特捜部Q 知りすぎたマルコ



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 1件

7.45pt (10max) / 11件

Amazon平均点

4.15pt ( 5max) / 40件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
4pt
サイト内ランク []B総合:853位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

40.00pt

64.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2014年07月
分類

長編小説

閲覧回数3,721回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数18

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2016年06月23日 特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

官僚の失踪事件の鍵を握る少年。巨悪の魔の手から彼を救うべく、特捜部が立ち上がる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

特捜部Q 知りすぎたマルコの総合評価:8.29/10点レビュー 41件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

主役を譲ったのも、余裕の表れかな

日本でも安定した人気を誇る、コペンハーゲン警察の未解決事件専門部・特捜部Qシリーズの第5弾。今回、おなじみQのメンバーが挑むのは、アフリカの開発援助を担当していた外務官僚の失踪事件である。まじめで心優しい男性だったのに、担当するプロジェクトの進行を確認するための出張を一日早く切り上げて帰国したのち、まったく姿を消してしまったのだった。彼の事実婚相手の娘で、彼を慕っていたティルデは、情報提供を依頼するポスターをコペンハーゲン市内に張り出したが、情報は全く得られなかった。
それから3年後、特捜部Qのメンバー・ローセは偶然、そのポスターを入手し、乗り気ではないカール・マーク警部を説得し捜査を始めようとする。実は、そのポスターがローセの目に留まったのは、ロマ(ジプシー)を装った犯罪集団から逃げ出した15歳の少年マルコが、組織の追及を逃れながら一人で生き延びるための仕事としてポスター張りをしていて見つけたものだった。マルコはそのポスターを見て、自分が大変な犯罪の証拠を知っていることに気がついた。マルコは、自分の命が狙われていることを確信する。さらに、外務官僚の失踪に絡む汚職の犯罪者たちもマルコを捕まえようとする。
生粋のストリート・チルドレンであるマルコが、知恵と勇気と偶然を味方にコペンハーゲン中を駆け巡る逃走劇と、いまひとつ覇気が無いカール、病み上がりのアサド、やたらと正義感が強くなったローセというQのメンバーによる失踪事件捜査が並行して進行し、やがて悲劇と感動のクライマックスを迎えることになる。
本作では、読者の関心は圧倒的にマルコの逃走に向けられるだろう。いわば、Qのメンバーがマルコに主役を譲ったと言えるかもしれない。それでも、カールの老いらく?の恋話、ローセの意外な一面の暴露、アサドの秘められた過去の部分的な判明など、シリーズ読者には必読のエピソードも盛り沢山で、主役を譲ったのは彼らの余裕の表れといえるだろう。今回も、オススメの出来栄えだ。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.40:
(5pt)

社会的問題を背景にして

このシリーズはいろんな社会的問題を背景にして書かれている。今回は人種問題。不法移民で身分証明もパスポートも持たないマルコ(ロマ?)、バルト三国、東欧ポーランド、さらにアフリカ人の殺し屋集団。もちろん身元不明のアサドなど。日本人には思いもつかない人物が登場する。そこにマルコのハラハラする逃走劇はとても素晴らしいです。
特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151794573
No.39:
(5pt)

飽きない。

シリーズ史上もっとも「最近の事件」を扱った内容であるような気がする本書では、「組織」から逃亡した「マルコ」が実に魅力的に描かれる。そのためにこれまでは常に陰惨でしかなかった「犯人側の視点」におけるエピソードにも惹き付けられるものがある。ただ一方で、「公金横領」の実態が分かりにくいことと、「アフリカ側」の人間がなぜそこまでなぜそこまでマルコに執着するのかということが今ひとつ読み取りにくい点、そして事件解決の最後のパーツが半ば偶然による、というところが納得いかないところではあるのだが、相変わらずの盛り沢山な内容で飽きないことは確かだ。
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))Amazon書評・レビュー:特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))より
4150018855
No.38:
(5pt)

ちびマルコの活躍!!

闇バイトの様な、子供を盾に悪銭を貪る最低の親方、その黒幕は・・・。相変わらずカール・アサド・ローセのトリオは笑わせてくれながら、悪の核心へと迫る。
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))Amazon書評・レビュー:特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))より
4150018855
No.37:
(5pt)

結局読み通してしまう

作者の名前すら覚えられないデンマークの固有名詞に辟易し(とは言っても主要人物はカール、アサド、ローセ、マルコ)、しょっちゅう出てくる同性愛者に既視感を覚えるのがわかっていながら、また手に取り、またのめり込んでしまった。作者の手法は、時間と場所とが離れた2つ以上の物語を徐々に融合させていくもので、犯罪には長期間の監禁や虐待という、目を覆いたくなるようなものが多いのが特徴だ。本書もその例に漏れないが、実質主人公のマルコが小気味よくて誰しも応援したくなる。少年の冒険活劇として、シリーズ中でもおすすめの一冊。
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))Amazon書評・レビュー:特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))より
4150018855
No.36:
(5pt)

原作のスリリングかつスピード感のある展開

以前読んだことがありますが、新キャストの映像作品を観る準備としてkindleで購入。マルコ目線での展開にドキドキしながら読み進められる面白さは、他の同シリーズと比較しても秀逸な出来と思います。
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))Amazon書評・レビュー:特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))より
4150018855



その他、Amazon書評・レビューが 40件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク