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裏切り
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裏切りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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確かに意外性のある犯人設定ではあるが、そこに至るまでが長い。 結局本筋には関係のない話が多すぎて中盤は大きくダレてしまう。特にあの監禁家族のエピソードなんて全体を大きく締めているが必要だっただろうか? 文章も上手いしキャラは濃厚に描き分けられているが、どのキャラもトラウマが大きすぎて感情移入しにくい。 シリーズ化は分かるが次回はどうなんだろう? | ||||
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ドイツ製の刑事サスペンス。 多彩な人物の視点で、猟奇的な2件の殺人事件を追う。 それぞれのキャラが丁寧に描き込んであり、一見無関係な人々が徐々に結びついていく展開は面白い。 若干話がもたつく場面もあるが、後半の展開に期待できる。 | ||||
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上巻では、一見関係なさそうな出来事が並行して進んでいき、少しもたもたした感じがします。下巻になるとスピード感も上がり、上巻での出来事が結びついて断然面白くなります。 | ||||
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殺人の動機はなるほどという設定で、話の進め方にも緊張感があって面白く読めます。ただ、主人公をこんなにネガティブな人物にする必要があったのかなとは感じました。 | ||||
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余計な描写が多くまどろこしい。あたまの弱い女が何人も出てきて読んでいてイラつきました。これがドイツでベストセラーだとはとても思えない。 | ||||
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イギリスの刑事の父親が殺され・・・というお話。 最初は過去の怨恨だと思われていた殺人事件に、様々な疑惑が浮上し・・・という展開の話しでした。 主人公の女性刑事と地元の警察で捜査される事件に複数の疑問点が浮かび上がりますが、謎になる部分が合理的で全体的にも合理的に構成されているので、推理小説としてよくできております。 題名の意味は、ネタと絡むのであまり言えませんが、信頼していた父親にあまり尊敬できない事があったという女性刑事の苦悩を表している様に思えました。主人公のキャラクターも陰影のある存在でよくできていると感心しました。 寡聞にしてこの著者の事はあまり知りませんでしたが、よくできた推理小説だったので、他に翻訳されている物も読みたくなりました。 過去が現在に暗い影を落とす推理小説。ぜひご一読を。 | ||||
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読み進むうちにどんどん引き込まれて行き、止まらなくなってしまいました。 夜だけの読書時間なので2日かかりましたが、読了後は満足感に満たされています。 上巻だけを先に買いましたが、続きが気になって直ぐに下巻を購入。 最後はええーっと驚くどんでん返しで、でも有りそうなことで本当に楽しめました。 | ||||
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面白くもないし面白くないわけでもない。 普通に読んで普通に読み終わった。 | ||||
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おもしろいです。引き込まれました〜 先の読めないストーリー展開。登場人物の細かい心理描写も上手い。すぐ続けて下巻が読みたいです。 | ||||
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ジェニー・エルペンベック 『行く、行った、行ってしまった』がとても良かったので、その訳者である浅井晶子訳の本書も読んでみた。良かった! 人づき合いが苦手で孤独、仕事もできない、「空気が読めない」と言われ劣等感にさいなまれている。というケイトが主人公。父親であり定年退官した元警部が殺された事件を発端に物語は進んでいく。 サスペンスフルで、次どうなる!?という興味で読み進めさせる力が強い。上巻の後半からもう読むのを止められなくなるので上下まとめて買っとくが吉。で、ありながら、ポンポンとプロットだけでハイテンポで進む小説ではなく、登場人物たちの背景、行動、気持ちがじっくりと伝わってくる描写もしっかり。孤独である人々と、それをかろうじてつなぐ何かが、繊細に描かれている。 | ||||
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2017/1月に読んだ「失踪者」以来。作者の新しい翻訳「裏切り 上・下」(シャルロッテ・リンク 創元推理文庫)を読み終えました。「ドイツの作家が、何故好んで英国を舞台に物語を紡ぐのか?」 何かが起きたことを示唆するプロローグ。定年退職した元警部・リチャードが殺害され、スコットランド・ヤードに勤務する一人娘のケイトは、休暇を取り実家へと戻ります。尊敬されていた父であり警察官の死を調べようとするケイト。捜査にあたるのはヨークシャー、地元警察。責任者は、警部・ケイレブ。容疑者が現れ、その男が行方不明と知り、捜査はその線を追って展開していきそうになりますが?一方、リチャードを知る女性・メリッサからリチャードのことで話があると連絡が入りますが、彼女もまた殺害されてしまいます。連続殺人事件なのか?犯人は一体誰?いつものようにストーリーの要約はここまでにしておきたいと思います。 ここに、晴れやかな人生を送る登場人物が現れることはありません。生きづらさを抱えるケイト。アルコール依存からの回復を試みるケイレブ。障害を持った家族を抱えながら警察の仕事を続けるジェイン。そして、事件に巻き込まれるもう一つの家族。彼らの抱える多くの苦難が、負のアラベスクを織り上げ、負の伏線を回収するように巻きとりながら、物語はある結末に向かって収斂していくことになります。そのデリケートなそれぞれの心理描写が、シャルロッテ・リンクの真骨頂なのだと思います。 一人の能天気な読者としては、それらの重苦しさに辟易する場面もないとは言えませんが、まあそれはそれとして、この世界はそれほどまでに生きづらい局面を様々抱えていると言えるような気もします。 そして、「ドイツの作家が、何故好んで英国を舞台に物語を紡ぐのか?」という問いに戻りますが、これがよくわからない(笑)。結末でパズラーとしての謎をすべて明らかにした作者は、このミステリだけを最後に残したのかもしれません。次作も刊行されるようですので、期待して待ちたいと思います。 | ||||
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