カルニヴィア 1 禁忌
- ヴェネツィア (11)
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美しい街、ヴェネツィア。 島の中は、徒歩のみ。 自転車も禁止。 ヴァポレットが移動手段。 小さい川や橋が多く、迷路の様な街。 いきと帰りで同じ道を通れない ヴェネツィアが舞台ということにも引かれましたが、 よく調べられたベースに基づいたミステリーです。 読ませるリーダビリティ−。 個性のある3人が繰り広げる謎解き。 面白いです | ||||
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ヴェネチアで女性の死体が発見され・・・というお話。 一番最初、余計な予備知識なく読んだので、イタリアが舞台のよくあるサイコ・スリラーかと思いましたが、読み進むうちにそんなに単純な作品ではなく、奥の深い慟哭の書だと気づきました。特に中盤から後半にかけての畳みかけるような展開が凡百のスリラーを凌駕しているスケールの大きい作品に思えました。 ここからはネタに少し触れるので、本書を読んでからにしてください。 中盤以降に開陳される90年代以降の東欧の民族紛争が庶民の目から見たら如何に醜悪で残虐であったかが克明に描かれていて衝撃でした。あの紛争のせいで、かなり民主化が進んだのかと勘違いしていた己の不明を恥じます。ここで描かれていることが実際にあったことだとすると戦慄を禁じえません。いつの時代でも弱い立場の人々が一番被害にあうのは時代や地域を超えて起こり得ることだということが如実に判ります。ミステリ史に残さなければならない大傑作。必読。 | ||||
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カルトの人たちがベニスで次々巻き込まれる殺人事件を、二人の美女(一人はイタリア憲兵隊、もう一人は在伊米軍人)が次第に深く関わっていく……、という前半の展開はすこし歯がゆいし、この設定でどう盛り上げていくのだろう?、せこい話で終わるのではないかと心配させられるが、二人の主人公が手に手を取り合ってからの展開には唸らされました。 面白かったです、特に後半はテンポもよく、というかスピード感溢れて、はい。 日本にいるとピンと来ないけれど、後半に明らかになっていく、東欧から旧西側に娼婦として流入する人身売買のような女性問題は決してここだけのフィクションじゃないんでしょうね。 (そういえば、あのミレニアム(ドラゴンタトゥの女)でも同じような言及がありましたよね) カルニヴィアとは、3DCGのバーチャル空間に細部まで作りこまれたベニスのこと。ちょっと前に流行ったセカンドライフのようなものといえばいいかしら。 しかしねえ、この肝心のカルニヴィア、本当に必要な設定だったんかい? なくてもこの小説の完成度は下がらないのではないかと思うだけど……。 続編での活躍(活用?)を期待するのであります。 | ||||
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舞台はヴェネツィア、女性憲兵に、NATO女性士官となると、今まで、なかなかお目に懸れなかった設定で、興味津々で読み始めたのだが、どうも、場面場面の展開が、遅いというのか、繋がりに、納得感が薄いというのか、少々、始まりは焦れる感覚。3部作と言うことで、いろいろ小出しにしたんだろうか。ミレニアムを意識したそうだが、どうなんだろう?。イタリアの警察権は、「警察」と「憲兵」双方にあるそうな。アメリカみたいな状況か?ヴェネツィアの仮想市街は、大昔の小説「ガイア(Earth?)」を思い出させる。懐かしい。こういうSNSは、もう出来上がりつつあるのだろうか?等々、何をちんたら・・・と思っていたら、突然、荒唐無稽にも、イタリア国内で、プレデターが、スティンガーをぶっ放しているではないか。アフガニスタンじゃあるまいし。チトやり過ぎでは・・・。 等々、不満、不安は多々あれど、まあまあ、面白くなって来たかな?次巻が待ち遠しい。 | ||||
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久しぶりに面白いミステリーを、初めてKindleで読みました。ベネチアの風景が眼に浮かぶ様でした。ボスニア戦争があれほど残酷なものとは思いもしませんでした。自宅ではiPadで読み、出先ではKindleで読みましたが、リンクしているのがいいですね。 | ||||
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