裏切り



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初公開日(参考)2022年06月
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長編小説

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裏切り 上 (創元推理文庫)

2022年06月30日 裏切り 上 (創元推理文庫)

スコットランド・ヤードの女性刑事ケイト・リンヴィルが休暇を取り、生家のあるヨークシャーに戻ってきたのは、父親でヨークシャー警察元警部・リチャードが惨殺されたためだった。名警部だった彼は、刑務所送りにした人間の復讐の手にかかったのだろうというのが地元警察の読みだった。激しい暴行を受け自宅で殺されていた父。いったい誰が、なぜ……? 本国で160万部超の大ベストセラーとなったドイツミステリの女帝による傑作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

裏切りの総合評価:7.79/10点レビュー 14件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

負のブラックホールみたいな人物ばかり・・・

ドイツの国民的人気ミステリー作家の2015年の作品。著者得意のイギリスを舞台にした、犯人探しの警察ミステリーである。
ロンドン警視庁の刑事ケイトが休暇をとって故郷に帰ったのは、分身のように敬愛する父親が惨殺された事件の真相を知るためだった。名警部だった父が殺されたのは、刑務所送りにした犯罪者の報復ではないかというのが、地元警察の読み筋だった。だが犯人探しは遅々として進まず、苛立ちを募らせたケイトは管轄外であることを承知の上で、自分でも捜査を進めようとし、地元警察と軋轢を生んでしまう。そんな中ケイトが、父親について話したいという女性から電話をもらい、自宅を訪ねたところ、その女性は無惨に殺害されていた。そのため、地元警察とケイトの関係はさらに悪化する。同じ頃、電話も通じない人里離れた農家で休暇を過ごしていたシナリオ作家の家族の元に、養子である5歳の息子の産みの母親が恋人という男と現われたのだが、その男は警察が必死に探している元犯罪者だった…。
父親と女性の連続殺人の犯人探しがメイン・ストーリーで、シナリオ作家家族と犯罪者たちの監禁事件が重要なサブ・ストーリーとして絡んでくる。さらに、二つの事件の意外な関係性が明らかになると、物語は一気に緊迫し、スリリングになる。ということで、謎解きミステリーとしては一級品と言える。だが、いかんせんケイトをはじめとする主要人物が負のオーラを纏ったキャラばかりで、物語全体がどんよりした空気のまま進み、真相が明らかになる最後に至ってもスッキリすることがないのが残念。まあ、それが好きという読者が多いのでベストセラーになっているのだろうが。
前作のレビューでも書いたが、湊かなえ作品がお好きな人にはオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(5pt)

久しぶりに興奮しました

なかなか辿りつかない真相に振り回され、一気に読みました
寝不足と体調不良に要注意!
裏切り 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:裏切り 下 (創元推理文庫)より
4488211119
No.12:
(4pt)

作風と内容が見事に合致した読みごたえのある警察小説(ネタバレなし)

前に読んだ同じ作者の「失踪者」はミステリとしてやや微妙な出来でしたが、今
作はとても良かったです。文章(恐らく翻訳も上手いのでしょう)や謎を重ねる
構成が巧みなため、上巻が終わる頃にはすっかり止め時を見失ってしまいました。

人生に行き詰まった登場人物たちそれぞれの心理描写が主となる作風は相変わら
ずですが、今作では「さぁ私たちの心情に共感しなさい!」といった押しつけが
ましさが薄れていて、苛々させられることもなくフラットに受け入れられました。

行き詰まり感で言うと、主役のケイト・リンヴィルの造形からして相当キてます。
最初のうちは、本当に大丈夫か?と思える言動の数々で読者を不安に陥れますが、
状況の変化に応じてケイト自身も変わっていく様を見ると感情移入させられます。

ミステリ的な観点では、連続殺人が起きた理由、つまり犯人の動機についてはか
なり早い段階で見当がつくでしょう。でも実際にそれが明かになっていく過程や
サスペンスな諸々、納得感のある犯人像などはよく考えられていて楽しめました。

気になる点としては、上巻部ではちょっと退屈に思える部分もあります。また、
なかなかに救いようのないキツめな物語なので、万人に受け入れられるかは微妙
なところですが、全体の完成度はかなり高いと思います。お薦めしたい一冊です。
裏切り 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:裏切り 上 (創元推理文庫)より
4488211100
No.11:
(3pt)

殺人の動機、犯人設定、ともにしっかり出来ているが、そこにいくまでが長い

確かに意外性のある犯人設定ではあるが、そこに至るまでが長い。

結局本筋には関係のない話が多すぎて中盤は大きくダレてしまう。特にあの監禁家族のエピソードなんて全体を大きく締めているが必要だっただろうか?

文章も上手いしキャラは濃厚に描き分けられているが、どのキャラもトラウマが大きすぎて感情移入しにくい。
シリーズ化は分かるが次回はどうなんだろう?
裏切り 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:裏切り 下 (創元推理文庫)より
4488211119
No.10:
(3pt)

少しずつ人々が繋がっていく展開がうまいし、キャラ造形が良い

ドイツ製の刑事サスペンス。
多彩な人物の視点で、猟奇的な2件の殺人事件を追う。

それぞれのキャラが丁寧に描き込んであり、一見無関係な人々が徐々に結びついていく展開は面白い。
若干話がもたつく場面もあるが、後半の展開に期待できる。
裏切り 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:裏切り 上 (創元推理文庫)より
4488211100
No.9:
(4pt)

あまりパッとしない主人公が少しずつ事件の核心に迫っていくプロセスの面白さがあります。

上巻では、一見関係なさそうな出来事が並行して進んでいき、少しもたもたした感じがします。下巻になるとスピード感も上がり、上巻での出来事が結びついて断然面白くなります。
裏切り 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:裏切り 上 (創元推理文庫)より
4488211100



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