死者の声なき声

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死者の声なき声の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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No.1
(8pt)

死者の声なき声の感想

ゲレオン・ラート警部の2作目です。映画女優が撮影中の事故で亡くなりますが、ありえないような事故に殺人を疑うラート警部はまたもや独断で捜査を始めます。他にも個人的に父親から頼まれた事件などでがんじがらめになっていくのですが、信頼する上司にも指摘されるように、スタンドプレー好きで協調性がなく、突っ走っては墓穴を掘るラート警部ですが、それはそれでとても個性的であり、その独自のこだわりが最後には事件を解決に導きます。あまり知る事のないナチ台頭前夜の時代であり、世の中が少しずつきな臭く変化していく様が背景にも描かれていて歴史的にも非常に読みごたえのある作品となっています。

無声映画からトーキーへと変わっていく過渡期であり、映画人達の葛藤のあますところなく描かれていて、そこを主題にした作者の上手さを存分に味わいえました。
ラート警部やまわりの人間関係、そして時代がどんな風に変化していくのか続きがとても楽しみな作品です。

たこやき
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