カルニヴィア2 誘拐
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イタリアで反米基地闘争が続く中、過去の遺体が発見され・・・というお話。 前作では東欧の民族紛争の恥部を探って、読むのも嫌な過去の歴史が語られておりましたが、本書でも米軍基地闘争、それを阻止する為の過激派の誘拐事件、過去のイタリア史の暗部を辿る作品になっております。 ここで展開されている反米基地闘争は近年の沖縄の反米基地闘争や平和運動とリンクして、リアリティがあります。やはり、どの国でも反米で共闘しているのが判って興味深かったです。 誘拐事件でも、誘拐された女子が犯人にシンパシーを抱くシーンがあり、ペルーの大使館占拠事件の際に生じた事象なのでリマ症候群と名付けられたそうです。 遺骨を巡る捜査もやがてイタリアの戦後史に辿り着き・・・とあまり言えませんが、色々あったのが理解できました。 この作品を読む前に「エドガルト・モルターラ誘拐事件」という19世紀のイタリアの宗教事情を扱ったノンフィクションを読んだので、尚更イタリアの事が判った様な気がしました。 前作ほど強烈ではなかったですが、十分楽しめ且つ為になりました。イタリア現代史が判る、10年代出色のサスペンス第2作。是非ご一読を。 | ||||
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面白いんですが、たまに翻訳のおかしいところがあります。 ホリーの筈がカテリーナと訳されていたり… それで話が見えなくなることがあります。 | ||||
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今回もよく書けています。 史実を調べ、イタリアをよく研究しています。 大らかなイタリア人。 フェイスブック大好き。 明るくて、オープンな性格もよく出ています。 イタリアの法律では、殺人より汚職などが厳しいと聞いたこともありますし、 裁判結果が思いもよらぬものに、なったりするらしいです。 3人の主人公の気持ちの揺れ、 ホリーの脱走、 今も存在するのかどうかわからない、秘密地下。 次々とページがめくれます。 | ||||
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次に期待かな〜。 もちろん、次回作も読みますが。面白いことは面白い。 | ||||
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前作に続き、ヨーロッパの史実を絶妙に組み込んだ、国際的なストーリー展開のサスペンスです。CIA、アメリカ軍、そしてイタリア憲兵隊と、登場する組織が、味方に、敵にと多様に絡み合い、緊迫感を高めます。 前作と同様、武器、軍備について仔細に記述されており、これらを駆使した攻撃や、逃走シーンは大変迫力がありました。 本作品は3部作の2作目ですが、1作目を先に読まなくても十分に楽しめると思います。主要な登場人物のキャラクターや、このストーリの重要な舞台となる、SNS「カルニヴィア」についても、作中で適宜、説明が記されています。 私自身は、このストーリの背景となる史実について事前の知識を持っていなかったのですが、その分、作品中で明かされる史実と、ストーリの本筋の展開に二重の衝撃をもって楽しむことができました。 (この歴史分野に博識な方も、前提知識をもって楽しめると思います) SNSやモバイル通信、クラウドといった、IT関連の要素もふんだんに盛り込まれています。この作品は数日間の出来事として描かれていますが、これらのIT関連の要素が絡み、短い期間に繰り広げられるストーリのスピード感、緊迫感をさらに高めてくれます。 あとがきによると、3作目は現在執筆中とのことですが、手に出きる時を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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