殺人者の顔
- ガラスの鍵賞受賞 (2)
- スウェーデン (2)
- スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀作 (1)
- 刑事ヴァランダー・シリーズ (10)
- 北欧ミステリ (199)
- 警察小説 (526)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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農家の老夫婦が殺害された。 | ||||
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もう少し捻ったタイトルか | ||||
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期待通りの社会派警察小説の傑作だ。多くの方が言及しているように、スウェーデンの警察小説といえば「マルティン・ベック」シリーズ。その1990年代版と呼ぶにふさわしい新シリーズの登場である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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普段海外の警察小説は読まないのですが、大田弘子氏(政策研究大学院大学学長、元経済財政担当大臣)が日経新聞(2024年7月6日)の「リーダーの本棚」の中で取り上げていたので、読んでみる気になりました。 スウェーデンの地方警察の刑事達が残虐な難事件に取り組む様子が高いリアリティで描かれていています。登場人物のキャラクターも立っていて、北欧の自然や地方都市の暮らしも目に浮かぶように書かれています。事件の捜査も刑事達の活動、議論などが丁寧に書き込まれています。充実感をもって読み終えました。主人公のヴァランダー刑事もなかなか魅力的な人物です。 ただ、主人公が真相にたどりつくまでの過程が、論理よりも勘が先に立つスタイルなので、その点に若干不満が残ります。本格推理ものではないので仕方のないことかもしれませんし、実際の犯罪捜査もそういうものなのかもしれませんが。総じて作品としての水準は高いと思います。 | ||||
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安価でファーストリーダーの気分です。 | ||||
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ミステリのなかには、犯人やトリック、プロット等を知った上での再読にも耐え られる良質な作品があります。例えばレイモンド・チャンドラーの小説がそうで あるように、このヘニング・マンケルもそういった作家のひとりだと思います。 警察小説の流れを組む本シリーズは、特別なスキルやカリスマ性もなく、決して ヒーローとは言えない、それどころか酒で人生を台無しにしかけているダメ男の 冴えない中年刑事、クルト・ヴァランダーが難事件を追う姿を描いたものです。 老夫婦への恐ろしい暴力事件から始まり、数多くの出来事(概ね良くない事)が ヴァランダーに降りかかります。時に心身を痛めつけられ、気持ちが折れそうに なっても諦めず困難を乗り越えようとする…そんな彼の生き様が最大の魅力です。 ちなみに本作のメインテーマになっているのはスウェーデンが抱える移民問題で すが、これは令和の日本国内でも身近に感じられる内容で、本書が翻訳出版され た当時よりもリアルな状況として読者に強く訴えかけてくるように感じました。 北欧ミステリといえば、暗くて重いというイメージがあり敬遠している方もいる かもしれません。マンケルもカジュアルで明るい作風ではありませんが、意外と 読みやすい部類だと思いますので、警察小説が好きな方には強くお薦めします。 | ||||
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人間的に強くなく家族のトラブルで悩みばかりの刑事が、しかし殺人事件の捜査は執拗に行っていく。背景に移民・難民を多数受け入れ、一方で外国人排斥の動きが強まってきているスウェーデン社会が描かれる。面白い。 | ||||
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起伏の皆無なストーリーや心理描写、主人公の女性に対する精神性が苦痛で、半分ほど読んだところで読むのをやめました。 ・山場や見せ場のようなシーンが無く、ひたすら単調にだらだらと続くストーリー。 心理描写もとても上手いとは言えず、主人公を始めとした登場人物に自然と共感したり、感情移入する事が出来ませんでした。 ・翻訳のためか原文からしてこうなのかは分かりかねますが、文章そのものも単調です。 淡々とし過ぎていると言うか、地の文にも会話文にも血が通っている感じがせず、箇条書きで書かれた文を延々と読まされているような気分になります。 また、ちょっとした言い回しや言葉選び、語尾に違和感があったり、会話のやりとりが噛み合っていないように感じる事が度々ありました。 「耳障りがいい」など、日本語の明らかな誤用が見られるのも気になりました。 ・主人公の女性に対する精神性が純粋に気持ち悪いです。 別れ話で逆上して妻の顔を殴ったり、別れた後も彼女に対して未練たらたらの態度を取りながら、仕事で出会ったばかりの既婚検察官(単身赴任)に粉を掛けようとして、夫や子どもが会いに来る頻度を探ったり。 妻や娘に対しても、主人公は2人の態度や行動に苛立ったり責めてばかりで、愛情を持っている事が感じられる描写があまり無いため「単に2人を自分のコントロール下に置けていないからイライラしているだけなのでは?」と思えてしまいます。 ナチュラルにモラハラ気質を抱えた男性、というのは作品の時代設定的にはリアルなのでしょうが、この現代にそのような男性を主人公に据えた物語を読むのはなかなかに厳しいと言わざるを得ません。 | ||||
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