特捜部Q カルテ番号64
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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楽しみにしていた特捜部Qの最新作。 | ||||
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デンマークの人気警察小説シリーズの第4作は、良質なエンターテイメントであると同時に、社会派の作品としても高く評価できる傑作だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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デンマークに実際に存在した収容所を舞台として、優生主義に基づく不妊手術と人種主義的な政党の躍進を結び付けたシリーズ第4作。しかしそれらをストレートには描かず、出来事に巻き込まれた人物の「復讐」を中心として描くのはシリーズに一貫している特徴だ。そのため物語はこれまでよりも一回り大きくなっていて、にもかかわらずこれまでよりも読みやすいのは原書がそうだからか、それとも訳者の力量か。そういうわけで本書こそこれまでの4作の中では最高傑作であることは間違いないし、だからこそシリーズのトリックスター、アサドにも大きな危機が訪れる。 | ||||
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今回は特捜部Qトリオも、宗教に振り回されて、犯人に辿り着くまでの物語に、ながぁ~~~いページを要してしまい、ラストのあっけなさも含めて、緊迫度不足でした。 | ||||
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今回もとても重い問題を提示している。しかしこれと同じことが日本でも行われていた。精神障害者や身体障害者、またハンセン病者に強制不妊手術が1993年まで行われていたことを忘れることはできない。優生思想を信じる政治家や医者がいることを思い起こさせてくれる問題作だ。 | ||||
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特捜部Qはコペンハーゲン警察に新設された、未解決事件を専門に捜査する部署です。今回Qが追う事件は、40年前にナイトクラブで起こった、マダム失踪事件。捜査では既に5人が同時に行方不明になっていると言います。カール・マーク警部補は重大事件の匂いを嗅ぎつけ調査を開始しますが、真相を追ううちに、恐ろしい過去を持つ老婆と新進気鋭の政党員が浮かび上がってくる・・・・・・というストーリー。 通算で4作目となる特捜部Qシリーズ。相変わらずのアサドとローズとカールの相性は抜群で、またしてもスリリングな読み物を楽しむことができました。今作に登場する2つの事件は、非常に興味深く、どこか不穏な感じを漂わせるものでした。カールたちが解決しようとしている最初の事件は、数十年も前に起こった複数人の謎の失踪事件で、最終的に犠牲者たちは黒幕のとある思想に結びつけられることになります。さらにこの事件のせいで、もう一つの事件が浮かび上がります。黒幕には、人種差別主義と優勢思想に根付く政治的・社会的なテーマが絡んでいて、全体的に重苦しいものとなっています。 この小説は、現代社会の問題や歴史的な背景を巧みに織り込んだ作品です。作者は、デンマークやヨーロッパの文化や政治を細かく描写し、読者にリアルな世界観を感じさせます。また、登場人物たちの心理や感情も丁寧に描かれており、特にカールやアサドやローズの関係性は魅力的です。彼らはそれぞれに個性や過去を持ちながらも、共通の目的で協力し合い、時には衝突しながらも成長していきます。彼らの掛け合いやユーモアも本作の見どころの一つです。 本作は、スピード感あふれる展開と驚きの展開で読者を飽きさせません。事件の真相や黒幕の正体は最後まで予測できないものであり、読後感も非常に強烈です。作者は、読者の期待を裏切らないだけでなく、それ以上の感動や衝撃を与えることができる優れた作家だと思います。 私は、素晴らしいキャラクター、そしてたくさんの緊張感をとても好きになり、早く次回作を手に入れたいと思いました。特捜部Qシリーズは、ミステリー好きにはたまらない作品であり、一度読み始めたら止まらないでしょう。この作品を読んで、デンマークの社会や歴史に興味を持つ人も多いと思います。私は、この作品を心からおすすめします。 | ||||
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カール&アサド&ローセのトリプルタッグは相変わらず面白い。カールはモーナと一夜を過ごし離婚決定!! 今回ローセは、あのリスベットにも引けを取らない、キレッキレの頭脳で大活躍!!アサド&カールは死の 崖っぷちに何度も追い込まれる・・が、とんでもない仕掛けがありました・・。 | ||||
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