笑う男



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笑う男 (創元推理文庫)
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初公開日(参考)2005年09月
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長編小説

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笑う男 (創元推理文庫)

2005年09月30日 笑う男 (創元推理文庫)

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。父親の死に腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人に力を貸す余裕はなかった。だが警察を辞める決心をした彼が見たのは、その友人が殺害されたという新聞記事。事件を追い始めた彼の身に犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞シリーズ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

笑う男の総合評価:8.20/10点レビュー 20件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

なぜタイトルが「笑う男」なのか

読み進めると、その理由が分かる・・・という展開が、個人的には好きでした。
ヴァランダラー個人のことは、そこまで落ち込むものなのか?と、その点は理解不能でした。
こんなにヤワで警察の仕事が勤まるの?


ももか
3UKDKR1P
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悩む男、苛立つ男、ヴァランダー

シリーズ4作目の本作は、主人公・ヴァランダー警部のキャラクターが際立つ、良質な警察小説に仕上がっている。
前2作が警察小説というより国際謀略小説みたいな展開になっていて、面白くはあるんだが小さな違和感が残っていたのに対し、本作は地元・イースタにとどまり、地道な捜査を重ねて巨悪を暴くという警察小説の王道の作品である。
前作で、正当防衛とはいえ人を殺したことに悩むヴァランダーは、一年半もの引きこもり休暇を過ごした末に立ち直ることができず、とうとう警察を辞める決心をする。引きこもっていたデンマークの海岸に訪ねてきた知人の弁護士の「弁護士である父親の交通事故死に疑問があるので捜査してもらいたい」という依頼も断り、イースタに戻って辞職願を出そうとする。ところが、当日の新聞で知人の弁護士が射殺されたことを知り、依頼を受けなかったことの罪悪感にさいなまれたヴァランダーは、再び捜査の現場に復帰する。
ストーリーの本筋は弁護士親子を殺害した犯人捜しだが、その背景には個人を超越して利益を追求するグローバル経済と個人の良心の対立があり、社会の変化についていけない警察組織の不協和音があり、ヴァランダーは常に悩み、苛立つことになる。さらに、妻とは離婚し、一人娘は家を出て独立し、身近に住む父親とは良好な関係が維持できない、孤独な中年男の悲哀が重なり、小説全体のトーンは重く、暗い、まさにスウェーデンの冬のようになっていく。
しかし、最後には、ヴァランダーの獅子奮迅の活躍で犯人を捕らえることができ、読者はほっとすることができる。
常連登場人物のキャラクターの深化に加えて新たなヒロインも登場し、シリーズの方向性が確立され、これからますます面白くなるという期待が膨らんでくる。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

笑う男の感想

前回までは国際色豊かでしたが、今回は国内でのお話で、警察小説らしい面白さが満載でした。
それにしてもネガティブな人で中年の哀愁がただよいまくりで、人としての葛藤がすごく上手く書かれていると思います。とにかく気分の浮き沈みがめちゃくちゃ激しい。
ものすごく不況な現在ですが、お金を持っている人はみんななんか悪いことをしてる・・・と言うところについ共感してしまいます。


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たこやき
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.17:
(2pt)

へニング・マンケルの一番の駄作です。

正当防衛とはいえクルト・ヴァランダー警部のPTSDで一年半も休職することに多少の違和感はあるが、まぁ文句はいわないことにした。
が、自動車事故と見せかけて殺された弁護士のグスタフ・トーステンソンがファーンホルン城からの帰り道の事故だから、行先を知っていたのが秘書のドゥネール夫人と顧問弁護士として雇っていたファーンホルン城の関係者であることがすぐ判明する。
ドゥネール夫人がこのような殺人を計画できるなど論外だから、雇い主のファーンホルン城の主グスタフ・トーステンソンが、知られてならないことを知られて事故に見せかけて殺したことは刑事でなくともすぐ探偵できる。
そこに捜査の焦点が定まるまで本書のページの半ばまでかかるので退屈を通り越して本を読むのを止めようと思うほどだった。
結末のヴァランダー警部の冷静さを欠いた突撃にも違和感を通りこして笑ってしまいました。
笑う男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:笑う男 (創元推理文庫)より
448820905X
No.16:
(4pt)

最後の活劇はちょっとかっこよすぎる。

最後、主人公がアクション映画さながらの活躍をするところは評価が分かれるだろうが(かっこよすぎるのでは)「地道な捜査」や「刑事の心象風景」の描写だけではエンターテインメントとしては弱いのだろう。
笑う男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:笑う男 (創元推理文庫)より
448820905X
No.15:
(5pt)

刑事ヴァランダーシリーズ第4作

是非、第1作の「殺人者の顔」から順に読むことをお勧めします。
後を引くこと間違い無し。
Amazon prime video にもシリーズがあり、小説とはややストーリーが異なりますが、舞台となっているスウェーデンの地方都市ヨースタや郊外の美しい景色が実感できます。小説と併せてお勧めします。主人公や警察署の様子がイメージでき小説も一層楽しめます。
笑う男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:笑う男 (創元推理文庫)より
448820905X
No.14:
(4pt)

屍の上で笑う人間ども!!

ボーダーレスの闇世界で繋がり、巨万の富を築き、社会から持てはやされる人間の姿をした悪魔どもが地球を
壊してゆく。ヴァランダーは再び立ち上がるが、社会は救いようのない地獄と化していた。現実に起こりつつある巨悪を、ヘニング・マンケルの筆力でグイグイと暴き出してゆく。
笑う男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:笑う男 (創元推理文庫)より
448820905X
No.13:
(5pt)

必死に蟷螂の斤を振るう主人公が愛おしい。

世間的には、腕利きの刑事と評価されている主人公の、内面の煩悶には息を呑みます。かっこ悪いのにかっこいい。自分にこうも厳しいからこその仕事ぶり、他のことへのしわ寄せが、実に人間臭くて、おかしくもあり哀しくもあり。スウェーデンは遠い国だと思っていましたが、スウェーデンの人々は案外日本人の性向と似通うところが多いのかもしれないと思いました。大ファンです。
笑う男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:笑う男 (創元推理文庫)より
448820905X



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