8つの完璧な殺人



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.50pt (10max) / 2件

6.86pt (10max) / 7件

Amazon平均点

3.00pt ( 5max) / 6件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:637位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

80.00pt

34.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2023年08月
分類

長編小説

閲覧回数2,370回
お気に入りにされた回数8
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)

2023年08月12日 8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログにリストを掲載した。『赤い館の秘密』、『ABC殺人事件』、『見知らぬ乗客』……。捜査官によると、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従っているのか? ミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

8つの完璧な殺人の総合評価:6.38/10点レビュー 8件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

『そしてミランダを殺す』が好きな方なら楽しめると思う。

そしてミランダを殺すがよかったから読んでみた。クリスティ作品をはじめとする他の古いミステリー作品の内容を作中でネタバレするのはちょっとどうかと思ってしまったが(訳はないやつはある意味セーフか笑)そのマイナス点を除いても別々の登場人物の視点を交互に繰り返して物語の全容を明らかにしていく様は間違いなく『そしてミランダを殺す』が好きな方なら楽しめると思う。人間の持っている薄暗い、どろっとした感情をじわじわを浮き彫りにしていくのもいい。こういう作風って、作中にゴーン・ガールについてミステリー界のシーンの流れを大きく変えた的な記述があったが、作者自身ゴーン・ガールの影響を受けているのかもね。

すえさだ
ZKC29U3R
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミステリーマニアも、マニア以外も楽しめる

「そしてミランダを殺す」以来、ヒット作を連発している著者の2020年の作品。8つの名作ミステリーに絡めたと思しき連続殺人の全容をミステリー専門店主の主人公が解明する、ミステリーマニアならではの野心的な傑作である。
ボストンでミステリー専門店を営むマルコムのもとをFBI捜査官・グウェンが訪れ、マルコムが書いたブログ「完璧なる殺人8選」をなぞった連続殺人が起きているのではないかと告げる。ボストン近隣で起きた未解決殺人事件の中に、犯行手口が8つの有名作品に触発された疑いが濃いものがあるという。偶然の一致では片付けられらない事件の詳細を知り、マルコムはグウェンの捜査に協力することにする。そこで知れば知るほど、誰かが自分のリストに基づいて殺人を続けている疑いが濃くなり、犯人は身近にいるのではないかとマルコムは疑心暗鬼に陥っていった…。
物語はマルコムの回想録という形式で、全てマルコム視点で書かれているのだが、途中からマルコムが「信頼できない語り手」になり、読者はさらなる迷宮に誘い込まれていく。とにかく最後まで着地点が見えない、スリリングな謎解きミステリーであり、取り上げられた8作品を読んでいればもちろんだが、読んでいなくても謎解きの面白さが満喫できる。
謎解きミステリーのファンには絶対に外れない傑作としてオススメしたい。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(3pt)

途中までは面白かった

古書店を営む内向的な主人公、陰鬱な過去、ミステリへの愛、ネコ、魅力的な
事件。
途中まではハラハラドキドキ楽しみました。

後半は…へ~。ええ~?ふうーん。
この作者の別の作品を読むことはなさそう。

この本よりも作品で挙げられてる8つの作品を読む/観ることを強くオススメします!
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)より
4488173098
No.5:
(1pt)

駄作 読む価値なし

8つの古典的なミステリー小説を題材にとった殺人事件というモチーフだけでだらだらと書いた小説。
ミステリー小説で、犯人や探偵が馬鹿だと、それだけで駄作と言い切って良いと思う。
いい加減でご都合主義のプロットに、読者への言い訳じみた独白と、なんとも詰まらない結末。
こういう作品を「ベスト」に挙げるしかない時点で、この分野が衰退しつつあることがよく理解できる。
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)より
4488173098
No.4:
(3pt)

まあまあ

出だしの展開に沿えば、何か起きるのではないかという期待を持たせるが、途中から失速し、最後はこんなものだろうというところ。
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)より
4488173098
No.3:
(4pt)

ピーター・スワンソンのサスペンス本格ミステリー。

日本人好み(すみません)の捻ったサスペンス本格ミステリーの秀作を書き続けるピーター・スワンソンの2020年の第6長篇の本邦初訳。原題は訳題に同じ。スワンソンは第1〜第5長篇まで、すべて日本語訳がある。
冒頭に断り書きがあるように、本書は古典的ミステリー8作品の内容、犯人をばらしています。まあ、欧米ミステリーファン・マニアの方々はあまり気にされなくてもよいと思いますが、未来のミステリー読者界を背負う小学生・中学生・高校生の方々は、図書館や書店でこの本を見つけても、すぐに読むのでなく、アガサ・クリスティ「アクロイド殺人事件」「ABC殺人事件」、A.A.ミルン「赤い館の秘密」の3作品だけは、先に読んでおくことをお勧めします。(図書館にあるはずです)。読書人生における重要な楽しみを失わないためです。
さて、本書は原書の評判もよく、原書アマゾンレビューでは現在4002件の評価が入っていて、★★★★となっている。レビューも178件あり、★★★★★や★★★★のレビューがズラズラ並んでいる。褒めている理由の第一は古典ミステリーへのオマージュで、第二がストーリーとキャラクターのユニークさのようである。
少数の低評価レビューもあり、ネタバレ失礼、ネタパクリ下手、プロット崩壊などが指摘されているようである。
で、本書については、何を書いてもネタバレになりそうなので、プロット、キャラクターは面白かった、でやめておく。主人公の亡妻クレア、作家の妻テス、女店員エミリーの3女性が特に印象的だった。
原書レビューの中に、主人公と女性FBI捜査官グウェンは恋愛関係にあるほうがいい、という意見があった。賛同する。
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)より
4488173098
No.2:
(3pt)

ミステリマニアに捧げる小説?

最初のほうは、登場人物が主人公マルコムとFBI捜査官の女性だけで、霧の中を進んでいるような気分にさせられる。マルコムに隠し事があるようで、「信用できない語り手」の構図。小説中に出てくる8つのミステリー小説やさまざまな映画がみたくなる。あとから、登場人物がどんどん増えてきて、整理するのが大変になる。後半は余韻を持たせた映画的エンディングになるが、あざやかに決まったとは言い難い。
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)より
4488173098



その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク