濡れた魚



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初公開日(参考)2012年08月
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長編小説

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濡れた魚 上 (創元推理文庫)

2012年08月25日 濡れた魚 上 (創元推理文庫)

1929年、春のベルリン。ゲレオン・ラート警部が、わけあって故郷ケルンと殺人捜査官の職を離れ、ベルリン警視庁風紀課に身を置くようになってから、一ヶ月が経とうとしていた。殺人課への異動を目指すラートは、深夜に自分の部屋の元住人を訪ねてきたロシア人の怪死事件の捜査をひそかに開始するが…。今最も注目されるドイツ・ミステリが生んだ、壮大なる大河警察小説開幕。 (「BOOK」データベースより)




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濡れた魚の総合評価:7.30/10点レビュー 20件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

濡れた魚の感想

読んでいて、これはないだろう!とか、こんなのあり??と思うところは多々あるものの、先が気になり読む手が止まりませんでした。
ケルンでの事件がもとでベルリン行きを余儀なくされたラート警部。しかも殺人課ではなく風紀課の配属で本人は全然納得がいかずくすぶっていたところに殺人事件が発生します。偶然から被害者を知っていたラート警部は、被害者の身元を突き止められない殺人課の刑事達を横目になんとか花形部署へ行きたいゆえに勝手に単独捜査をはじめます。

ナチス台頭直前の1929年と言うあまりなじみのない時代ですが、あの頃の混沌としたヨーロッパの雰囲気が非常によくわかります。
同じ警察官の中でも考え方はそれぞれ違い、警察のありようも時代を考えると非常にリアルな感じがしました。

ミステリーの結末としてはしっくりこないところもあるのですが、きっとあの時代ならばこんな風にしか解決できなかっただろうと思います。
警部でありながら結構若い?ラートですが、かなり自意識が強い上に勝手な行動で墓穴を掘るようなタイプですが、彼なりの正義感は好感がもてます。

ナチスが完全に政権をとるまでこのシリーズが続くそうですが、何故民族至上主義に走っていったのか、そう言った歴史的な側面も含めて続きが非常に楽しみです。

たこやき
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No.1:
(7pt)

歴史好きの方にはおススメ

現在のドイツ・ミステリーの巨匠と目されているフォルカー・クッチャーの日本デビュー作。ラート警部を主人公にした全8作のシリーズの第一作である。
1929年のベルリンを舞台に、ある事情でケルンから左遷?され、意に沿わない風紀課に配属されたてきたラート警部が思いがけなく殺人事件に遭遇し、希望する殺人課への異動のチャンスとばかりに独自の捜査を開始する。
第一次世界大戦の痛手から回復し、建設ラッシュに沸くベルリンでは共産勢力と民族派、台頭し始めたナチスが勢力争いを繰り広げ、そこに亡命ロシア人が絡んで、複雑で暴力的な謀略が渦巻いていた。誰が敵で、誰が味方なのか? はぐれ刑事のラートは疑心暗鬼に陥りながら鋭い推理で事件の解明を進め、やがて巨大な悪の存在に気づき、必殺の大芝居を打つ。時代が時代だけに、捜査手法は科学的な捜査より、聞き込みと推理が中心で、オーソドックスな警察小説の展開だが、途中で禁じ手ではないかというエピソードもあり、なかなか波乱にとんだ展開で飽きさせない。
警察小説ではあるが、舞台がワイマール時代のベルリンということで、史実と虚構が入り混じった歴史小説という側面も強い。好みが分かれるところだが、私としては現在のドイツを描いたネレ・ノイハウスの方が好みと言える。

iisan
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(3pt)

期待外れ

バビロンベルリンの原作ということで買って読みましたが、ドラマとかなり違っていて、内容的にも今ひとつな気がして途中で読むのを止めてしまいました…。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:濡れた魚 上 (創元推理文庫)より
4488258034
No.17:
(5pt)

美品です。

満足です。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:濡れた魚 上 (創元推理文庫)より
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No.16:
(4pt)

ベルリン三部作好きなら絶対。

惜しくも早世した英作家フィリップ・カーのベルリン三部作のファンだったので、ドイツ人の書く戦前のベルリン舞台としたミステリに興味が湧き、読んでみました。
主人公ラート警部をはじめ、クセのある人物が多いため相関がハッキリして読みやすく、事件が事件を呼ぶ流れに引き込まれること請け合いです。
大戦後のハイパーインフレが見せかけの終息をみせ、束の間の繁栄を謳歌するベルリン。
数ヶ月後に大恐慌の直撃を被る1929年狂騒退廃の魔都ベルリン最後の夏が緻密に描写されていて唸ることしきりでした。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:濡れた魚 上 (創元推理文庫)より
4488258034
No.15:
(4pt)

途中でダレることもなく最後まで興味深く読めました。

「1929年、共産主義者のクーデターが噂される春のベルリン。ゲレオン・ラート警部がわけあって故郷ケルンと殺人捜査官の職を離れ、ベルリン警視庁風紀課に身を置くようになってから、1ヶ月が経とうとしていた。
彼の部屋の元住人を深夜に訪ねてきたロシア人が、無残な死体となって発見された。
殺人課への異動を望み、いつまでも風紀課にくすぶるつもりのないラートは、ひそかに事件の単独捜査を開始する。
それがさまざまな陰謀と罠が渦巻く巨大な事件の発端とは思いもせずに。」

タイトルの濡れた魚とは迷宮入りの事件を指すらしいわね。たいていの魚は釣り上がり、濡れた魚はそう多くはないということ。

最初に共産主義だのなんだのと出てくるので面倒くさい小説かなと思って読んでいたのだが、そうではなくロシア貴族の莫大な金塊の行方を巡ってあらゆる組織が丁々発止の死闘を繰り広げる様を描いたものでとても面白かった。
その他ラートが最高の上司と信用し慕っていた男の裏切りと真の姿、警察幹部の隠蔽工作なども描かれ、途中でダレることもなく最後まで興味深く読めました。

主人公ラートの風貌が明らかになるのは106ページからで、ノッポで刑事にしてはシャレた服を着ていてオシャレで女にももてて野心満々な男なのだが。
ちょっと気に障ったのは好きな女にはメロメロで「好きだ♪好きだ♪」とバタバタ騒ぎ、どうでもいい女には実に冷酷なの。
だったら最初から寝るな!酔いにまかせてなんて言い訳するな!
わたしはこういう男は嫌い。人間味が感じられないもの。
眼中にない相手でも寝ちゃったんだから一応無礼にならないような配慮がなくちゃねえ。まったく。光源氏を見習え!

その点むかし読んだ長いお別れのフィリップ・マーロウとは違うのよね。
彼も冷たいが情はあるもの。
ハナシがソレてしまったが、やはり主人公は好きなタイプの男じゃないとね。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:濡れた魚 上 (創元推理文庫)より
4488258034
No.14:
(4pt)

アメリカっぽい

アメリカの警察もののような感じでした。
時代感も現代的。。。まあよし。。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:濡れた魚 上 (創元推理文庫)より
4488258034



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