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8つの完璧な殺人
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8つの完璧な殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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古書店を営む内向的な主人公、陰鬱な過去、ミステリへの愛、ネコ、魅力的な 事件。 途中まではハラハラドキドキ楽しみました。 後半は…へ~。ええ~?ふうーん。 この作者の別の作品を読むことはなさそう。 この本よりも作品で挙げられてる8つの作品を読む/観ることを強くオススメします! | ||||
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8つの古典的なミステリー小説を題材にとった殺人事件というモチーフだけでだらだらと書いた小説。 ミステリー小説で、犯人や探偵が馬鹿だと、それだけで駄作と言い切って良いと思う。 いい加減でご都合主義のプロットに、読者への言い訳じみた独白と、なんとも詰まらない結末。 こういう作品を「ベスト」に挙げるしかない時点で、この分野が衰退しつつあることがよく理解できる。 | ||||
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出だしの展開に沿えば、何か起きるのではないかという期待を持たせるが、途中から失速し、最後はこんなものだろうというところ。 | ||||
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日本人好み(すみません)の捻ったサスペンス本格ミステリーの秀作を書き続けるピーター・スワンソンの2020年の第6長篇の本邦初訳。原題は訳題に同じ。スワンソンは第1〜第5長篇まで、すべて日本語訳がある。 冒頭に断り書きがあるように、本書は古典的ミステリー8作品の内容、犯人をばらしています。まあ、欧米ミステリーファン・マニアの方々はあまり気にされなくてもよいと思いますが、未来のミステリー読者界を背負う小学生・中学生・高校生の方々は、図書館や書店でこの本を見つけても、すぐに読むのでなく、アガサ・クリスティ「アクロイド殺人事件」「ABC殺人事件」、A.A.ミルン「赤い館の秘密」の3作品だけは、先に読んでおくことをお勧めします。(図書館にあるはずです)。読書人生における重要な楽しみを失わないためです。 さて、本書は原書の評判もよく、原書アマゾンレビューでは現在4002件の評価が入っていて、★★★★となっている。レビューも178件あり、★★★★★や★★★★のレビューがズラズラ並んでいる。褒めている理由の第一は古典ミステリーへのオマージュで、第二がストーリーとキャラクターのユニークさのようである。 少数の低評価レビューもあり、ネタバレ失礼、ネタパクリ下手、プロット崩壊などが指摘されているようである。 で、本書については、何を書いてもネタバレになりそうなので、プロット、キャラクターは面白かった、でやめておく。主人公の亡妻クレア、作家の妻テス、女店員エミリーの3女性が特に印象的だった。 原書レビューの中に、主人公と女性FBI捜査官グウェンは恋愛関係にあるほうがいい、という意見があった。賛同する。 | ||||
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最初のほうは、登場人物が主人公マルコムとFBI捜査官の女性だけで、霧の中を進んでいるような気分にさせられる。マルコムに隠し事があるようで、「信用できない語り手」の構図。小説中に出てくる8つのミステリー小説やさまざまな映画がみたくなる。あとから、登場人物がどんどん増えてきて、整理するのが大変になる。後半は余韻を持たせた映画的エンディングになるが、あざやかに決まったとは言い難い。 | ||||
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終始、ミステリー専門店店主マルコムの一人称で語られている物語。 町で起こっているいくつかの殺人事件が、約10年前にマルコムがブログを通してリストアップした「犯罪小説8選」の中で行われているものと似た手口とのことで、彼の元へFBI捜査官が訪ねて来る。 被害者の一人はマルコムの店の常連客でもある。犯人はマルコムに関連する人物なのか―――? マルコム自身のこれまでの人生、性格の自己分析、亡妻が抱えていた問題と彼の対応等が要所で語られる。 基本的には穏やかでとてもやさしい人物だ。周囲の人々に対しても「猫」に対しても。 彼は半分後悔しているが、数年に渡る妻への対応は、彼のようなやさしい人間なら、長年の夫婦だったら、実際ありうるのではないかと思う。だが確かに厳しいものだ(私だったらありえないだろう)。 そして問題はこれをきっかけとして発展していく―――。 終盤までどう展開していくのかわからず、ページをめくる手が止まらなかった。ピーター・スワンソンの著書は全部読んでいるが、いつもそうさせる力がある。 難点をあげるなら、クライマックスシーンの都合のよさ。このような詰めの甘い点は、彼の作品で何度か感じている。この辺りをもう少し自然に描ければ、もっといいのだが。 この物語はあるひとりの人間の生きざまを語っている。 古くからの有名作家によるミステリー小説が何作も一部題材にされているとのことだが、それらを一冊も読んでいない私でも、本作を愉しむことに差し支えることは何もなかった。 巻末の千街氏による解説は、他の著書をこう織り込んでいるという内容がほとんどで、まるでパクリとも取れる(一応オマージュと表しているが)。さらに「著者は本書の読者として、この九冊の全部とは言わないまでも大半は読んでいるであろうミステリマニアを想定しているのだ」と断言している。 私はそう思わない。この物語の要点はそこではない。 他作家の作品の「オマージュ」に関心を抱く読者はいるのだろうか? スワンソンはそれを読んでほしくて書いたのだろうか? 読む側にとって受け取り方はそれぞれだが。 | ||||
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