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だからダスティンは死んだ
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だからダスティンは死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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「そしてミランダを殺す」も読みましたが、 どうも、この作者は人間が嫌いなのじゃないかと。 そりゃあ誰だってちょっとは嫌な部分があるだろうし 人に言えない考えも抱くことはあるだろうけど、 そんなに酷いことばっかりしないでほしい。 登場人物が誰も彼も嫌な人で、 読み進むのがしんどくなりました。 この作者の世界では生きていけそうにないです。 話はまあよくできていますが、 そんなに都合よく?とか 結局それ?という部分も多々あります。 まあまあ評価の高い作品が多いですが、 個人的にはもういいかな、と感じました。 途中は泣いたり笑ったり怒ったりしても、 読後感は爽やかでありたいです。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かった。半日時間を充てて一気に読みました。色んな違和感が、全てが明らかになったときに「なるほど!」「だからか!」と収斂する感じ、ぞくぞくします。全てわかった状態でもう一回読みたい。 ミランダ、ケイト、アリス、そしてダスティンと、著者の描く「男性の身勝手さ」を見せつけられる度に、「著者、女性では?」と思ってしまう。こんなに男性にとって都合の悪い姿を平気で書けてしまう筆力、ほんとうに凄い。 | ||||
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この作家のおもしろいところは、人間関係が初期設定からどんどん変わっていく手法。 そこに意外性がある。 | ||||
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前作『そしてミランダを殺す』がとても良かったので新作も購入してみたのですが、驚くような展開もなく、ミステリーとして新しい訳でもなく、最後は無理矢理辻褄を合わせたような感じだし、結局主人公の躁鬱病がどうだったのかもわからないままで、消化不良感だけが残りました。前作の、頭のいい女性が次々と人を殺していく爽快感は全くなかったなぁ | ||||
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ピーター・スワンソンの作品といえば、何気ない日常の中に紛れ込んだ些細な違和感がきっかけとなり、誰もが予想だにしなかった展開が次々と引き起こされていく。 ありとあらゆる要素が複合的に絡み合い、何が真実なのか読めば読むほど分からなくなってしまうのだ。 そうした物語の構成にとどまらず、視点の入れ替わりを加えることで、更なる捻じれを生み出すのが彼の凄いところ。 登場人物たちの知られざる一面を見せることで、誰が本当のことを言っているのか、誰が誰を憎んでいるのか、といった真相に関わるであろう情報が次から次へと出てきてしまう。 にもかかわらず一向に真相は見えてこない。 本作でもその手腕は遺憾なく発揮されており、主人公が隣人に抱いたある疑惑から物語はどんどん想定外の形へと変貌していく。 上記の通り、追う者と追われる者の視点の入れ替わりは本作でも採用されており、サスペンス特有のヒリヒリとした心理描写を堪能できるはずだ。 そして過去作以上に静謐さが際立っているが故に、じわじわと迫りくる不穏さに迫力が増している。 ただその一方でミステリーとしてはやや肩透かしを食らうかもしれない。 誰が犯人なのかというフーダニット的要素は物語の序盤で早々に取っ払われてしまうため、そういう類の物語を期待しない方がいいと思われる。 また、ラストに明かされる真相に関しても、物語の中盤程度で気付く方が多いのではないか。 もちろんそれはフェアに伏線を張っている証左でもあるのだが。 | ||||
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「そしてミランダを殺す」がとてもスリリングで、夢中になって読めたので、こちらも期待していたのですが、いまいちでした。原題が「Before She Knew Him」で、読んでいる間ずっと原題の意味する所を探そうとしていましたが、ホントの最後までわからず、しかもとって付け足したような説明みたいになっていて、意外性などは全くありませんでした。犯人のキャラクターもなんだか似通っており、この作家の作品はこれら2冊でもう十分かな、と思いました。 | ||||
