頰に哀しみを刻め
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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著者初読み。著者の作品は4冊積んでますが、このミス2024年版で1位だった本作をまず読んで見ました。これぞ正に犯罪小説、とことん暴力と殺戮で復讐を果たす物語でした。まあハリウッドアクションも日本の時代劇も、ザコ敵は殺されるために大勢配置される訳ですから、特に残虐とも思いませんでしたが。差別の国アメリカなので、人種差別、LGBTQ、格差社会と、その辺りの描写は読んでいて辛かったです。二人のオヤジはじじいと呼ばれてますが、恐らく私と同世代の50代後半ではないか?、と想像しながら応援してました。面白かったです。 | ||||
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デビュー第2作「黒き荒野の果て」でアメリカのハードボイルド、ミステリーの各賞を獲得し、本国はもちろん日本でも絶賛された注目の新進作家・コスビーの第3作。なんと2年連続で3冠受賞という快挙も納得できる、さらにパワーアップした超傑作ハードボイルド・ノワールである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 舞台はヴァージニア州、通称Old Dominion。建国13州であり、ワシントン出生の地。そして南北戦争の敗者。当初から黒人の多いアメリカの歴史的土地だ。 物語は当然「人種問題」を核に「LGBT問題」と合わさって展開する。冒頭読者は登場人物とその関係に混乱することだろう。 主人公は「白黒コンビ」。二人ともに前科もちの務所帰り。白の方はとにかく一言多い上にスーパー「口が悪い」。ドラマ化はもとより映画化も難しいだろう。しかし、それこそが本書の小説ならではの醍醐味だ。 描かれている当地の風俗は、ごく近年のものなので、リアリティーを感じる。 新世代のOld Dominion小説だ。 ぜひ一読あれ | ||||
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| 日本人には少し違和感のある舞台と設定。このミス1位だけあって面白いことは面白いが。 | ||||
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| 正義も悪も理性もない、残虐性・殺戮の肯定、根深い人種差別、LGBTQへの偏見、偽善、身勝手な愛と盛りだくさん。 | ||||
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| (まず、性的少数者の方は安心してほしい。これはただのヘイトクライムではない。この作者があなたの名誉を軽んじることはない。) いや〜すごい、暴力をヒロイックにしていないまま、こんなにも暴力を振るう人物らを魅力的に描けるのか。暴力から身を守るために暴力をふるう、これを強さだとか守る力だとか言う。しかし、暴力は暴力なのだ。使い手を蝕む毒であり、使い手の周囲を滅茶苦茶にする。そこを直視した上で、それでも駆け抜けるしかなかった地獄が描かれる。犯人への憎しみ、何より、過去の自分への憎しみが迸っている。極上の犯罪小説という評価は正しい。 そして、"省略形の文字列で身を守る"人たちにこそ、読んで欲しい。理解されることなど諦めているのだが、家族にはそうも言っていられないのが辛いところだ。家族を切り捨てるか、自分を切り捨てるか。しばしば私たちは決して望んだわけではない二択を迫られる。現実的には、三択目が多い。グレーだ。家族に見えないところで、切り捨てた自分を拾い集めるのだ。そして、這いつくばったことなどないような顔をして家族の食卓につく。もしあなたがそんな経験をしたことがあって、なんてことない当たり前だと蓋をしていて、その蓋を力付くで押さえ込んでいるのなら、この本を勧めたい。 作中被害者のような一択目だけでなく、どんな体験とも一緒に泣いてくれる作品だ。泣いた後に先のことを考えてもいい気にさせてくれる作品でもある。素晴らしいというより、「ありがたい」と言いたい作品だった。 | ||||
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| 「黒き荒野の果て」が面白かったので期待していたのですが、個人的には微妙な 評価でした。前作のシンプルでストレート、かつスピーディにキレ味よく物語が 進み、息つく間もなく読み終えてしまう、そんな内容とは違ったものだったので。 まず物語のスケール感のなさが気になりました。息子を惨殺された父親の復讐が テーマなのですが、基本的に暴走族との戦いなのが微妙です。黒幕もチープなキ ャラクターで、全体的に低予算映画を観てるような気分になってしまいました。 また前作でも黒人が主人公であり、差別や偏見が云々というくだりはありました が、今回はそこへLGBT要素も加わってきたことでシンプルなノワールではなく、 ゲイの息子を取り巻く世の中の風当たりや父親の葛藤といった場面も多いです。 それなのに(相変わらず)プロット自体には目新しさや意外性は皆無なので、前 作にあった疾走感やキレ味が失われているのです。結末の納得感も薄く、この手 の物語で最も重要な復讐劇によるカタルシスを充分に得られなかったと感じます。 作者の描きたかった世界観、方向性みたいなものがいまいち私には伝わりません でした。今の時代ならではの問題提起が含まれているのかもしれませんが、それ がエンターテインメント作品として上手く消化されていなかったという感想です。 | ||||
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