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    印
    印 (創元推理文庫)
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    初公開日(参考)2022年05月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,202回
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    印 (創元推理文庫)

    2023年11月30日 印 (創元推理文庫)

    その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。夫によると、数年前に母親を病で失って以来、精神的に不安定になっていたらしい。死後の世界に興味をもち、降霊術師のもとに出入りしていたことも。本当に自殺なのか? レイキャヴィクの捜査官エーレンデュルは、わずかな疑問を胸に捜査を進める。暴かれる悲痛な過去に心の奥底までゆさぶられる。アイスランド推理小説大賞受賞、北欧ミステリの巨人によるシリーズ第6弾。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    の総合評価:9.00/10点レビュー 9件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    簡単に判りそうで、最後まで迷わせる犯人像が面白い

    アイスランドのベストセラー「エーレンデュル」シリーズの第6作。首吊り自殺した女性の背景をエーレンデュルが一人で探っていく、私立探偵的ミステリーである。
    湖のそばのサマーハウスで首をつっているのが見つかったマリアは、2年前に母親が病死してから精神的に不安定だったとの証言があり、自殺として処理された。しかし、自殺説に疑問を持つマリアの友人が警察を訪れ、マリアが霊媒師と会話しているテープを提出し、捜査するように依頼した。霊媒師など信じないエーレンデュルだったが、内容に驚き、強い違和感を抱き、違和感の正体を解明すべく、組織としてではなく個人として背景を探ろうとする。警察の捜査ではなく、あくまで個人的な調査としてマリアの関係者を訪ね歩き、様々な証言を積み重ねるうちに、マリアの父親の事故死、家族の関係に深い闇が隠されていることに気付いていく。そしてたどり着いたのは、エーレンデュルが裁ききれない人間性の悲しみだった…。
    典型的な北欧警察ミステリーとして続いてきた「エーレンデュル」シリーズだが、本作は警察捜査ではなくエーレンデュルの個人の調査が主体で、それに伴いエーレンデュルの家族関係、人間観などが重要な要素になっている。もちろん、犯人捜しの面白さも十分に楽しめることは間違いない。
    シリーズのファン、北欧ミステリーのファンにオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (4pt)

    深い!

    心の襞が丁寧に描かれている。親子愛と葛藤、人道に背く罪深い陰謀、自責の念からの解放。
    印Amazon書評・レビュー:より
    4488011128
    No.7:
    (5pt)

    安定の面白さ

    エーレンデュルの犯罪捜査ストーリーは期待を裏切らない。彼の人物像はヘニングマンケルのヴァランダー警部と少し重なるところもあるが、エーレンデュルのストーリーはよりシリアスで深みがある。そして悲しみと涙を誘う。
    印Amazon書評・レビュー:より
    4488011128
    No.6:
    (5pt)

    傑作

    ヘニングマンケルが亡くなった今、インドリダソンの日本語訳を待つのが楽しみ。
    しかし、翻訳された柳沢さん、80にもなろうとされているのに、見事な仕事です。
    訳者あとがきもすばらしかった。
    印Amazon書評・レビュー:より
    4488011128
    No.5:
    (5pt)

    アイスランド

    読んで損はない
    印Amazon書評・レビュー:より
    4488011128
    No.4:
    (4pt)

    私的「捜査」の結末はほろ苦く

    北欧ミステリーらしい美しい湖水地方と寒冷な気候を舞台に、さらに幽霊や霊媒といったオカルティックな話題が加わった、酷暑にあえぐ日本の読者にふさわしい読み物である。
    アイスランドの湖水の畔のサマーハウスで起きた首吊り自殺事件で、警察は自殺として処理したが、エーレンデュル刑事は死者の友人の訴えをきっかけに、個人的な関心から私的に捜査を始める(私的「捜査」は警察のルールからは甚だ逸脱したものだが、ヘニング・マンケルの刑事ヴァランダー・シリーズでもときどき見かける)。
    物語は死者の生前のエピソードと私的捜査の進行が織り交ぜられて語られる巧みな構成であり、読者は、たんなる自殺にみえた事件が30年前の湖での水死事件や医学生たちの臨死実験と絡められて解きほぐされていくスリリングな展開にミステリーの醍醐味を堪能できる。

    また、刑事物ではもはやおなじみとなった刑事の個人的エピソードも重要なプロットとして利用されており、本作品ではエーレンデュルが娘の要望でしぶしぶ元妻と会う話のほか、少年時代に吹雪で遭難したエピソードが第三者の出版物の引用の形でまとまって示されており、自殺事件への個人的関心と重ね合わされる。

    ただ、自殺事件の捜査の過程で30年前の未解決の行方不明事件も解き明かされていくが、こちらは偶然ができすぎている感がある。
    なお、死者が霊媒師のところで録音したテープに、霊媒師以外の男性の「気をつけろ」という声が録音されていたとされるが、これが誰の声かは最後まで解き明かされない。もしかしたら、あの世からの声という意味なのか?
    印Amazon書評・レビュー:より
    4488011128



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