猟犬
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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文章が細切れで読みにくい。 | ||||
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2013年の「ガラスの鍵」賞の受賞作。ノルウェーでは絶大な人気を誇る「ヴィスティング警部」シリーズの第8作で、日本では本作が初めての紹介になるという。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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冒頭から淡々としたトーンで物語が進み、そのまま特に大きな起伏もなく結末を 迎えたという印象でした。テンポもゆっくりなので、夢中になって読んでしまう ようなミステリではないのですが、そこそこ無難に楽しめる一冊ではあります。 北欧ミステリといえば、どんよりと暗くてテーマも重くてモノによってはうんざ りしてくるくらいのダメージを受ける事もありますが、本書は良くも悪くも掘り 下げは浅く、全体的にあっさり風味の味付けなのでそういった心配は無用です。 まず主人公のヴィスティング警部からして尖った所のないまともな普通のオジサ ンです。今作では証拠捏造の容疑をかけられているというのに、ヴァランダーや エーレンデュルらと比べたらとても穏やかな日常を過ごしているように感じます。 そんなヴィスティング警部が新聞記者の娘リーネと共に事件の真相を追うのです が、その過程と結末はやや盛り上がりに欠けるものでした。丁寧に書かれている ので読めますが、あまりにもすんなり物事が進み過ぎてしまうのがイマイチです。 というわけで、個人的には少しばかり物足りない読後感だったのですが、最初か ら淡泊な小説だと割り切って読めば、これはこれで悪くはないと思います。刺激 の強い物語に疲れてる方や、落ち着いたミステリで楽しみたい方にお薦めです。 | ||||
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主人公ヴィスティング刑事が担当した17年前の女性誘拐殺人事件の元受刑者が、DNA鑑定の証拠ねつ造を訴えて再審請求し、主人公は責任を問われて職務停止となるというショッキングな場面から物語は始まる。 ねつ造の有無が問題なのかと思いきや、タバコの吸い殻のすり替えによる証拠ねつ造は否定しがたい事実とされ、その真相究明と補強証拠探しが物語の1つの柱となる。 同時に、新聞記者をしている主人公の娘が遭遇した殺人事件の追跡が17年前の事件と交錯するように進み、さらに新たな少女誘拐事件の発生も加わり、ミステリーの糸を重層的に紡いでいく。 親子協力しての事件解明はややでき過ぎの感もあるが、捜査のディテールがしっかり描かれていて、読み応えがある。 著者は本作品当時は現役の警察官だったというが、証拠ねつ造という警察にとって痛い話を内省を込めてよく書いている。特に、見込み捜査が捜査官の視野を獲物を追う猟犬のように狭くする危険性を繰り返し警告している点は重要である。加えて、重大事件でマスコミや政治家の圧力がある場合の捜査官の追い込まれた心理も冤罪の背景として指摘される。この点、本書では冒頭から最後までマスコミのセンセーショナリズムが批判的に描かれるが、これも現役捜査官の実感なのであろう。 | ||||
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仕方ないのかも知れないですが、カバーが破れていました。 ハヤカワポケットミステリーはカバー付きの商品なのでカバーが破れているなら状態良以上で出さないで欲しいなと思いました。 | ||||
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まだ読み終わっていませんが、興味津々です。 | ||||
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北欧小説はハイレベルで好きだ。本作もきちんと構成された作品で、完成度が高いと思う。 ただ…、派手なアクションはなく、展開がスローテンポで、やや退屈だった。まあ、これは好みの問題だろう。 報道関係者が、警部個人の携帯電話に直接かけたり、一般人が取材にとても協力的だったり(家に入れてもてなす)、警官並みに捜査したりすることに違和感があったが、これらもノルウェーではありなのかもしれない。 主人公の警部が内部資料を自宅に持ち帰り、新聞記者の娘が読むことはどうなのだろう。 ――あとがきによると、作者は2013年まで元警察官(捜査官)だったとのことなので、実際に則しているのだろう(現在はそれが通用するのかどうかわからないが)。 以上により、いろいろ賞を受賞し、評価が高く、シリーズ化もされているが、私は期待したほど楽しめず残念だった。 | ||||
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