真実を発見する。
さらに、犯罪の実相に正義の裁きを下そうとしたとき、ある法律が大きな壁となって立ちはだかってくる。法と正義は矛盾するものなのか? 正義が法に阻まれるとき、人は何をなすべきなのか? すべての関係者に難題が突きつけられた・・・。
ナチスドイツ時代の戦争犯罪と、それを償うための戦後の取り組み。それはドイツ国民に課せられた歴史的課題であり、今なおドイツ社会に大きな影を落としている。しかし、本作品でも分かるように、ドイツは市民も社会も国家も真剣に過去に向き合い、たとえ痛みを伴っても真摯に解決策を追求し、いまだに問題に取り組んでいる。そうした態度こそが、周辺諸国からの“新しいドイツ”への信頼の回復につながっていると言えるだろう。ひるがえって、現在の日本の状況を見るとき、その落差の大きさに愕然とし、果たしてこのままで良いのだろうかと考えさせられる。
そうした社会的な側面は置くとしても、法廷ミステリーとして非常に面白く、多くの人にオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.49:
(5pt)

ドイツ人にとっては、ナチスがまだ過去のものでないということがわかる小説です。

ドイツではナチスの時代の名残が今も残っていて、それが思わぬ時に思わぬ形で露わになるという話です。展開は歯切れがよく、一気に読めます。良い作品だと思いました。
コリーニ事件Amazon書評・レビュー:コリーニ事件より
4488010008
No.48:
(5pt)

考えさせられる物語です。

事件関連の推理小説としては、日本の小説とは大きく趣が違います。善と悪、法律の問題点を鋭くつく小説です。人によって好き好きが分かれるかもしれません。私的には星五つです。
コリーニ事件Amazon書評・レビュー:コリーニ事件より
4488010008
No.47:
(2pt)

読みにくい文体

内容は興味深いのですが散文的な文体でもう少し現代に合わせた表現ができるのではないかと思いました。
コリーニ事件Amazon書評・レビュー:コリーニ事件より
4488010008
No.46:
(4pt)

あっけない幕切れ

ドイツの裁判制度などがわかり、また、ドイツの戦争犯罪追及の不備を告発した素晴らしい作品であることは間違いないのですが、幕切れがあまりにもあっけなくて拍子抜けという感じのため星が一つ減りました。
コリーニ事件Amazon書評・レビュー:コリーニ事件より
4488010008
No.45:
(4pt)

映画とは違う面も

自分の場合は先に同名の映画を(AmazonPrime会員は無料で視聴可能)見たことに始まる。それが案外面白かったので、原作を読んでみたくなり、本書を手にした。
映画と本は当然大まかには同じなのだが、細部には異なるところがある。
大きな違いは、主人公の弁護士が解決への糸口を見つけるくだりや、核となる過去の一件の様相、最後に解かれる大きな謎などだ。
一方、同じなのは主人公とかつての幼友達であるヨハナ、被告人のコリーニ、宿敵マッティンガーなどの形象性である。
したがって、両方の作品に触れるのがオススメだ。どちらも途中ではやめられない面白さがある。
また、翻って日本軍のかつての戦争犯罪にも思いを巡らす契機にもなるだろう。
コリーニ事件Amazon書評・レビュー:コリーニ事件より
4488010008



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