死者の声なき声
- ゲレオン・ラート警部 (3)
- ベルリン (9)
- 警察小説 (526)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ゲレオン・ラート警部の2作目です。映画女優が撮影中の事故で亡くなりますが、ありえないような事故に殺人を疑うラート警部はまたもや独断で捜査を始めます。他にも個人的に父親から頼まれた事件などでがんじがらめになっていくのですが、信頼する上司にも指摘されるように、スタンドプレー好きで協調性がなく、突っ走っては墓穴を掘るラート警部ですが、それはそれでとても個性的であり、その独自のこだわりが最後には事件を解決に導きます。あまり知る事のないナチ台頭前夜の時代であり、世の中が少しずつきな臭く変化していく様が背景にも描かれていて歴史的にも非常に読みごたえのある作品となっています。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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第二次世界大戦前、ナチスが政権をとる前のベルリンが舞台。 映画がサイレントからトーキーになるころ、撮影所で女優の上にライトが落ちる。 事故か?事件か? 捜査にあたるラート警部。 さらに女優の死体が閉鎖された映画館から見つかる。 犯人は同一犯か? ときどきインサートされる「犯人」と思われる人物目線の描写が 緊張感を盛り上げます。 しかし、警察内部の権力抗争が・・・読んでいて邪魔かな~ 「嘆きの天使」が公開されたころの大戦前のドイツ・ベルリンを 舞台にしたミステリー。面白く読めました。 | ||||
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ストーリー自体は、それなりに面白い。 サイレントからトーキーに変わる直前のドイツ映画界、ナチスが政権を握る直前のベルリンの様子、当時の飲食を中心とした風俗などは特に興味深い。 ただ、主人公のラート警部に違和感を覚える。 日本の警察小説でもラート警部のように一匹狼で周囲と協調できない主人公は少なくない。ただ、日本の場合、それぞれ強烈な正義感もしくは悪を憎む感情を抱き、それゆえに、官僚的で「なあなあ」で済ませてしまう周囲と摩擦が起きてしまう。一方、本シリーズのラート警部は、強烈な正義感などは特に感じられず、強すぎる上昇志向ゆえ、上司との不協和音を招いているようにしか思えない。かといって、出世のために清濁併せ呑むほどの度量も感じられない。 さらに感情の起伏が激しく、とても緻密な捜査ができるとも思えない。 ナチスが政権を握ったのちのラート警部たちがどうなるかは、気にならないではないので、シリーズ終盤の作品を読んでみたい気はするものの、途中については微妙な感じである。 | ||||
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癇癪持ちなのに出世願望が強い主人公に感情移入出来ませんでした。 なにかといえば怒鳴ってばかり。 おまけに事件以外の捜査もしなくてはならないのですが、読みづらくわかりにくいです。 次作は購入しません。 | ||||
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