ありふれた祈り



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    初公開日(参考)2014年12月
    分類

    長編小説

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    ありふれた祈り

    2014年12月10日 ありふれた祈り

    全米4大ミステリ賞で最優秀長篇賞を独占! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)、バリー賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞受賞! あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった――。1961年、ミネソタ州の田舎町で穏やかな牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉、聡明な弟とともに暮らす13歳の少年フランク。だが、ごく平凡だった日々は、思いがけない悲劇によって一転する。家族それぞれが打ちのめされもがくうちに、フランクはそれまで知らずにいた秘密や後悔に満ちた大人の世界を垣間見るが……。少年の人生を変えた忘れがたいひと夏を描く、切なさと苦さに満ちた傑作ミステリ。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作! (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

    ありふれた祈りの総合評価:8.59/10点レビュー 37件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全3件 1~3 1/1ページ
    No.3:
    (6pt)

    アメリカの田舎町

    普通でした。映画になりそうな話でした。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    叙情派の成長小説

    講談社文庫「コーク・オコナー」シリーズで知られるクルーガーのシリーズ外作品で、初めて早川のポケミスで発売され、翻訳者も従来とは異なっている。
    物語の舞台はオコナー・シリーズと同じミネソタ州だが、北部の森林地帯ではなく、広大な農地が広がる南部の田舎町である。13歳の少年フランクは、牧師の父、音楽や文芸に関心が深い母、音楽の才能にあふれた優しい姉、吃音に悩む弟という家族に囲まれて幸せに暮らしていたが、同い年の少年が列車にはねられて死亡したことをきっかけに、身近な人々のさまざまな死と遭遇し、次々と現れる大人の世界の過酷な現実に否応なく向き合い、大人への階段を上ることになる。
    ミステリーとしての本筋は姉の死の真相解明であり、最後の真犯人の判明にさほどの驚きはないものの破綻のない構成で十分に読ませる。だが、本書の魅力は中西部の田舎町のコミュニティの人間関係と、そこで成長する少年の感性のみずみずしさの描写の方にある。amazonのレビューでも触れられているように、トマス・H・クックやジョン・ハートに通じる叙情たっぷりな物語で、しみじみとした読後感が味わえる。
    派手なアクションやサイコパスの異常な犯罪に辟易としているミステリーファンにオススメだ。

    iisan
    927253Y1
    No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (9pt)

    ありふれた祈りの感想

    トマス・H・クックの「緋色の記憶」が好みの人にはこの本もお気に入りとなるでしょう。語り手が四十年前のひと夏の記憶を回想する形で書かれたミステリです。丹念に生活の様子や土地の風土と当事の社会情勢
    などが描かれ、少年フランクの心の内や弟と過ごす田舎町の毎日が読み手の心に沁み込んで来ます。ミステリといっても、ひとつの家族の物語となっています。父と母のちょっとした感情のすれ違い。吃音で友達のいない弟。芸術家肌の母に似た
    姉。ひと夏に三人の人の死に13歳の少年フランクは遭遇し、これまで知らなかった大人の世界を垣間見ることになります。他のレビューにあるとうりもうひとつの「スタンドバイ・ミー」として見る事も出来る上質な物語です。
    秀逸なのはエピローグだと思います。過ぎ去ったひと夏、その時間の経過と共に去っていった人たちの様子を語りながら、フランクと弟と父が会うシーンがとても良い余韻となって物語を締めくくっています。
    最後の明らかになる真実の様子も無理が無く、地方の小さな町の人間模様がきめ細かな筆致で描かれていてどの人物も確かにそこに生きていた、そう実感できるヒューマンな物語でもあります。

    ニコラス刑事
    25MT9OHA
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.34:
    (5pt)

    キングの「スタンドバイミー」を思い出しました

    物語の舞台は、1960年代初頭のミネソタ州の田舎町です。常に穏やかで敬虔な
    牧師の父ネイサン・フランクと美しく芸術家肌の母ルース、家族思いで音楽の
    才能豊かな姉アリエル、吃音症はあるものの聡明な弟ジェイクと共に暮らす
    13歳の少年ドラム。
    しかし、平穏だった日々の暮らしは、近所に住む幼馴染のボビーが列車に轢かれて
    死亡したのをきっかけに、徐々に打ち砕かれていきます。
    本書は、「アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)」の「最優秀長篇賞」をはじめ、
    4大ミステリ賞の最優秀長篇賞を独占し、「ミステリが読みたい! 」では第一位に輝いています。
    ミネソタ州の豊かな自然と、思春期の少年ならではの豊かな感性に満ちた細やかな視点で
    語られる、ある夏の物語。まるで、一遍の長編映画を目にしているかのような臨場感と
    満足感を得られました。
    ありふれた祈りAmazon書評・レビュー:ありふれた祈りより
    4150018901
    No.33:
    (4pt)

    ありふれた祈り (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉や聡明な弟とともに暮らしていた。ある夏の日、思いがけない悲劇が家族を襲い穏やかだった日々は一転する。悲しみに打ちひしがれるフランクは、平凡な日常の裏に秘められていた事実を知ることになり…。
    ありふれた祈りAmazon書評・レビュー:ありふれた祈りより
    4150018901
    No.32:
    (5pt)

    良い作品でした!

    久々に出会った良い作品でした。主人公フランクと弟ジェイク、特にジェイクの成長過程の描写が良かったです。「ありふれた祈り」という言葉が出てくる場面が、非常に良かったです。英文でも読んでみたいです。
    ありふれた祈りAmazon書評・レビュー:ありふれた祈りより
    4150018901
    No.31:
    (5pt)

    綺麗

    古本なのにとても綺麗だった
    ありふれた祈りAmazon書評・レビュー:ありふれた祈りより
    4150018901
    No.30:
    (5pt)

    いいっすよ、とても

    主人公は13歳の少年。あと彼の目を通して描かれる弟くん。
    13歳の世界は狭い。少年にとってもまた、数年前から住む街が彼の世界のすべてだ。
    だがその夏、狭いはずの彼の世界ではあらゆることが起こった。とるに足りない些末なことから、すべてを見失いそうになる恐ろしい出来事まで。

    語り口が瑞々しい。はっとさせる比喩がつぎつぎ出てくる。
    見あげた空、眼下の眺め、雨と風。人々の息づかい、その魅力、怒りや悲しみ。アタマに浮かんでくるイメージがあまりにも鮮やかで、途中何度も読む手を止めた。
    主人公の少年はやがて、おそらく彼の人生を照らし続けるであろう何かを手にする。
    鮮やかなイメージの数々はその経緯を、彼のかたわらに立ってつぶさに見届けたような思いにさせてくれる。むーん。小説ってすごい。

    あと関係ないけど少年くん。立ち聞きしすぎやで。
    ありふれた祈りAmazon書評・レビュー:ありふれた祈りより
    4150018901



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