刑事マルティン・ベック 消えた消防車
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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警察小説の金字塔「マルティン・ベック」シリーズの新訳版、第5作。突然、爆発炎上したアパートから発見された死者の隠された謎を解いていく、警察捜査ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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シリーズ第5作。タイトルからもっと大規模な組織犯罪を考えていたが、消えたのは違うタイプの消防車だった。本作は(冒頭2つのエピソードを除くと)劇的な事件で始まり、劇的な事件で終わるのだが、その間は例によって淡々と、じりじりと捜査が進む。 ところで、このシリーズは刊行された10冊全体で1つの物語になるという解説がずっとあったので、新訳も10冊になるだろうと思い込んでいたら刊行はこの5冊で終わりだという。それってあんまりだと思うので☆1つ減点。 | ||||
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全て持っています。何度も何度も読んだのでボロボロになり、中古でもなかな手に入らないので、助かりました。この方の訳も好きですので、全部この訳者さんです。 | ||||
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何しろ面白かった、シューヴァル、ヴァールーの刑事マルティン、ベックシリーズは大好きです、事件解決への面白さはさることながら、刑事等の人物像がスート入ってきて、読後感がとても良い。本当にいい作品でした。 | ||||
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犯人の唐突感、被害者の殺害動機など、ストーリーの展開や犯人の究明、結末含めて流れに無理があるように思いました。 | ||||
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つまらないタイトルで恐縮です。 コロナ禍で読書時間が増え、いつか通読したかった刑事マルティン・ベックシリーズ日本語5巻(後の5巻は日本語化されないのですね涙。評価者の皆さんがカドカワに憤っている気持ちに激しく共感)を読みました。どれも素晴らしい読後感。男性の美学的ヒロイズムやヒロインへのルックス依存が無いのが良いですね。アメリカの探偵・刑事ものはハリウッドで誰がキャスティングされるか想定して描写しているようなものが多くて鼻白むので、、、 スウェーデンらしく?フリーセックスな姿勢が事件との因果関係にも出て来ますが、モラル警察の目線が皆無。人として認めてる感じが素晴らしい。また美人=魅力的、ではないところも好きです。金髪青い目だけが美の基準でないところ、色々な感覚や考えを否定せずに受け入れることを前提としているところ、犯罪ものを読んでると思えない日々の生き方を愛しむ目線。 もちろん刑事ものとしての本筋も素晴らしいです。特にこの「消えた消防車」は、なかなか生者をたどれず、点と点が結ばれるまでのひとつづつの旋律が音楽でいうとアコースティックな感じの線の細さなのに、重なり合ってくるとガツンと重低音。 皆完璧でなく、同僚にイライラもするし、家族とうまくいかなくて孤独を感じるし、でも自分なりの精一杯を仕事に向けている。 ちっぽけな犯罪者にも5分の魂があり、下っ端くんも頑張ってる。ユーモアもあって、ずっこけポイントがそんなクライマックスで来るか!という笑える驚きなど、飽きない工夫が随所に。(タイトルもダブルミーニングで可愛いです) ミレニアルシリーズとは違う、社会を俯瞰的に見るための刑事もの。刑事ヴァランダー好きはもちろん、本好き皆が楽しめるシンプルなのに重層的な作品です。 | ||||
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