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今回もドキドキハラハラワクワクさせてもらった。 個人的には「そしてミランダを殺す」と甲乙つけがたい。 いつものスワンソンの手法(?)は、今回はこう来たか~って感じ。 鈍いので理解できた瞬間は「おぉ!」って声が出てしまった。 本当に面白かった。 次回作も必ず読みたい。 | ||||
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今までの作品とは少し違う気がします。 推理できない内容が多く出てきます。 小説なので文章で書かれています。 映像にするとこの物語はどうなるのでしょうか? | ||||
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とにかく話の展開が早く、予想を全て覆らせる作品。面白い、一気読み! | ||||
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原題を直訳すると「彼女が彼を知る以前」となる。これでは興味を持ちにくい。 版画家のヘンリエッタは、広告関係のサラリーマンの夫ロイドと、ウエストダートフォードの一戸建てに引っ越してくる。近所に芸術家の工房集合施設があり、ヘンリエッタの仕事に好都合だったからだ。主人公のヘンリエッタは鋭敏で、躁鬱症。作品は異様で病的。ロイドはそんな妻を献身的に支えている。隣には、ハリソン・フォード似の高校教師マシューと教材セールスで出張が多いマイラの夫婦が住んでいた。ヘンリエッタはマシューの書斎に飾られていた置物を見て動揺する。それは以前に住んでいた地域で殺されたダスティン・ミラーの部屋にあったものと全く同じだったからだ。 導入部は最高にいいが、犯人が早くにわかったあと、犯人とヘンリエッタの関係が、「羊たちの沈黙」のレクター博士とクラリスとの関係のようになっていく心理描写が面白い。お互いにわかりあえているが、誰にも言えないという。「○○が実は存在しない」というトリックはすぐわかった。はじめは二組の夫婦が子供がいなくて仲睦まじい夫婦という印象だったのに、後半にガラガラと崩れ落ちていった。最後の蛇足的な種明かしはなくても良かったような気がする。工房の写真家を疑っていたけど全く関係なかった。ヘンリエッタの愛称がヘンなので、日本語の「変」の意味に読んでしまって何回もつまずいた。 | ||||
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退屈しない展開。読んでいる間は次がどうなるかわくわくして、ページをめくる手が止まらなかった。 終盤に明かされることには驚かされた。 その後は若干都合のよさと肩透かしをくらったように感じたところはあったが、エンディングでは序盤からあった違和感のピースがあてはまった印象を受けた(読後振り返ってみて気づいた)。 タイトルは原題の方がピンとくる。 今回もスワンソンの著作は独特で異色だと感じた。次の出版を楽しみにしている。 | ||||
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「時計仕掛けの恋人」(2022/8月)以来、ピーター・スワンソンの新しい翻訳「だからダスティンは死んだ "Before She Knew Him"」(創元推理文庫)を一気に読み終えました。「時計仕掛けの恋人」は翻訳順番が異なるだけでデビュー作だそうですから、「アリスが語らないことは」(2022/1月)以来と言うのが正しいのかもしれません。 そして、(世評が高かった「そしてミランダを殺す」は感心できませんでしたが)今回が一番クールだというのが素直な感想です。小刻みなカット割りとフルスロットルサスペンスによる紛れもないページ・ターナー。 ボストン近郊の町、ウェスト・ダートフォードの一戸建て住宅に版画家のヘンと夫のロイドが引っ越してきます。二人は近所で開かれたブロック・パーティに参加し、マシューとマイラのドラモア夫妻と知り合います。偶々隣人同士だった二組の夫婦。彼らは少しだけ親交を深めるべく後日ドラモア家でディナーを伴にすることになります。ディナー後、案内された書斎のコレクションの中に或るトロフィーを見つけますが、それは二年半前に発生し未解決のままだった「ダスティン・ミラー殺人事件」へと繋がる正に"トロフィー"なのでしょうか?ストーリー・テリングが肝のスリラーですから、残念ながらネタバレはできません。ここまでにしておきましょう(笑)。村上貴史さんによる解説も先に読まないほうがいいと思います。 映画化するなら監督は「愛のメモリー」の頃の、ブライアン・デ・パルマ。(登場人物の誰かを若き日のジョン・リスゴーが演じて欲しい。)不満があるとすれば、米国「警察」の無能さ(笑)に尽きる。 | ||||
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