8つの完璧な殺人
- FBI (155)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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そしてミランダを殺すがよかったから読んでみた。クリスティ作品をはじめとする他の古いミステリー作品の内容を作中でネタバレするのはちょっとどうかと思ってしまったが(訳はないやつはある意味セーフか笑)そのマイナス点を除いても別々の登場人物の視点を交互に繰り返して物語の全容を明らかにしていく様は間違いなく『そしてミランダを殺す』が好きな方なら楽しめると思う。人間の持っている薄暗い、どろっとした感情をじわじわを浮き彫りにしていくのもいい。こういう作風って、作中にゴーン・ガールについてミステリー界のシーンの流れを大きく変えた的な記述があったが、作者自身ゴーン・ガールの影響を受けているのかもね。 | ||||
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「そしてミランダを殺す」以来、ヒット作を連発している著者の2020年の作品。8つの名作ミステリーに絡めたと思しき連続殺人の全容をミステリー専門店主の主人公が解明する、ミステリーマニアならではの野心的な傑作である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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古書店を営む内向的な主人公、陰鬱な過去、ミステリへの愛、ネコ、魅力的な 事件。 途中まではハラハラドキドキ楽しみました。 後半は…へ~。ええ~?ふうーん。 この作者の別の作品を読むことはなさそう。 この本よりも作品で挙げられてる8つの作品を読む/観ることを強くオススメします! | ||||
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8つの古典的なミステリー小説を題材にとった殺人事件というモチーフだけでだらだらと書いた小説。 ミステリー小説で、犯人や探偵が馬鹿だと、それだけで駄作と言い切って良いと思う。 いい加減でご都合主義のプロットに、読者への言い訳じみた独白と、なんとも詰まらない結末。 こういう作品を「ベスト」に挙げるしかない時点で、この分野が衰退しつつあることがよく理解できる。 | ||||
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出だしの展開に沿えば、何か起きるのではないかという期待を持たせるが、途中から失速し、最後はこんなものだろうというところ。 | ||||
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日本人好み(すみません)の捻ったサスペンス本格ミステリーの秀作を書き続けるピーター・スワンソンの2020年の第6長篇の本邦初訳。原題は訳題に同じ。スワンソンは第1〜第5長篇まで、すべて日本語訳がある。 冒頭に断り書きがあるように、本書は古典的ミステリー8作品の内容、犯人をばらしています。まあ、欧米ミステリーファン・マニアの方々はあまり気にされなくてもよいと思いますが、未来のミステリー読者界を背負う小学生・中学生・高校生の方々は、図書館や書店でこの本を見つけても、すぐに読むのでなく、アガサ・クリスティ「アクロイド殺人事件」「ABC殺人事件」、A.A.ミルン「赤い館の秘密」の3作品だけは、先に読んでおくことをお勧めします。(図書館にあるはずです)。読書人生における重要な楽しみを失わないためです。 さて、本書は原書の評判もよく、原書アマゾンレビューでは現在4002件の評価が入っていて、★★★★となっている。レビューも178件あり、★★★★★や★★★★のレビューがズラズラ並んでいる。褒めている理由の第一は古典ミステリーへのオマージュで、第二がストーリーとキャラクターのユニークさのようである。 少数の低評価レビューもあり、ネタバレ失礼、ネタパクリ下手、プロット崩壊などが指摘されているようである。 で、本書については、何を書いてもネタバレになりそうなので、プロット、キャラクターは面白かった、でやめておく。主人公の亡妻クレア、作家の妻テス、女店員エミリーの3女性が特に印象的だった。 原書レビューの中に、主人公と女性FBI捜査官グウェンは恋愛関係にあるほうがいい、という意見があった。賛同する。 | ||||
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最初のほうは、登場人物が主人公マルコムとFBI捜査官の女性だけで、霧の中を進んでいるような気分にさせられる。マルコムに隠し事があるようで、「信用できない語り手」の構図。小説中に出てくる8つのミステリー小説やさまざまな映画がみたくなる。あとから、登場人物がどんどん増えてきて、整理するのが大変になる。後半は余韻を持たせた映画的エンディングになるが、あざやかに決まったとは言い難い。 | ||||
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