だからダスティンは死んだ
- サスペンス (354)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ピーター・スワンソンの長編第5作。躁うつ病で問題を起こした過去がある女性が隣人を連続殺人犯と見破り、犯行を証明しようとする心理サスペンスである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「そしてミランダを殺す」も読みましたが、 どうも、この作者は人間が嫌いなのじゃないかと。 そりゃあ誰だってちょっとは嫌な部分があるだろうし 人に言えない考えも抱くことはあるだろうけど、 そんなに酷いことばっかりしないでほしい。 登場人物が誰も彼も嫌な人で、 読み進むのがしんどくなりました。 この作者の世界では生きていけそうにないです。 話はまあよくできていますが、 そんなに都合よく?とか 結局それ?という部分も多々あります。 まあまあ評価の高い作品が多いですが、 個人的にはもういいかな、と感じました。 途中は泣いたり笑ったり怒ったりしても、 読後感は爽やかでありたいです。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かった。半日時間を充てて一気に読みました。色んな違和感が、全てが明らかになったときに「なるほど!」「だからか!」と収斂する感じ、ぞくぞくします。全てわかった状態でもう一回読みたい。 ミランダ、ケイト、アリス、そしてダスティンと、著者の描く「男性の身勝手さ」を見せつけられる度に、「著者、女性では?」と思ってしまう。こんなに男性にとって都合の悪い姿を平気で書けてしまう筆力、ほんとうに凄い。 | ||||
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この作家のおもしろいところは、人間関係が初期設定からどんどん変わっていく手法。 そこに意外性がある。 | ||||
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前作『そしてミランダを殺す』がとても良かったので新作も購入してみたのですが、驚くような展開もなく、ミステリーとして新しい訳でもなく、最後は無理矢理辻褄を合わせたような感じだし、結局主人公の躁鬱病がどうだったのかもわからないままで、消化不良感だけが残りました。前作の、頭のいい女性が次々と人を殺していく爽快感は全くなかったなぁ | ||||
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ピーター・スワンソンの作品といえば、何気ない日常の中に紛れ込んだ些細な違和感がきっかけとなり、誰もが予想だにしなかった展開が次々と引き起こされていく。 ありとあらゆる要素が複合的に絡み合い、何が真実なのか読めば読むほど分からなくなってしまうのだ。 そうした物語の構成にとどまらず、視点の入れ替わりを加えることで、更なる捻じれを生み出すのが彼の凄いところ。 登場人物たちの知られざる一面を見せることで、誰が本当のことを言っているのか、誰が誰を憎んでいるのか、といった真相に関わるであろう情報が次から次へと出てきてしまう。 にもかかわらず一向に真相は見えてこない。 本作でもその手腕は遺憾なく発揮されており、主人公が隣人に抱いたある疑惑から物語はどんどん想定外の形へと変貌していく。 上記の通り、追う者と追われる者の視点の入れ替わりは本作でも採用されており、サスペンス特有のヒリヒリとした心理描写を堪能できるはずだ。 そして過去作以上に静謐さが際立っているが故に、じわじわと迫りくる不穏さに迫力が増している。 ただその一方でミステリーとしてはやや肩透かしを食らうかもしれない。 誰が犯人なのかというフーダニット的要素は物語の序盤で早々に取っ払われてしまうため、そういう類の物語を期待しない方がいいと思われる。 また、ラストに明かされる真相に関しても、物語の中盤程度で気付く方が多いのではないか。 もちろんそれはフェアに伏線を張っている証左でもあるのだが。 | ||||
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