死体は笑みを招く
- 刑事オリヴァー&ピア・シリーズ (10)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ネレノイハウスはこの小説で四作目になります。 | ||||
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ドイツを代表する人気シリーズ「刑事オリヴァー&ピア」の第2作。日本では、3作目、4作目、1作目に続く4番目の刊行である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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この人の本読んでると悲しくなる。 果てしない欲求不満とわがまま。 さらには、現実逃避。 | ||||
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ドイツの環境保護活動家が殺され・・・というお話。 環境問題、動物虐待問題等、ドイツが直面している社会問題がネックにあり、ドイツの現在(2006年頃)を知る上で重要な作品だと思いました。謎も錯綜していて、登場人物の思惑や人格が思わぬ展開を呼び、飽きさせません。 それと、これが書かれた当時はドイツでサッカーのワールドカップがあったそうで、それも通奏低音になっているのが印象に残りました。 個人的にはシリーズはシリーズ順に読んだ方が、キャラクターの成長、家族との関係、主人公を巡る人間関係や社会の変遷が判って面白いと思っております(訳者の方は違う見識だそうですが)。 ドイツの人気警察シリーズの秀作。機会があったらシリーズ順に是非。 | ||||
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話の内容は、悪くはないのですが、とにかく登場人物が多過ぎです。 この厚さの本一冊に登場できる配役の数を、ゆうに越えてる気がしました。 でも、オリバーとピアシリーズは、好きです。 | ||||
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他の作品は面白くて一気に読んでしまったので、楽しみにしていたのですが、正直なところ期待外れでした。名前がややこしいので、ストーリーに集中しきれなかったせいかもしれません。 | ||||
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2006年8月、動物園で人間の切断死体が発見され、ホーフハイム刑事警察署のオリヴァー・フォン・ボーデンシュタイン主席警部とピア・キルヒホフ警部たちが捜査を開始する。被害者は馬の食肉加工に反対するなどの動物保護、そして環境保護活動に熱心だった高校教師兼市会議員のハンス=ウルリヒ・パウリー。生徒たちに慕われていた彼は、一方でその活動の過激さで政財界に煙たがられていた。やがて彼の教え子の中から新たな死者が発生し…。 ------------------------- オリヴァーと部下であるピアの活躍を描くこのミステリ・シリーズは日本では2012年『』を皮切りに、2013年『』、2015年『』と翻訳紹介されてきました。ドイツ本国の出版は、『』『死体は笑みを招く』、『』、『』の順でしたので、ようやく日本とドイツ両国で、最初の4作が揃うことになります。 被害者パウリーは熱心な環境戦士然として生徒の信望篤い人物かと思いきや、女性関係には少々難がある様子が見えてきます。また彼の元妻、そして一緒に暮らしていた新しいパートナー、さらには生徒それぞれの親たちにも癖のある人物が多く、その点では被害者と容疑者たちの双方がいけ好かない人物ばかりだった前作『悪女は自殺しない』と人物状況がよく似ているといえるでしょう。 事件の背後には環境保護活動といったドイツらしい事情が絡んでいるかと思うと、やがてインターネットのハッキング活動や道路建設をめぐる官民の汚職事件なども見え隠れし、事件の様相は混迷をきわめていきます。果たして誰が真犯人なのか、それはなかなか見えてきません。そろいもそろって容疑をかけやすい人物ばかりが出てきます。 ですが、終盤、真犯人へとたどり着く<推理>があまりスマートな感じがしませんでした。事の真相を説明するくだりを読んでも、<推理>の巧みさも真犯人の意外性も感じられず、膝を打つような思いには至りませんでした。その点が残念であるとともに、東京創元社がシリーズ第3作の『』から翻訳出版を始めたのは正解だったかもしれません。『深い疵』は確かに面白かった。あれによって私のようにシリーズにつきあっていこうと思った読者は少なくないでしょう。 さて、訳者あとがきによれば、シリーズ第5作「Wer Wind sät」の翻訳はすでに決まっているようです。シリーズ第6作『Boeser Wolf』(『邪悪な狼』)の評判がドイツ本国はすこぶる良いと聞いているので、私は最低限そこまではこのシリーズにつきあい続けていくつもりです。 --------------------------- 今回も酒寄進一氏の見事な翻訳に助けられて400頁強のこの長編小説を難なく読み通すことができました。 ですが、ひとつだけ気になる記述がありましたので、以下に指摘しておきます。 *「イーヴォ・ベルクジッチの件がひと段落つく頃」とありますが、「一段落」とかいて「いちだんらく」と読むのが正式な日本語です。 「平成5(1993)年のNHK「ことばのゆれ調査」では、[イチダンラク]と読む人が8割いたのに対し[ヒトダンラク]と読む人が2割いました。」(NHK放送文化研究所のHPより)ということですから、まだまだ「いちだんらく」のほうが主流派といえるでしょう。 | ||||
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